感動しまくりツーリング【紀伊半島ライド②】
とても楽しくて、感動がいっぱいのツーリングだった(*´∀`*)
冬でも和歌山の紀伊半島は素晴らしいってことがよく分かった。
本州最南端にゴールできたので、そこまでの様子を書いてみる(/*´∀︎`)o
朝。
6時に勝手に目が覚めた。
昨日の疲れが残っていない。
身体は調子が良さそうだ。
激しいアップダウンを走るので、身体が元気なのが嬉しい(´∀`*)
自転車にまたがり、乗り始めても快調ペースだ。
今日も寒波さんのおかげで、ものすごい追い風が吹いている。
ペダルを踏む脚を止めても、全然減速しない。ちょっとした坂道でもそのまま登れてしまう。
追い風効果とDura-Aceホイールの恩恵だろう。高性能な機材に助けられるツーリングになりそうだ。
1つめの目的地は白浜。
美味しいお魚とキレイな景色が見れるという情報を得たから行ってみることに。
しかーし、
白浜の風の強さは半端じゃ無い!
寒波さんの強風と、白浜独特の強烈な海風で揉みくちゃにされる。
風向きなんてあったものじゃない。時間と場所が少しでも変われば、風向きはバンバン変わる。天気予報では風速11m/s(39.6km/h)らしいが、それも納得できる。
そんな中、着いたのがここ!
とれとれ市場ヾ(*'▽︎'*)/
和歌山県民みんなが来るスポット。これでもかと魚が売られている。
僕はこれを食べに来た!
ハマチの刺身と鯛の煮付け∑︎d(*゚∀゚︎*)
もう、美味しいったらありゃしない…!
ハマチの刺身は、ぷりんぷりんで美味しい!身がよく詰まっている( ˙༥˙ ) 瀬戸内海のお魚に似てる気もするなあ。
鯛のおかしら煮付けは、よ〜くお味が染みてて美味しい(*゚∀゚*) ほろほろと崩れる身が良い。
寒い風の中を走ってきた甲斐があったもんだ。
ただあまりにも身体が冷えているので温泉へ。
白浜温泉!
26日は風呂の日で、750円→550円で入れることに。ラッキー( ・ㅂ・)و
ここの露天風呂からの景色が素晴らしかった。
白浜から紀伊半島がずーっと見える。
今日走ってきた道が一望できるので、なんだか誇らしくなる∑︎(*゚∀゚︎*)
ここはオススメのお風呂ですよ。
あと筋肉のアイシングとして、水風呂にも入るよ!
温泉を満喫して、外へ出ると気になる看板が…。
三段壁?千畳敷?
なにやら面白そうな場所だ…。
行ってみよう!
途中に白良浜(しららはま)という看板を見つけたので、そちらに向かってみる。
なんじゃこれ!
めちゃキレイ!
真っ白な砂浜。青い空と海。
ここは南国だ(´∀`*)
ただバカみたいに風が強い。
風に巻き上げられた砂がビシビシ当たって来る。「ひぇー、イタタタ」と悲鳴をあげるが、風切り音で自分の声さえ聞こえない。
白良浜は恐ろしいところだ。痛みに耐えないと、美しい浜辺を見せてくれないとは…。
以前聞いたことだが、白浜の砂は海外から輸入しているらしい。が、それも納得。この風で砂全部が吹き飛んでいってしまうからね…(´Д`||)
やはり風強い。
白良浜からすぐに千畳敷が…!
うおおお、いいね、いいね!
波に削られた岩々が美しい。荒れた海だから、こんなにキレイな景色を生み出せたのだろう。良いものをみれた(*´ω`*)
次は三段壁。
これもまたいい景観だ。
真っ直ぐ切られたような岩が素晴らしい。いまも海はこの岩を削り続けていると思うと感慨深い。歴史に立ち会っている感覚になる。
ほんとに自転車はフットワーク軽く移動できて楽しい。ふらふらと気が向く方へ行けるのだ。
今回も白浜へなんとなく来たけど、価値ある場所だった。
ぼくは和歌山の海岸線が大好きで、何度も立ち止まってしまう。
雪も止んで晴れてきた。海は輝き出す。
景色にテンションを上げ、走っていた。
すると、工事中らしくトンネル内は片道通行らしい。
工事のお姉さんから声をかけられる。
お姉さん「悪いけど、ちょっと速めに通ってくれる?」
ぼく「いいですよー」
お姉さん「後ろから車が来ないように止めておくから」
ぼく「分かりました!飛ばしていきます!」
つまり、前からも後ろからも車が来ない状態でトンネルを通れるのだヾ(*>∀︎<)ノ゙うおおお、これはオモシロイ!
ひとりトンネルスプリントが始まった。
1000mのトンネルを駆けていくのは気持ちいいいい!!
トンネル内の作業員さんにも応援されている感覚に陥り、さらにペダルを回す回す!
ゴーール!トンネル抜けた〜!
ツールドフランスでゴールしたように清々しい気分だ。ふおおおお!
…
このあと3km先にも同じ工事があり、
またトンネルスプリントをして疲労困憊になりました…(ノ∀︎;`)アホかな。
「紀伊半島は山岳ステージなのに、トンネルスプリントなんてバカなことするんじゃなかった」と後から後悔する。
さらに進んで行くと
どん
どどん
きた!紀伊半島のアップダウンコース!
謎に一旦下って、すぐに登るやつだ。
この理不尽さがたまらない…!
「もう勘弁してくれ、坂を無くしてくれ」と頼んだところで、無慈悲に延々と続く坂。
これが大好きだ!(ドM思考
本州最南端のまち串本町から50km圏内には坂しかないのだ。
だがこれでいい。これを求めてやって来たのだから。
けど苦労した分だけ、きっちり綺麗な景色を見せてくれるのが、紀伊半島のイイトコロ。
くぅ〜〜たのしいっ!!
脳内物質ドバドバで登りと下りを繰り返す。
平坦なんて無いけど気にしない。
すこし疲れを始めた時には、機材に助けてもらってる感覚を覚える。
登りで踏み込めないときに、ギアを落としゆっくり登ればツラくないのだ。たいして減速もしないし負荷もかからない。らく〜に登れるのだ。
今回はヒルクライム用アセンブリにしていて本当よかった。
おお、あれは本州最南端の半島だ。
もうここまで来れたの?って思ってしまう。きっと頭がおかしくなっている。
半島へとハンドルを切り、最後の坂をガシガシ登る。途中にいい景色が…。
珍しい地形!
細いところに家が密集している。
この地形は実は、
このくびれた地形なのだ!
地図を上から見下ろせた感覚で楽しい。このくびれた地形ってなんかエロいね(^q^)
おおおお、奥には灯台が見える。もう少しで最南端だ。
以前にこの灯台に来たことがあって、灯台から見る景色が格別に素晴らしかったんだ。
今回も灯台から見れると思うとワクワクする。
Oh...閉まってる…。
16時までの営業らしく、間に合わず…。
くぅー、惜しいことをした。
ここで諦めきれないぼくは奥の道へ進んでみる。
鯨山見?なんだこれ、いってみよ。
おお、いい!太陽も岩も!きれいなあ!
昔ここで鯨漁が行われていたそうな。ここの鯨山見という山から鯨を見つけ、この入り組んだ入江へと追い込み漁をしたそうな。すごい。
さあラストスパート!
太陽が落ちる前に最南端地点へと向かう!
なんとか間に合え、と急ぎながらひた走る。
アップダウンを越えようやく…
うおおおお、本州最南端にとうちゃああく!
着いたああああヾ(*'▽︎'*)/
空も雲も美しい!やった!
あぁ、来てしまった(*´∀`*)
ものすごく充実感を得てしまう。
頑張ってよかった…よくやったよ…。
ただ自分を褒めることしかできない。
本州最南端から見る夕陽は格別だ。
ひとりで感慨にふけっていると、おじさんに声をかけられた。
おじさん「え、自転車で来たのか?すごいな〜。今日ほど寒い日はなかなか無いよ」
ぼく「はい、頑張って来ました」
おじさん「今朝は、墓の花さしの水が凍ってたんだよ。13年ここに住んでるけどこんなことはなかった」
ぼく「…ははは」
どうやらぼくは過去13年間で一番寒い日に来てしまったようだ(゚∀゚︎)・∵︎. ははは。
今日のツーリングは、今まで一番感動が多かった。
なんとか天気に恵まれ、知らない人に元気をもらって、すごく楽しめた。
ツイッターでも色んな応援をもらえて嬉しかったし励みになった。
最高のライドだったなあ。
疲れてすぐに寝てしまった。
3日目はここからどうぞ('∀︎'*)
寒波に揉みくちゃにされたった【紀伊半島ライド①】
2018年1月25日
今日が紀伊半島ライドの1日目(`・∀︎・´)
ついに旅が始まると思うとドキドキする…
この日はたまたま、ロードバイクを買って半年の日だ(*ノ・∀︎・)ノ
ちょうどいい記念ライド。
午前中には修士論文を書いていたので、昼から出発!
プランとしてはノープラン✌︎('ω'✌︎ )
海沿いを走ること。
美味しいものを食べること。
ぐらいしか考えていない。
宿も予約してないし。(そのせいで苦労することになった笑)
輪行で和歌山駅まで向かう。
たった860円で堺市から和歌山市へ移動できるのは嬉しい。
この区間は、以前にクロスバイクで走って苦労したコースなのだ。
岸和田を含む泉州のドライバーは荒れた運転をする人が多い気がする(((( ゚Д゚))))
電車に揺られ…13時ごろ和歌山駅に到着!
しかし、問題が起きた……キップを無くした…
/(^o^)\
結局また860円を払うことに。旅でトラブルは必ず起きることなので特に気にはしない。うん、気にしてないんだ(ノ∀︎;`)
さて、はじめは、和歌山の友人のオススメのお店へ向かう。
和歌山ラーメン∑︎d(*゚∀゚︎*)
「丸三そば」というお店。地元の人が次々に入店してくる。
味は、ねっとり系。こってりよりも濃厚なスープに細麺がよく合う。ちょっとクセがあるけど、これはやみつきになるやつ。美味しい( ˙༥˙ )
腹ごしらえも済ませて、お店を出てみてビックリ!粉雪が舞っている(゚∀゚︎)・∵︎.
南国の和歌山だと思って来たのに、まさか雪が降るなんて…!さすがは「記録的な寒波」さん、強いっす。
(記録的な寒波=カンパ スーパーレコード、と変換されるチャリ脳です)
この寒波さん、今回のツーリングにおいては超強力な味方になった。
そもそも寒波とは、
ユーラシア大陸の上空の冷気が偏西風に乗っかって日本にまでやってくる。
日本に強い北西の風を吹かせるのだ(*゚▽゚)ノ
和歌山市から潮岬へ向かう時には、強い追い風となりツーリングのアシストをしてくれる!!ひゃっほい!!
紀伊半島はアップダウンまみれなので、このアシストはとっても助かる。
実際走り出してみると、30km/hがキツくない。スルスルとペダルが回るのだ。楽しい!
常に風速6〜8m/s(21.6〜28.8km/h)の風が吹き続けている。自分の脚が剛脚になったと勘違いするぐらいだ。うん、いい調子だぞ。
雪が本降りになってきたけど気にしないぞ!
紀伊半島を走るなら42号線を通るのがベスト。海沿いで走れるし、一本道で分かりやすい。
ただトンネルが多いルートでもある。
200mぐらいの短いトンネルが連続している。
リアライトは必須だし、なんなら昼でもリアライトを常時点灯させておくのがいいかも。
明順応・暗順応でドライバーからは一瞬、自転車がいないように見えてしまうからね。
そしてトンネル内の路面状態はたいてい悪い…(´・ω・`)
ガタガタで穴だらけだ。
欠けた白線の上を走るのだがこれがまたスリリング!うひょー!
なにやら気になる海道を発見。
有田みかん海道…?
面白そうなのでハンドルを切ってみる。
おおおお!さすがは海道と言うだけあって、海の間近を通れる!
ツーリングにぴったりな道で嬉しい(´∀`)
ただ今日の天気は雪。
いまいち綺麗に見えないのが残念(´ᴖωᴖ`)
さてさて、気になっていた地区へ到着!
ここは醤油発祥の地の湯浅町。
800年前に醤油づくりが始まって、まちは陸運と海運と河運で、栄えてきたらしい。
今でも古い街並みが残っていて、イイ雰囲気(*´∇`*)
けど、さびれている印象も感じる。
どこの店も閉まり、人通りも全然ないのだ。
唯一見学できそうな建物へゴー。
ここが醤油の資料館として残されているんだろうなあ。
ひっそりとした湯浅町に別れを告げ、ひた走る。
この日は14時から走り始めたので、すぐに夜になってしまう!
少し焦りながら漕ぐ。
写真奥にガードレールが見えるだろうか?
あれが坂の一部でしかないのです。
で、で、でたー!紀伊半島名物の坂!!
これが無くちゃ紀伊半島ライドじゃないよね'`,、('∀`) '`,、
なかなかにキツイ。けどこれが楽しいんだ!
雪の中をエッチラオッチラ登り、峠の上に。
雪がすごいことになっている。
寒波さん仕事し過ぎ。
こんなに雪を降らせなくてもいいんだよ?ここ和歌山だよ?
天候に文句を言ってても仕方ないので、雪のダウンヒルを決行!!
「ぶわーはっはっは」と山賊みたいな笑い方で下るしかなかった。
寒いってレベルじゃない!全てが凍りそうだ。
叫び続けて、自ら頭がおかしくなりに行くしか無かった( ´゚ω゚)
ダウンヒルを終えた時にはガクブルだった。
「生きて山を降りれて良かった」としか思えなかった。補給食のブラックサンダーが凍って、石のように固かった。笑った。
また走り、なんとか体温を戻した。
1日の最後の楽しみはこれだ!
海沿いの夕焼け。
ずっと曇り空だったけど、最後に寒波さんが夕焼けを見せてくれた。ありがたい!
夕焼けを堪能する。
さて、ここからが問題だ。宿を取っていない…(´・∀・`)
暗くなる前に宿へ行きたい!Googleマップで宿を調べて電話!
10件以上のホテルに「満室です」と断られる…。゚(゚´Д`゚)゚。
後から調べてわかったが、この時期は鯛やチヌ釣りのシーズンらしく、釣り客で宿はいっぱいになるらしい。
30分以上、寒さに震えながら検索&検索でようやく一件見つかった。予算の倍はするけど、構わない!あったまりたい一心だった。
宿に着くとホット一息つけた。
こんなにも部屋が広いとは…!
ストレッチが捗りそう笑
周りには居酒屋しかないとのことで、晩御飯はA-coopへ。
田舎によくあるスーパー。だが、ぼくは結構好きなのだ。海沿いには美味しいお魚がいっぱいあるし。
豪遊じゃー!!今日の自分へのご褒美として、食べたいものを食べたいだけ買った。
明日に疲れを残さないようにしてストレッチをしてから寝る。
明日は晴れるといいなあ…
2日目はコチラ(ノ*'ω'*)ノ
↓↓
わくわくの出発前(*´Д`*)【紀伊半島ライド 準備編】
今回は和歌山県から三重県にかけて、紀伊半島ライドをするヽ(´▽`)/
Qなぜ1月の寒い時期にツーリングへ行くのか?
A行きたいから!(脳死)
暑くとも寒くとも、行きたい時に行きたい場所へ行く。It's シンプル。自分の欲に従ってしまえばいい。
しかし、1月の4週目から「記録的な寒波」が日本にやってきたのだ。全国的に雪が降り、東京でも積雪が20cmもあったという。
外は冷蔵庫。朝なんて空気さえも凍っているぐらい寒いのだ。
寒いのは好きじゃない、けどどこかでツーリングしたい。
凍結がなく比較的あたたかいところ。天気も良く走っていて楽しいところ。
選ばれたのは紀伊半島でした。
和歌山と言えども、この時期は最高気温3℃、最低気温は-1℃だ(((( ゚Д゚))))
十分に暖かい格好をしていくことに決めた。
寒いツーリングは嫌だからね。
こんな格好で自転車に乗る
サイクルジャージ、ネックウォーマー、スウェット×2、メリノウールインナー×2、短パン、タイツ×2、靴下、パールイズミのグローブ(5℃対応)、SPDビィンディングシューズ、パールイズミのシューズカバー(5℃対応)、一眼レフ(たすき掛け)
サドルバッグ
靴下×3、パンツ×3、タオル、充電器、歯ブラシ、財布、SDカードアダプター(SDカード内の写真をiPhoneへ保存させるケーブル)
ツール缶
チューブ、タイヤレバー×2、携帯工具
フレームバッグ
自転車カギ、補給食、モバブー
その他
輪行袋、ヘルメット、携帯ポンプ、ライト、リアライト
ざっと荷物はこんな感じ。
今回は大型サドルバッグではなく、中型のオルトリーブLのサドルバッグを持っていった。大型サドルバッグでは、ダンシングしたときに左右にふれてしまい走りにくいのだ。
荷物を最低限に留めたから、中型のサドルバッグに入りきったし‹‹ヽ(´ω` )/››
さて、紀伊半島とはどんなところなのかを、すこし説明したい。
ぼくは1年半前にクロスバイクで紀伊半島を走ったことがある。もうエゲツなかった。
延々とアップダウンを繰り返している。50mほどの高低差が続くコースをずーーっと走ることになるのだ。平坦なんてあればラッキーなほど。
個人的には、乗鞍岳(自転車で行ける日本一の高い山)のヒルクライムよりも体力が必要なコースだと思う。
さらに海沿いで風が無茶苦茶に強い区間がある。もう進まなくなる。
紀伊半島ライドとは、ドMライドなのだ₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
(けど景色は最高だから、今回また行くんだ)
そんな超ヒルクライムコースを走るために、色々と準備はしてある!
ヒルクライム飛び道具と言われるDura-Aceホイール9100-c24
軽量チューブのパナR'AIR
ギアは11-32Tの乙女ギア
50-34のコンパクトクランク
登りに特化したアセンブリにしてある٩(ˊᗜˋ*)و
ああ、楽しみだ!紀伊半島!
海と山。
山がそのまま海に沈んだような景色。
朝焼けと夕焼け、星空。
どれも素晴らしい景観に違いないだろう。
その想像をしているだけでも、ツーリングは楽しいのだ。
さて、実走編は次から!
1日目(。っ・ω・´)っドゾォ!!
【乗鞍岳チャリ旅2日目】期待の朝日と高山
ガバリ。朝5時に起きた。
乗鞍岳からの朝日を見に行くのだ(*゚∀゚*)
宿ではみんなが起き出して準備をしている。僕以外はみんな登山するみたいだ。
廊下でおばちゃんに「あんたそんなシュッとした格好で寒くないの?」と声をかけられる。きっと関西のおばちゃんだろう(笑)みなさんガチな装備をしているので、心配してくれたんだと思う。
僕はモンベルのメリノウールを二枚重ねしてるので多分大丈夫だ。
いざ出発!
なんじゃこりゃあ(((( ゚Д゚))))
どこの異世界だよ…。
真っ暗だ。路面なんてまともに見えない。しかも風がめちゃくちゃ強い。
追い風が強すぎて、坂は漕がずに登れるぐらい。20m/sはあるぞ、これ(;゚Д゚i|!)
こんな悪天候じゃ朝日なんてほとんど見えないんじゃないのか。
でももしかしたら雲の切れ間から朝日が覗くかもしれない、と期待を込めてポイントへ向かう。
朝日が見えない。
全然見えない。
雲はどんどん流れて行くのだが、朝日はちっとも見えない…。・゚・(´□︎`*)。・゚・
朝日を見たいがために、山頂のお宿に泊まったのに…
がっかり。
違うポイントへ移動してみて粘って、天気が好転するのを待つ。が、やはり変わらず。
まあ山頂から存分に雲を眺めることができたから良しとするか。
山際の雲も美しい。
山肌に沿って、雲が山頂まで登り、また山頂からくだっていく。それがまた速いのなんの。こんな景色もなかなか見れないのだ。
しかし、気温は低いはずなのに全く寒くない。
ちゃんと防寒してきて正解だった。
フォロワーさんに「下りで自転車が震えてた。寒すぎて自分の手が震えて、自転車まで震えて怖かった」と教えてもらっていたので、万全の格好をしてきて良かった。そのフォロワーさんは次の日風邪を引いたそうな。乗鞍岳の寒さは格別だ。
宿へ戻り美味しい朝ごはんを頂く。もう雲は晴れそうにないので、すぐに山を降りることに。
すさまじいスピードが出る。こわいこわい。
標高1000mぐらいでは綺麗に紅葉していた。
この写真が気に入って、部屋に飾っている。
乗鞍岳のゲートを出たら、一気にダウンヒル。緩やかな下り坂が30kmほど続くのだ。
35km/hでひた走る。気持ちいい(/*´∀︎`)o
が、ここでグローブを落としたことに気づき、舞い戻る。
45分ぐらいロスしたけど、無事に見つかってやれやれε- (´ー`*)
ホラー人形。
目がイッチャッテルヨ…。
高山到着!ここからは観光じゃい!
高山は何回も来ているけど本当に好きなところだ。和の空気を残しながらもセンスのいいお店がいっぱいある。ただ歩くのも楽しかったりする。
ひとまずは、自転車をどこかに置きたい。
適当に見つけた駐輪場に入る。誰もいない。
中に張り紙があり、電話すればいいらしい。
僕「駐輪したいです」
駐輪場のおっちゃん「ええよ、どんくらい置くの?」
僕「3時間ぐらいです」
おっちゃん「わかったー」
僕「お金はどう払えば?」
おっちゃん「3時間ぐらいなら要らないわー」
僕「え…、ありがとうございます!!」
おっちゃん「はいはーい」
なんてことだ。優しいな、おっちゃん!
駐輪場のおっちゃん、ありがとう!
ご好意に甘えて置かせてもらう。
まずは腹ごしらえ。
高山ラーメン。
純和風の中華そば。素朴で家で作るラーメンのようで安心できる(*´∇`*) 美味しいのでみんなに食べて欲しい。
高山ラーメンでは豆天狗というお店がオススメ。おいしい。
宮川朝市。
来た時には昼過ぎだったのでどこも店じまいしていた。なんとなくの雰囲気分かったし良しとしよう。
お団子。
橋のたもとにあるお団子屋さん。高山来たらここのお団子を毎回食べるのだ。高山では醤油で焼いてあるので、しょっぱくて美味しい。
観光地として栄えている。
山から降りてくるとちょっと暑いかな。
「君の名は。」の三葉さん!
えるたそー!
高山が舞台になっているだけあって、「氷菓」のポスターがあちこちに。
イイ('∀︎'*)
氷菓の漫画に出た呉服屋さん。
ちょっとした聖地巡礼だ。 漫画も読んでみたいな(使命感)
さて、高山も満喫した。
乗鞍岳の2日目は残念だったけど、1日目は最高に楽しかったからいい旅だ。夕日や朝日、星空はまた来た時のお楽しみにしよう(*´꒳`*)
ばいばい、乗鞍岳と高山。
おわり。
【広島&山口旅 3日目】大失敗のライド
広島から大阪へチャリ旅をしてきた!
って書きたかったんだけど、失敗してしまった。・゚・(´□︎`*)。・゚・
今回のブログは、今後に同じ失敗をしないための忘備録として書こうと思う。みなさんのチャリ旅の参考にもなればうれしいなあ(*´ー`*)
広島へは卒業旅行として、大学同期の人たちと来ていた。最終日にみんなとお別れして、1月8,9日に大阪へロードバイクで帰ろうと思っていた。
ざっくりした計画では、
8日に呉観光して瀬戸内海の海を見にいき、岡山で一泊。9日には大阪までチャリ旅する。
という感じ。
そして、8日朝。
カプセルホテルで起きた僕は、なんだか疲れが取れずにいた( ´ Д ⊂︎ )
2日連続でがっつり観光し、歩き回ったことと寝不足がたたって、身体に負荷がかかっていたみたい。
みんなとの卒業旅行の高揚感で熟睡できず、なんだかボーっとしていた。おまけに喉が痛く寒気もする。
「これはやってしまった」
寝ぼけた頭でなんとか対策を考えてみる。
ポカリを飲み、菓子パンを食べ、布団にくるまる。喉を潤して、エネルギー補給をし、体温を下げないようにする。
30分ほどすると次第に身体は回復してきた。
よかった、これで走りに行ける!
意気揚々と準備し、カプセルホテルを出る。
しかし前々からわかっていたが、この日は全国的に雨。広島も小雨がシトシトと降っていた。
まあ雨に構わず行けるところまで行こう、と決めて出発(*ノ・∀︎・)ノ
さて、チャリ旅はじめるよー! pic.twitter.com/tIQOh7JzXM
— りっけい (@rikkei2) 2018年1月8日
走り出してみると快調だ!骨折した手首も痛くない。脚もよく回る。なんだこれ、たのしいいい!!
手首骨折のせいで、実に2週間ぶりにロードバイクに乗るのだ。ロードバイクを買って以来、2週間も乗らなかったことなんてない。
ずっと乗りたい欲で悶々としていたのだ。
うひゃーー!ロードバイク最高じゃないか!
テンションアゲアゲで広島市内を走り抜ける。朝の体調の悪さはなんだったのか。このまま大阪まで一気に走り切れるぞ、と本気で思っていた。
30km/h維持で走っても辛くなかった。
今までこんなにも調子が良かったことなんてない。
冬の基礎体力作りで、ランニングと筋トレと柔軟をしっかりやっていた効果が表れた、と思った。もう怖いものなしの状態。チャリダーズ・ハイに入っていた\٩( 'ω' )و //
あたりにも気持ちよく走れていたので、呉を飛ばしてしまった。呉を通らず大阪までプチキャノボをしようとしたからだ。
せっかくフォロワーさんに、昼ごはんのお店を聞いていたのに勿体無いことをしてしまった。また次の機会で行ってみよう。
雨で体が濡れる。特に山間を走ると雨足も強くなりびしょ濡れに…(›´A`‹ )
気温は5度。寒い…。
ということで、昼ごはん。
とり天定食じゃー!
ここのてんぷらは最高に美味しい…!
注文したら目の前で揚げてくれるのだ。もうアツアツで冷えた身体も温まるんだよ(/*´∀︎`)o
関西で有名な「天ぷら 大吉」を何回か食べに行ってるけど、そこと同レベルぐらいだった。ウマーε- (´ー`*)
大満足の食事を終えて、席を立とうとするも…身体が動かない…
完全に疲れ切っていた。気付かずに雨の中を走り続けていたんだ。もうこれには困った。
一気に大阪へ行くか、最低限は岡山で一泊して大阪を目指したいところ。
どうしていいのか分からなくなってしまった。無理して走っていれば治るかもしれない。岡山まで輪行して一泊すれば元気になるかもしれない。それとも、大阪まで輪行する…?
判断力が落ちていることに気づいた。
これはダメだ。判断力がないなら、最も安全な方法で家へ帰ろう。
ツーリング中に学んだことのひとつがこれだ。
判断力がないなら、判断しない。一番安全に帰れる方法を取るのみ。リスクヘッジは大事(´ω`)
ということで、尾道駅から輪行で帰ることに。
尾道駅から輪行で帰ります
— りっけい (@rikkei2) 2018年1月8日
雨と体調不良で残念ながらDNFです。・゚・(´□︎`*)。・゚・ pic.twitter.com/mVX1zkZMQC
しかし、思い残した場所がたくさんある。
呉、とびしま海道、尾道、かきしま海道。できれば赤穂にいって温泉にも入りたかった。
「ツーリングは思い残した場所をあえて作って次の機会まで取っておく」、ということを考えいるけど、ここまで思い残すことがあるとは(ノ∀︎;`)
まあまた来ればいいさ。
新幹線代をケチって5時間かけて、大阪まで帰りました。その間濡れた服で身体を大いに冷やした。
このあと大風邪を引いて、まる4日間寝込みました(´;ω;`)リスクヘッジするなら、朝の体調が悪い時点で、輪行で帰ればよかったんだなあ笑
おわり。
【広島&山口旅 2日目】錦帯橋とご馳走
旅の2日目、この日は山口の観光!
有名な秋吉台、萩、下関は遠くて泣く泣く断念。広島から出発だと遠いのよね…
またの機会にぜひ訪れたい!!
てことで、広島から割と近い錦帯橋へ!
(と言っても、市内から1時間半ぐらいかかるけど)
錦帯橋!
日本三大奇橋にも選ばれている。なんでこんなカタチになったんだ?笑
小学生のころ、サザエさんで見た記憶があるので微妙に既視感があって笑えた。
しっかり作り込まれている。大工さんの仕事ぶりが出ている。
カッコいい立ち姿。
斜度は13°、つまり23%の激坂だ。
坂を見るとつい測りたくなる。
錦帯橋を後にして、電車でさらに1時間かけて着いた先は
ふーぐー\\\٩( 'ω' )و ////
ふぐのから揚げ。うまい。
ぶりの刺身定食。
ここは鐘楼亭というお店。オヌヌメ。フグ料理にしては安いし、ボリューム多いし、お味はとってもいい(*´∇`*)
つづく。
【広島&山口旅 1日目】宮島
行ってきました!
広島&山口(*´∀`*)
以前からずーっと行きたくて行けなかった場所。そこへ大学の同期だった人たちと、大学院の卒業旅行として、行ってきました!
さて、今回の旅の行程はこんな感じ↓
1日目 大学の同期と広島観光
2日目 大学の同期と山口観光
3日目 1人でチャリ旅して呉市の観光
4日目 チャリ旅ながら大阪へ帰る
そんなわけで、大阪から輪行で広島へ!
輪行も何回もやればサクッと詰められるようになった( •̀∀︎•́ )✧︎ 今回は15分で詰められた。
新大阪駅まで40分。電車内で人がいっぱいだと気をつかう…自転車持ち込んでごめんなさいって気持ちになる。
そして新大阪。
新幹線さん。広島までよろしくね。
新幹線に乗る瞬間が一番わくわくする!まだ知らない土地へ行ける期待感と、これからどんなことが起こるのかったらことが楽しみになる。
旅の可能性をぐっと広げてくれるのが鉄道だろうなあ( ´ ▽ ` )
素晴らしい。
1時間半もしないうちに広島駅に到着!
広島市さんおっすおっす!
自転車は駐輪場へ預けておく。ちゃんと係員さんが居るしっかり駐輪場で安心できる。
さて、メンバーと合流したところで、
広島のお好み焼き〜(*≧∀≦*)
インペリアルという名前のお好み焼き‹‹(´ω` )/››
なんでも「最上級」との意味があるとのこと。
豪勢です。中身は、カキ、えび、豚、が入っていてものすごく贅沢なお味。麺パリパリでおいしいです。ごちそうさまです。
腹ごなしに平和公園まで歩く。ずっと天気が良く、歩いていて気持ちがいい。広島は割と暖かい気がする。
平和公園。
原爆ドーム。
初めてここを訪れた。
小学生の頃は「はだしのゲン」を何回も読んでいて、ずっと行きたいと思っていた場所だ。この上の空から原爆が落ちてきた。
この川もこの土たちも大昔からここにいて、原爆をも見てきたのだろう。どんな光景が広がっていたのかは想像するしかないが、きっとそんな想像を超えるおぞましい一帯になっていたんだろう。
そしてなにより、原爆ドームと自分たちを一緒に撮ることが、なんだかイケナイことのように感じた。
悲しい歴史の象徴。人類が作るべきでない遺産を作ってしまった。そんな風に捉えていた。
だから、観光地として笑顔でピースして写真を撮ることなんて、できない。
さてさて、この日の目的は宮島だ。
平和公園内からボートが出ている。45分ほど乗っていれば宮島へは到着できる。
宮島の玄関口。
敷居の高さをあらわす立派な建物。世界遺産として世界から人が集まるのだから、威厳を出すためにも大きな建物を建てるんだろう。
島の中を散策。
観光客が国籍関係なく集まっている印象。みんなが楽しそうに歩いているのを見て、僕も楽しくなってくる(´∀`=)
食べ歩きタイム。
もみじ饅頭。
お店のお姉さんオススメのクリームチーズ入り。和洋折衷のお味でおいしい(о´∀`о)
揚げもみじ。
サクッ、ふわっ。美味でございます。和菓子がとてもおいしい。
宮島といえば厳島神社である。例の鳥居が大変有名である。
それが
どーん。
どどーん。
言うまでもない 。
…美しい!!
主柱はそれぞれ、1本の木をそのまま使っているようで、あえてまっすぐに加工していない。自然の木のまま使っては建てにくいだろうに。職人のこだわりなんだろうか。
しばらくお茶をする。
また鳥居に戻ると、
干潮だ 。
鹿さんと鳥居。
この写真が大変気に入っている。いい瞬間を撮れた(*^ω^*)
そして海と空を眺めるだけでもずっと居られると思う。瀬戸内海は美しいのだ。
イケメンはモテる。
宮島は本当に面白いところだ。
島を探検したり、お店を覗いたり、食べ歩きしたり、写真を撮ったり、お茶したり、いろいろと楽しめる。
歴史や地理を知っていたら、もっと楽しめるだろうなあ♪( ´▽`)
2時間半ほど滞在したが、まだまだ遊べる。次来るときには丸一日空けて遊ぼうと思った。
宮島ありがとう。楽しかったよ。
山あいに囲まれた瀬戸内海はやはり美しい。南中高度が低い太陽とのコラボがとっても綺麗だ。空と海と太陽と山。見事にマッチしている。大好き。
また平和公園へ帰ってきた。
夜の原爆ドーム。
今夜のお宿は、エアビー(Airbnb)と呼ばれるサービスを利用した宿だ。
空き家となっているお家を一般の人から借りて宿として使えるのだ。
掃除が行き届いており、とても綺麗。
夜には鍋をして、酒飲んで、大騒ぎして、夜が更けていった。午前4時に就寝。
明日は山口だー!!
【大阪→鹿児島①】旅のはじまり
むくり。4時30分に目が覚めた。
予定より早く起きれた。この旅がよっぽど楽しみになっていたようだ。
前日までに準備を済ませていたから、すぐに家を出る。まだ薄暗い街中をひとり自転車で駆けていくのは気持ちがいい。
今日から鹿児島までロードバイクで旅をするのだ(*´∀`*)
Qなぜ大阪から鹿児島までロードバイクでいくの?
A楽しそうだから( •̀∀︎•́ )✧︎
そんな理由で決まった笑
決行日は2017年8月17日
そこから8日間かけて鹿児島まで行き、26日から29日まで屋久島に滞在する。大阪にはフェリーで31日に帰る。という2週間あそんでばかりの予定。
あぁ、計画するだけでも楽しい〜!
さて、1日目のルートはこんな感じ。
堺から2号線と250号線を辿り、姫路まで行くだけ。100kmほどで、ずっと平坦コース。
ただ大阪を出るまでは信号でストップ&ゴーで進めない。
1日目には負荷をかけずゆるゆる行く。
今回の旅は僕と大学の後輩のGくんと2人で行く。Gくんは自転車初心者でまともに長距離を走っていないらしい。自転車を買って2週間しか経っていないのにこの旅に参加。大丈夫かな…(*´-`)
僕も、もちろん初心者。ロードバイクでは700kmほどしか走っていなかった。
しけし、クロスバイクで、瀬戸内海一周ライドや紀伊半島巡りライド、大阪⇄名古屋往復ライドなど、長距離は走ってきたことはある。
初心者の後輩を引き連れて行くのに少しの不安を感じるが、考えてもしょうがない。なんとかなる精神でいこう。安全面にはいつも以上に注意を払って行く。
6時30分ごろに野田阪神駅でGくんも合流し、出発!!ヽ(*´∀`)
朝の大阪はカオスだ。路駐と暴れるママチャリ勢が大量発生している。
僕が前を走り、路駐を避けて、ママチャリの横を抜けて行く。Gくんもちゃんとついて来れているようだ。
兵庫県に入ってしまえば、路肩も広く信号も多少は少なくなる。快調に走れる。
大阪から明石までは何度か走ったことがあるので、道に迷うこともない。
明石海峡大橋の下でパシャリ。
この定番スポットは押さえておきたいところ。Gくんはロードバイクでここまで来れたことをめっちゃ喜んでいた笑 連れてきてよかった( ´ ▽ ` )
さて、明石に着きスーパーで休憩していると、おっちゃんに声をかけられた。僕たちが鹿児島まで行くと言うと、
「鹿児島はええぞ〜。桜島なんて生きとるからな!ただの山じゃない、どーんと生きとるんだ!」
とおっちゃん力説。おっちゃんは初めて見たときにはすごく感動したらしく、ぜひ桜島は見に行っといで、とのこと。ありがたい(*´∀`*) 俄然、旅が楽しみになるじゃないか。
おっちゃんに別れを告げ、昼ごはん。
ぼくは天丼、Gくんは茶そばか何かを食べていた。暑くて食欲が無いそうな。
暑さにすっかりまいってしまったGくん。たまらず明石公園内の喫茶店で休憩を取ることに。夕方までここで涼む。
その後、僕は公園のベンチで昼寝。
自転車に乗り出してから、ベンチで寝ることが増えた。ベンチは昼寝スポットだ。
夕方から再出発!
姫路までは明姫グリーンロードを走れば、ストレスなく走れる。田園風景を見ながらのんびり走れる。いい道。
そして、
姫路駅到着〜!
1日目の目的地に着けた。暗くなる前に辿り着けてほっと一安心。
ごはんごはん。
駅前のトンカツ屋さんに惹かれて入ってみた。カロリー摂取は大事だしね!高カロリーばんざい‹‹(´ω` )/››
ここのトンカツが半端なく美味しい!
2人で「うまい!うまい!」と夢中で食べていた。ロードバイク&ご飯って最高じゃないか…!
ご飯を食べ終わり、宿へ。
チャリ旅の宿泊施設の候補はいっぱいある。ホテル、旅館、ゲストハウス、ネカフェ、野宿…。その中でも僕はもっぱらゲストハウス派。安くて快適に眠れるからってのと、あとはオーナーの人や宿泊してるお客さんとも話せるから。
この日泊まった宿は、ゲストハウス シロノシタ。ここは良いところだった。オープンしてから3ヶ月のピカピカのお宿だった。オーナーが振舞ってくれたアイスを食べながら、みんなとおしゃべりする時間は旅の癒しになる(*´ー`*)
22時ごろにはベッドに入って就寝。
また明日も走ろう。
距離 107.5km
獲得標高 108m
つづく
2017年を振り返ってみる
2017年の7月25日にロードバイクを初めて買った✌︎('ω'✌︎ )
買って以来、乗ってばっかりの日々になってしまった。
今年(7/25-)の走行距離は4320km
1ヶ月で800kmほど乗っていたことになる。
人生、初めてだらけの出来事がいっぱいで、本当に面白い毎日だった( ´∀`)
ロードバイクという良い趣味を持てたと思う。
さて、今年のツーリングの記録を簡単に まとめてみよう。
8/9アワイチ 225km
片道自走でソロ走行。天気と風向きに恵まれて、超絶に楽しかった。淡路島は飽きることがない。アワイチ&ビワイチを連続でやってみたい。
8/17-23
大阪→鹿児島 800kmラン
【大阪→鹿児島 チャリ旅0日目】準備編 - りっけいのゆる旅
ただ遠くまで走りたかったから、行ってみた。暑い中で苦労もあったけど、ツーリングが好きだってことに気づいた。夏のツーリングっていい(^ω^*) 鹿児島が大好きになった♪( ´▽`)
10/9-10
乗鞍岳ヒルクライム
【乗鞍岳チャリ旅0日目】準備編 - りっけいのゆる旅
景色is最高。また行きたい場所なので、もう一度走りに行くと思う。春夏秋の乗鞍岳を全部見てみたい。
10/20
高野山ヒルクライム
111km 2466m↑
雨に降られ、びしょ濡れになりながら、登る激坂は最高だった٩( ᐛ )و もう2度と行かないだろう…大変だったよ笑
11/10
全自走ビワイチ
ノリだけでビワイチしたら大変だった話 - りっけいのゆる旅
はい、アホでした。1日で340kmも走ってしまった。けど、またやりたい。ロングライドで脳内物質どばどばをまた味わいたい。゚(゚´ω`゚)゚。
11/12
奈良紅葉ライド
ゆるポタでシンプルに楽しかった。ツーリング&温泉は最高。平和なライドだった。
11/23
鈴鹿エンデューロ
ちょっと鈴鹿エンデューロ走ってきた - りっけいのゆる旅
熱いレース展開だった。チームメンバーとリレー式に走れるって良い。速く走りたいって思わせてくれるキッカケになった。あぁ、いい1日だったなあ(о´∀`о)
12/1
和泉葛城山ヒルクライム
103km 2,008m↑
関西では有名な葛城山ヒルクライム。
はじめての挑戦で、いかに恐ろしい山であるのかを知ってしまった((((;゚Д゚)))))))
7葛(葛城山の7つあるルート全部登ること)をやる人間には、きっとエンジンが搭載されているのに違いない。
12/2
比叡山紅葉ライド
一眼レフが大活躍した。京都&紅葉&自転車の相性が良くって、楽しかった。新しい発見がいっぱいの1日。
ロードバイクが好きになった2017年だった( ´ ▽ ` )
また来年も走りに行こう。
ノリだけでビワイチしたら大変だった話
本当にバカなことをした。
1日で340kmも走ってしまった。
ロードバイク歴3ヶ月半の超初心者が調子に乗っていた。
痛い目にあってきたので、笑ってください٩( 'ω' )و
きっかけは些細なことだった。
友達の家でゲームをして、早朝3時に家に着いた時
「ビワイチ行きたい…」
ふと思った。
前からやってみたかったが、機会がなく、ずっと保留していたのだ。この時間帯から一緒に走ってくれる友達もいないし、1人で行くことを決めた。
家がある堺から大津市までは80kmぐらいだし、自走で滋賀県へ行ってビワイチすればいいや。途中で輪行して帰ってもいいし、どこかに泊まればいいか、と楽観的に考えていた。
それがクレイジーライドになるとは知らずに…
ご飯を食べてシャワー浴びて、5分仮眠をとって、
早朝4時に出発!
堺からの全自走ビワイチ スタァート!
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月9日
道筋はこんな感じ
真っ暗な街を、自転車で駆け抜けるのが気持ちいい。
あっという間に大和川まで着き、河川敷を走る。いつもなら散歩してる人がいるのだが、この日はだれもいなかった。たのしいいい(*´Д`*)
府道21号線に乗り換えて、しばらく快調に走っていた。だが、左のビンディングが全く外れなくなっていた。
クリートの故障…
気づいたらクリートのネジが一本無くなっていた。
オーマイガ…/(^o^)\
左のクリートに違和感があるのに、無視して走り続けていたら結果がこれだ。快調ペースで違和感の確認するのを、めんどくさがったせいだ。
一度ペダルにカチッと合わせると、なかなか外れない…。
左足はペダルに固定されたまま、走ることに。どこかで自転車屋さんを見つけたいけど、この時の時刻は午前6時ごろ。まだ空いてないよ( ;´Д`)
この時間から急激に交通量が増えてくる。大阪の南から北への移動するとこうなるのは分かってたけど、トラックのビュンビュン飛ばしてくるのが、結構怖かったりする。
初見のルートに四苦八苦しながら、淀川ついた!
美しい朝焼けだ@淀川 pic.twitter.com/2M5wLAJdVR
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月9日
ここからはサイクリングロードとして整備されているから、ノンストレスで走り抜けられる!
やっほい(*´∀`)♪
淀川を走り終えて、大阪→京都→滋賀のややこしい道を抜けて、
ビワイチ今回のスタート地点の浜大津駅についたー
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
今の時点で
82キロ到達
5時間経過
時速にすると16キロ…遅くなりすぎた
スタート地点に着いた。このとき、午前9時。心地のいい疲労感と、ビワイチへの期待でわくわくしていた。
今回は南湖を含めたフルビワイチをやる。せっかく琵琶湖まで来たんだったら、全部走ってみたいよね。
コンビニのお弁当もぐもぐして、いざ出発!
ペダルを踏む脚に自然と力が入る。
あぶないあぶない、ゆっくり行こう。セーブしながら走らないと、きっと脚が持たなくなる。
琵琶湖大橋の横を通り、交通量が減ってきたところで、急に睡魔が…徹夜明けで走ってるから仕方ないよね。うん、ばかだよね。
眠たくなると集中力が切れるので仮眠は大事。
湖岸にベンチがあったので、そこで昼寝をすることに。日なたはぽかぽかして気持ちがいい。
30分も寝たら、頭はスッキリ。まだまだ走れる。
しばらく走ると、 GIANTショップを発見!
気づいたらクリートのネジなくなってた問題はこれで解決!!よかった! pic.twitter.com/dCgVuIfyRE
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
これでクリートもちゃんと使えるようになった。1つ問題が解決できて安心する。
聖地でパシャ。
ここまで来たで pic.twitter.com/o3jfuDNng9
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
左手には琵琶湖を眺めながら、走るのが楽しくてしょうがない。どこまでも走っていけると思えてくる。
あの対岸を走るときには、自分はどうなっているのかを想像して、楽しむ。対岸を走っている頃には、きっとクタクタになりながらも走っているんだろうなあ。と考えながら。
堺からの全自走ビワイチなう
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
現時点で
152キロ到達
9時間20分経過
身体が痛くなって来てるところ
フォーム改善しなきゃなあ〜
昼休憩で自転車から降りたときに、体が痛いことに気付いた。
肩と背中が痛み、そして左足首に強い違和感がある。なんだこれは…?
1日で225km走ったことあるけど、このタイプの違和感はなかったはず。
原因がよく分からないまま、また走っていると
「イタイ…イタイ…」
左足首に猛烈に痛みを感じるようになった。
足首にスーパーボールが埋め込まれて、ペダリングするたびにグリグリされているかのような、痛み。(分かりにくい表現)
脚を休めれば治るかも、と思って昼寝してみるが治らない。
ここは琵琶湖の最北端だ。
景色は抜群にいいのだが、足首が気になりすぎて楽しめない…泣
輪行で帰ると決めた。もう我慢できないほど痛い。
最寄駅までは5kmほどある。そこまでは頑張ろう。
よくこんな遠くまで頑張った。170km走ったんだ…と感傷的になりながら(ちょっと泣きながら)走っていた。
痛みに耐えられずちょっとペダリングを変えてみた。あら不思議。痛みはほとんどなくなった。ちょっと痛いが、走れないほどではないのだ。
「これはいけるっ!」
元気を取り戻して、走る走る。
一度調子を取り戻せれば
「まだ走れる!もう少しいける!」
と脳内物質の大量放出で、勢いでガンガン走っていた。
疲労と痛みと、痛みへの慣れで感覚がおかしくなっていたと、今は思う。
通行止めに出会ったり、
通行止めぇ!
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
ビワイチする人は気をつけてくださいね!奥琵琶湖の北西側が通行止めになってます。 pic.twitter.com/rfwgf7Ortu
美しい景色に見とれたり、
パンクしたりしたり、
パンク修理に25分もかかってしまった
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
トラブルはありつつも、 初めての琵琶湖を楽しんでいた。
しかし
堺からの全自走ビワイチやってるけど
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
現時点で
近江舞子付近
230キロ到達
15時間経過
ってなかなかシビアすぎる
ペースが遅過ぎる…。゚(゚´ω`゚)゚。
昼寝とトラブル、足首の痛みで、時間がかかりまくっていた。
この時には真っ暗なコンビニの駐車場で、カツ丼弁当を食べていた。
このペースで走り続けると家に着くのは午前3時。足がさらに悪化する可能性もあるし、もう予備のチューブがないから、パンクしたら立往生してしまう。そして、スマホ、ライトの充電がギリギリ…終電を逃してしまったら、泊まりor自走で帰る、しかない。
色々と考慮した結果…
「やっぱり自走で帰ろう!」(脳死)
頭はクリアで集中力は切れていないし、帰り道は行き道と同じだから迷うこともない。充電が切れたらコンビニで充電器を買おう。
決断してからは早かった。
無駄なことは考える必要はない。ただ家に帰るためにペダルを回すだけだ!!
夜の大津市内はカオス。ノーウインカーで車線変更する車と、ノールックで車道に飛び出す自転車が混在している。絶対に事故は起こしたくないので、細心の注意を払って、避けていく。
そして…
湖南を含めたフルビワイチ ゴーール!!!
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
距離180km
時間11時間22分
初のビワイチ挑戦で完走できたことが嬉しい\\\\٩( 'ω' )و ////
昼寝×2、クリート故障、パンク、通行止めなどトラブルは多かったから、次回からはタイムを短縮できそう。ワクワクする!
南湖込みのフルビワイチゴール!
スタート地点に帰れたときの感動といったら、言葉では表せないほどだった。自分の力で帰ってこれた、よくやった、とひとりで興奮していた。
あとは家がある堺に帰るだけ。また80kmかけて走ればいいだけ。一度走ったから不安はない。
昼寝したせいか、幸いなことに集中力が切れることなくここまでこれた。
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
ここからも集中していこう
Twitterのフォロワーさんに励ましてもらいながら、夜の街を駆け抜けていく。疲れはもう感じない身体になっていた。
残り50km地点。身体に異変が…
お尻がめちゃくちゃに痛いのだ。ずっと誤魔化しながら耐えてきたのだが、もう痛みの臨界点を超えていた。
ということで、ここからダンシング縛りライドに。お尻の皮がめくれているので、サドルに座れないのだ。
左足首とお尻をかばいながらのダンシング。もうメチャクチャなフォームである。自転車がかわいそう。
でも、事故だけ起こさないように。これだけはずっと考えていて、知識と経験をフル出動させて、危険予測に基づく運転をし続けていた。
ようやく…
無事にゴーーーール!!
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
堺からの全自走ビワイチ完走しました!!
堺からの全自走ビワイチのストラバ記録です。
— りっけい (@rikkei2) 2017年11月10日
距離341.7km
トータル時間21時間10分
クレイジーに楽しくクレイジーに苦しい旅でした!これはやって良かった!! pic.twitter.com/ufgMUVYYzG
ゴールできてしまった\\٩( 'ω' )و ////
もうね、震えたね。
やればできるんじゃん、面白かったよ!
もうやりたくないけど!!!
南湖ナシの普通のビワイチが150kmだから、2周以上の距離を走ったんだ。アホかな。
今回はノープランで行ったため、全部がギリギリだった。
走行距離の300kmが初見ルート、予備チューブがなくなる、充電ギリギリ、クリート故障、身体のあちこちに痛みがある…
失敗する可能性がいっぱいあったのだ。本当に運が良かった。
もうこんな無茶なライドは2度とやらないと思う。けど、無茶なライドはクレイジーに楽しいことを知ってしまった。
いつかまた、ノリだけで走りに行くんだろうなあ…
おわり。
人生初の落車…(;´д`)
ついにやっちまった…
落車をしてしまった…
今回の記事では、自分への忘備録と、落車の発生状況の情報共有として書こうとおもう。
2017年12月22日(金)
事故原因は路面凍結だった。
そして、僕の判断力が不十分だった。
今回は、僕とKくん、Sくんと3人で南河内グリーンロードへ走りに行った。このメンバーではよく走りに行くので、安心して走行できる。
大阪の南にある金剛山から北上し羽曳野市まで抜ける山岳ルート。基本的にアップダウンを繰り返すちょいキツイルート。
この時期に凍結しているなんて全く考えていなかった。
出発からは順調に進んで、金剛山の麓へ。
気温計では気温7度だった。暑くもなく寒くもなく丁度いい気候。
山を少し登ってグリーンロードのスタート地点へ向かう。気温計は5度だった。この時刻ではおそらく朝の9時30分ぐらい。
今回の目的はSくんのリハビリを兼ねての、まったりランをすること。無茶な走りはせずに、安全に走ることを意識しようとしていた。
実際、登りを飛ばし、周囲の安全を確保できていない場面もあったと思う。
そしてなによりも、気温計の電光掲示板に表示されている「凍結注意」を見落としていた。(帰り道に電光掲示板を確認したところ、凍結注意が表示されていることに気づいた)
そうして、最初のヒルクライムをこなし、下り区間の手前で休憩を取った。
ここからは道を知っている僕が先頭となり、3人でダウンヒル。
ここで事故を起こした。
写真を見て貰えばわかるが、下り坂で左に曲がっている。そのカーブ一帯が山かげで路面が凍結している。
それに気づかず、カーブを曲がろうとして後輪がスリップ。
左半身を下にして落車を起こした。
5メートルほど滑り、停止できた。
幸いなことにKくんが上手にかわしてくれたおかげで、追突事故にはならなかった。
しかし、Kくんは僕をかわそうとして、反対車線を飛び出しブレーキ。そこも凍結しており転倒。
(反対車線に車が来ていないことを確認した上で、反対車線へ出たみたい)
僕に続きKくんも落車を起こしてしまった。
Sくんは上手くブレーキングをし、落車なく済んだ。
事故直後は全く立ち上がれないほどで、まともに話せないぐらい痛みがひどかった。
厚着をしていたために、打ち身と少しの切り傷、内出血程度で済んだのはラッキーだった。
Kくんは膝を擦りむいて痛々しかったが、後遺症の残るほどの怪我を負うことがなかった。
通りがかったのおじさんに
「二次災害になるから、もうすこしこっちに来い」
とアドバイスをもらった。
確かに二次災害の危険性まで頭が回っていなかった。
僕たちが立ちすくんでいたところも、スリップしてきた車や自転車に巻き込まれるポイントだった。
事故を起こした際には、自分と他の人の怪我の状況が確認でき次第、二次災害を防ぐように動くべきだ。
その後、ハイエースに乗ったおっちゃんが通りかかり
「事故か!車に自転車乗っかれるし、病院連れていこうか??」
と声をかけてくださった。
非常にありがたい提案であったが、そのときには僕たちの怪我が移動不可能なほど深刻でないと分かっていたので、お礼を言いお断りさせていただいた。
自転車にも傷が入っておらず、自走して帰ることができた。
冬に自転車に乗られる方みなさんに、気をつけてもらいたい。
こういった山かげになっている場所は凍結している可能性が非常に高いです。
路面では凍結の判断が難しいので、このように路肩に生えている「草に霜が付いているか」を確認してください。
霜が付いている場合は、路面は凍結しています。
さて、その後病院へ行き診断を受けたところ、手首の骨が欠けていることがわかった。
治療できないほどの小さな骨があり、手首を固定する方法で自然治癒を待つことになった。
今回のラッキーだったところは、この程度の軽傷で済んだことだった。
大きい骨も折れず大量出血することもなかった。
下りの手前でブレーキをかけていたこと、下り始めでスピードが出ていないこと、後続のメンバーがきちんと車間距離を取っていたこと、通行量が少なく二次災害が発生しなかったこと、厚着をしていたこと、など様々な好条件が揃っていた。
事故直後に声をかけてくださった方々、応急処置をしてくれたSくん、車間距離を取ってくれていたKくんには感謝しかない。
この前日には、金剛山の少し南の紀見峠まで1人で走りに行っていたが、実はこれもかなり危ないところだった。
気温計がマイナス1度を示しており、山かげもあり凍結している可能性が非常に高かった。
ダウンヒルの際には寒さゆえに、瞬間最高50km/hほど出しており、もし落車していたら命に関わるほどの怪我を負っていたかもしれない。
落車ほど怖いものはない、とつくづく感じた。
自転車に乗ることは単純に楽しいし、危険性もわかったつもりで乗っていた。
しかし事故を起こすと落車の恐怖や、自分や他の人を大きく傷つける危険性を持っていることを強く意識させられた。
怪我が治り次第、また自転車に乗るつもりでいるが、安全に乗るには何をすべきかをもっと考えてから、乗るべきだと強く感じた。
楽しく走るために、安全に走る。
痛い思いをして、勉強させてもらった1日だった。
ちょっと鈴鹿エンデューロ走ってきた
ロードバイクに乗り出して4か月。
初めてのレースに出てみた!
鈴鹿サーキットで開催のエンデューロ。
大学の友人5人で、男女混合8時間耐久レースにエントリー。
同じ大学から5チームも出場するので、今回の目標はその中で1位になること。
チャリ部3チーム、茶道部1チーム、僕らのチームという、なかなかにシビアな戦いになりそう、ワクワクする。
さて、大阪から鈴鹿まで移動で移動。
ハイエースさんおっきい
5台のロードバイクの積み込んで…
22時半に出発。
ただ自転車を漕ぐために、車移動するなんてアホなことやってるなあ、と感慨?にふけりながら夜道を走る走る。
深夜1時ごろ。
鈴鹿サーキット到着
今夜はここで車中泊。まだ雨が降っていたけど、レース中には晴れることを期待して、就寝。
朝。雨は上がった
これでテンションは高まる。ついにレースの準備は整った。あとは走るだけだ。
レース前の雰囲気だいすき
よく整備された高級ロードバイクを眺めるだけでも至福の時。
いろいろ参考になるアセンブリもあって大変勉強になった。
本番前の試走タイム。
全自走ビワイチで痛めたアキレス腱を気にしながら、試走する。幸いペダリングに影響するほどの痛みはなく、安心して走れそうだ。
コースはなかなか面白く、50mほどのアップダウンが2つほどあり、カーブがたくさんあるので僕好みのコースだ。テンション上げ上げでウォームアップとして全力走する。普段の路上ランでは考えられないほどの速度に乗れて、非常に気持ちがいい。少し睡眠不足だが、体はよく動いてくれている。
スタート前
緊張感とわくわく感が会場いっぱいに広がる。落車などの事故がないことを祈る。
スタート!!
大勢のローディー達は、1つの大きな生き物のようになめらかに移動していく。
しばらくすると、1周目を走った集団が…
第一集団はやいよ(/ロ゜)/
「コォオオオオオ」と軽やかな音で目の前を通り過ぎる光景は圧巻される。乗り込んでいる人たちのフォームや自転車は美しいと思う。
走り終えたチームメンバーたちをピットで迎え入れる。
彼らは足をつったり、疲労困憊で帰ってくる。
ああ、鈴鹿は恐ろしいところだ。
これを8時間も続けるなんて正気じゃない。
僕の順番が回ってきた。ただ楽しんで走ってこよう。
走り出すと、試走の時よりもしんどいぞ、と気づく。
…これは、向かい風だ。
ソロで走っていると、風に体力を持っていかれる。全然スピードが出ない。速い人の後ろについて走ることに。
後ろにつくと、前の人が飛ばして走る走る。とても楽しむ余裕がなかった。
自分を保つことで精一杯になる。
前の人の自転車しか見えていなかった。事故にだけ気をつけて、持っている力を全て発揮して走る。体感スピード感はいつもの倍以上ある。
なんとかピットにつき、バトンタッチ。
ちょっと気を落ち着けると、「楽しかった、また走りたい!」と思うようになった。
走っている途中はしんどくて、たまらないのだが、ピットに帰ると達成感や充実感で満たされる。
チャリ乗りの性だが、走った後にまた走りたくなる感覚が、鈴鹿は特に強い。鈴鹿は楽しいのだ。
何回もメンバーと順繰りで走る。
しんどい&楽しい、で夢中になって駆け回った。
そしてラスト20分。アンカーを任せてもらえた。
すでにアキレス腱が痛み、睡眠不足により集中力がなかなか保てない。
だけどラストの2周を全力で走ることを心に決めて、バトンを受け取り出発!!
目標は大学内1位だが、現時点では茶道部が1周差をつけて1位に。
ここからはチャリ部との2位争い。
なるべく速い人にくっついてコバンザメ走法を取る。向かい風が弱まらず、ずっと吹いていた。
ラスト1周。
「チャリ部と1秒差」という情報を教えてもらい、俄然燃える。
最後の力を解放させて、後先を考えず目の前のコースを走ることに集中する!
今このひと踏み、今この一呼吸だけ、を考える。タイムなんか知らない、今を走るだけだ。
最後の最後、ホームストレート。
向かい風&登り坂で1番キツイところ。
ホームストレートに差し掛かったところで…
僕を横をかすめながら、顔をのぞいてくる人が。。。
それは2位争いをしているライバルチーム!しかもチャリ部主将!!!
「ほら、来いよ」
彼の顔がそう言っているようにしか見えなかった。
「絶対勝ってやる」
心の中で叫び、彼を追う。
息は上がって、心臓もバクバク、足もうまく回らない。けど、彼より早くゴールしたい。
なりふり構わず追いかける
ゴールライン直前。
彼の横にまで追いついた!あと、ひと踏み。
ゴール!!
その結果は…
0.128秒差で、、、負けた
悔しかった。めちゃめちゃに悔しかった。
みんながせっかく繋いでくれたレースを、みんながぼろぼろになるまで走ったバトンを、僕は受け取りきれなかった。
もっともっと速くなりたいと思ったし、まだまだ自分は未熟だとも思った。
メンバーに結果を報告すると、
「よく走った」「チャリ部主将と競えるだけでもすごい」
と絶賛されてしまった。
走り終えた直後には、くやしいとしか思えてなかった。が、落ち着いて考えるとこんなに競えるだけも十分すぎる。いいレースが出来た、走れてよかった。
ロードバイクを始めて4か月しかたってないのに、ここまで熱いレースができることを嬉しく思ったし、なによりメンバーに感謝の気持ちしかなかった。
笑えるぐらい身体は疲れているのに、充実感がいっぱい押し寄せてきて、心地よかった。
最後には虹がかかっていた。しかも2重虹
天からの贈り物をもらい、今日が本当に素晴らしい日だと実感する。
こんなに素敵な日があるんだ、って素直に思えた。ああ、たのしかったな。
帰路につく。みんなおつかれさま。
今日のご褒美の焼き肉
温泉入って、牛乳で乾杯
非常に濃密な1日が終わった。
これからも僕はロードバイクに乗り続けるだろうなあ。
おわり。
【乗鞍岳チャリ旅1日目】天空の景色
乗鞍岳の実走編!
2017年10月9日
今日は乗鞍岳に登る日だ。人生初の乗鞍岳。
前日には高山にあるゲストハウスに泊まって、高山スタートからのヒルクライム。
そしてこの日は乗鞍岳山頂のお宿、銀嶺荘さんに泊まるのだ!
服装はこんな感じ。
一眼レフをたすき掛けして走るよ。
朝6時に出発!
陽が出れば霧が晴れるだろう、と期待してひた走る。
朝日がきたーー!
これで霧が晴れて、空も快晴になった。ワクワクが止まらない(*´∀`)ノ
今回から導入したスマホホルダー
これが使い勝手がよく大変に便利だった。ポケットやフレームバッグからの出し入れなくすぐに起動でき、地図アプリを開けばナビにもなる。
今夜泊まる銀嶺荘さんの看板。
[日本一高所のオアシス]とは・・・!
期待が高まる。
秋の花、コスモス。
とりあえずスカイライン入口まで、どんどん登る。
ペースを抑えて走りたいところだが、テンションが上がっているせいかいつもよりもハイペースで走ってしまう。あぁ、たのしい。
昔から、遠足の楽しみは、道中のバスに乗っている時間なのだ。これからどんな楽しいことが起きるのかを想像するだけでも楽しい。
いまでも自転車旅をすると、この目的地までの道のりが楽しくてしょうがない。
スカイラインの入り口ゲート
おっちゃんから注意事項聞いた後には、軽く雑談を。
「今日は最高の日だよ~。あそこに見える笠ヶ岳が綺麗でしょ。笠ヶ岳が綺麗な日は、山頂の景色もバツグンだよ~」
と嬉しい情報を教えてもらえた。わくわく。
ゲートのすぐ奥にある乗鞍スカイラインのスタート地点
紅葉が美しい。
ピカピカに晴れる。気持ちがいい。
この美しい世界を独り占めできた錯覚に陥る。
日常を離れて異世界を旅していると思うと、多少の苦しいのぼりなんてへっちゃらになる。死ぬまでにこんな旅が出来てよかったと思う。
展望台からの風景。
写真中央のとがった山がかの有名な槍ヶ岳さんである。遠目からでも威厳を感じられるよ。あそこへ登りに行く人たちがいるんだから、世界って広い。
ふと見上げると、空は秋模様。
天気に恵まれて素晴らしいコンディション。いい日に来れたことを実感できる。
勾配のキツイところでは、他のチャリダーさんも苦しんでいた。
この人はずっと「やばい…やばい…」言いながら登っていた・・・笑
たしかにやばいところだけどね。
登りに集中なんかできなかった。
景色が美しい所で思わず足を止めてしまう、写真を撮らずにはいられない。やっぱり乗鞍岳に来れて良かった。
絶景に感動するわたくし。
1人で写真を撮ってたもんだから、おっちゃんに話しかけられる。おっちゃんと言っても見た目は60歳は過ぎている。そんなおっちゃんが電動自転車で登っていてびっくりした。
「登りだとすぐに電池きれちゃうね~」といって替えのバッテリーをカゴから出してきたときには、さらにびっくりした。自転車と荷物でだけでも20kgはあるんじゃないのか・・・Σ(っ゚Д゚;)っ
僕をかる~く置いて走っていきました。元気なお方だ。
山頂付近には木々がなく高山植物と岩のみ。
風も半端じゃなく、寒く厳しい環境でも生きる植物、美しくたくましいと思った。
冬季には通行止めになるほどの極寒の世界に変わる前に、こうやって訪れることができることが単純に嬉しい。
山頂間近!
めちゃくちゃ寒いよ。けどもう少し頑張ると。
ゴール!!
乗鞍岳山頂!
高山から6時間、ゲートから3時間かかった。
ここまで来るのに大変だったけど、楽しさの方が上回っていて、登る苦労なんてどうだっていい。来れて嬉しいって感情しかなかった。
ちょっと休憩してから、反対側の松本エコーラインへ下ってみる。
なんだこれ。エコーライン綺麗すぎるだろ!
高い場所で空気が澄んでいるのか、遠くまでよく見える。こんな景色は見たことがない。まだ知らない景色ってあるんだ、と素直に納得した。
ずーーーっと山が続いている。
思わず座り込んで見入ってしまう。
スカイラインももちろん素晴らしいが、個人的にはエコーラインが気に入ってしまった。次に来るときには、エコーラインから登ってみようと決めた。
エコーラインを楽しんだ後は、かるく登山。
15分で登れるお手軽な魔王岳。
たくましいなあ。
その通りですね。
パシャリ。
さくっと魔王岳山頂。
下ってきて、今回のお宿の銀嶺荘さん。お世話になります。
売店やレストランの営業をしながら、宿泊もできるので、日程に余裕のある方は泊まってみることをオススメする。
自転車を中にとめさせていただけた。ありがたい。
山頂ではとっても水は貴重らしいのです。
雪解け水だけで水道をまかえるほど、山が豊かなのかな。
少し部屋で休憩する。
「山頂からの夕焼けを見に行くぞ~」と張り切って外に出たら・・・
これですよ。真っ白なガスの世界。
何にも見えないよ(ノД`)・゜・。
夕焼けどころか10m先もハッキリ見えない・・・。
自然には抗えないので、諦めて退却。
けど、お宿での夕食は素晴らしかった。
どーーん。
すき焼き、てんぷら、煮物、ぶどうまでついているのだ。とても山頂のご飯とは思えないほどの豪華な食事だ。ここまで運ぶのも一苦労だろうな、と思える。
ありがたくいただく。ご飯はお替り自由だったから4杯もいただいてしまった。お宿の旦那さんともおしゃべりして、またここに来る約束した。
明日は綺麗な朝焼けを見れることを期待しながら、床に就いた。明日も楽しもう。
つづく。
【乗鞍岳チャリ旅0日目】準備編
行きたい。
行かなきゃ、きっと後悔する。
そう思って乗鞍岳へ行ってきた。
今回、行くにあたってかなり迷っていた。
行きたい気持ちはあるけど、日程的にどうしても厳しい。乗鞍岳に行かないだろうと一度は諦めた。けど、ツイッターや自転車ブログを読んでいるうちに、「なんとしても行きたい!」の思いが止められなくなり強行することに。
乗鞍岳でやりたいことは。
1. 自転車で乗鞍岳山頂へ。
2. 山頂のお宿 銀嶺荘へ泊まる。
3. 紅葉を見る。雲海も見れたらラッキー。
4. 夕日と朝日を眺める。
決行日は2017年10月9日。
その2日前までアメリカに行っていたので、体的にはかなりしんどいことが予想できた。けど、どうしても紅葉の乗鞍岳を見に行きたかった。
初めての乗鞍岳へ行ける!単純にワクワクする。
友達には「なんでわざわざ苦労して山登るの?」と言われるが、僕もよくわからない。なんか楽しそうだからだ。
趣味を続ける理由は、なんか楽しそうだから、で十分じゃないだろうか。それ以上に意味を求められても答えられない…(;´д`)
本来ならチャリ友達と2人で行く予定だったが、都合が合わずソロで行くことに。ボッチでも楽しめるから気にしてないよ!。・゜・(ノД`)・゜・。
装備や荷物はこんな感じ。
装備
・ヘルメット
・ネックウォーマー
・グローブ
・メリノウールEXPインナー
・メリノウールMWインナー
・半袖シャツ
・パーカー
・ウインドブレーカー
・タイツ2枚
・短パン
・パンツ
・靴下
・シューズカバー
・ビンディングシューズ(SPD対応)
・一眼レフ(斜め掛け)
・スマホ(自転車に装着)
mont-bellのメリノウールシリーズには本当に助けられた。
インナー2枚、タイツ、ネックウォーマーがめちゃくちゃにあったかいうえに使い勝手が良かった。速乾性と伸縮性がずば抜けていて自転車乗りには必須防寒具になるとおもう。
実際、朝方の0℃でこれらの装備を着込んで、寒いと感じたことはなかった。これからの冬のライドで活躍しそうでワクワクする。
あとは、荷物たち。
サドルバッグ
・iPhone充電器
・モバイルバッテリー
・財布(3万円、クレジットカード、学生証、学割証、家鍵)
・携帯ポンプ
・携帯工具
・シャツ1枚
・パンツ1枚
・靴下1足
・歯ブラシ
・髭剃り
・チューブ2本
・タイヤレバー2本
・自転車カギ
・補給食
補給食
・ブラックサンダー×10
・カロリーメイト(大)×2
・カニカマ×1
・ちくわ×1
・オレンジジュース(ボトル2本分)
総カロリー2000kcal
乗鞍岳は相当に寒いとフォロワーさんから聞いていたので、これでもか!と着込みまくって登りに行った。(今回はこれが大正解だった。)
あと、コンビニや自販機があるとは思えなかったので補給食もたんまり持って行った。3食分のカロリー摂取できるほどあれば、寒い中のヒルクライムでも耐えられるだろうと予想した。(これも正解だった。)
乗鞍岳は本当に素晴らしいところだった。
次回から実走編へ。
【インド旅3日目】エロ聖地カジュラーホー
3日目はカジュラーホー(Khajuraho)へ!
インドの真ん中にあるまち。
ここ一帯の寺院は半端じゃなかった。
エロ、エロandエロティック!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ここはヒンドゥー教とジャイナ教の寺院が集まった、歴史的文化的にとっても大事な場所らしいのです。世界遺産にもなっているし。
大きな公園内に15ほどの建物があり、どれも見応えバッチリ。
1つひとつの寺院はどれをとっても芸術的で美しいものです。
ラクシュマナ寺院
10世紀前半にチャンデーラ朝のヤショーヴァルマン王が建設させた宮殿。ヴィシュヌ神にささげるため。彫刻は砂岩の取れる30km先で造り、組み立てるだけでも1600人の人出と8年の期間がかかった。
宗教観と王様の権力が尋常じゃなく強いから、今の時代にも残っているんだろうな。
これらの寺院の外壁や塀にはさまざまな彫刻が残っている。
偶像好きな人にはたまんないだろう。とくに偶像好きでなくても、とっても楽しめる。
幸せと幸運の象徴の神様ガネーシャ。
これはヴィシュヌ神だったはず。
ヒンドゥー教の神様は顔は同じだが、持ちものが花や神具など様々で、その違いで神様を見分けるのだ。
女体の美しさ。
ほとんど服を着ず、身体をあらわにしている。昔のインドでも、女体の美しさは "曲線美"である。腰のクビレ、滑らかな脚、ぽってりしたお腹など細部のこだわりがハンパない。
細いスペースにも彫刻を入れてある。
詳細に見るとなかなかパンチの効いた像もある。(ヒント:左側の犬)
これが1番のエロ案件だった。
1つの彫刻に5人いるの分かりますか?
真ん中の男女は性行為をしていて、左右の家来が2人を支えているのです。左下の小さな子供が何をしているのかというと、左の男の家来のナニから垂れたアレを舐めているのです。発想がぶっ飛んでいる。
(こうやって説明するとエロよりもエグさが出るなあ)
そんな彫刻を見る友人。
こういう男女の彫刻をミトゥナと呼ぶらしい。
ミトゥナ(Wikipediaより)
ミトゥナ(Mithuna)は、インドのカジュラーホーのパールシュバナータ寺院などに存在する男女交合像である。男女一対の神像は一日の時を支配する昼と夜または月の神々として崇拝された。性愛の体位を多種多様に表現しており、ラクシュマン寺院の壁面彫刻では一男三女の組み合わせの性交図もある。
豊穣祈願の意味もあるんだそうな。ちゃんと意味があって、なんか安心した。
エロに対するヒンドゥー教の器の広さは世界イチでしょうね。寛容です。
お尻ぷりぷり。
神様とまぐわいする男女。
ゾウと男女。
右側の男女をゾウが見ている彫刻。
これは女性の背中にあるツボを男性が押しているのだ。腰の上を押しているが、ここは「満月のツボ」らしい。「新月(月がほとんど隠れている状態)のツボ」は足の裏で、月が大きくなるにつれて背中側にツボが移動するような。
ツボを押された女性は果てしない快感を得るんだとか・・・。
それをしっかり見ちゃうゾウさんはかわいい。
こんな官能的な彫刻があるのはなぜなのか。
ガイドさん曰く
「これらはセックスのやり方を知らない人たちの教科書であった。みんなは毎週この寺院にお参りをしに来て、最後に外壁に掘られた彫刻をぐるりと見て回り知識をつけた。みんなが学べるようにこうやって公開しているんだ」
ええ、エロ本やAVと同じなんですよ。1000年も残るエロ本です。しゅごい。
寺院の中には神様が祭ってある。
写真を撮ったら目が光ってしまった。オーラありありですね。
高さが40mもある。
かなり立派過ぎて、眺めていてもなかなか飽きない。クレーンもない時代に、どうやって組み立てたのかは謎なままらしい。事故もいっぱいあったんだろうな。
ヒンドゥー教の悪魔。水牛がモチーフかしら。
兵士たちの様子。
これは説明するまでもないだろうな。うん、察して下さい。
これらの官能的な彫刻は、美しさとこだわりと未来を見据えた希望を感じられた。造り手は何を思って制作したのだろうか。未来への望みだったらいいな。
エロについてもう少し。
日本では48手と言い、48パターンの体位がある。江戸時代には確立していた。
しかしインドでは84手もの体位がある。しかも1000年も前から。
84手の1つ。アクロバットすぎませんかね。
これを見たときには思わず笑ってしまった。無理矢理すぎるし、頭が逆さまになってでもヤりたいのかなあ。やはり世界は広いらしい。
お寺の中へ。
中はひんやりして気持ちがいい。ここにも彫刻が置かれている。
照明はなく、窓から自然光を取り入れているのみ。だからこそ美しいものが見れた。
か、かっこいい・・・。
陰影がきれいに出て、美しさが増している。彫刻は光の芸術なのかもしれない。
パールシュバナータ寺院のシカラ(塔)
9世紀に建てられ、組み立てるだけでも1600人体制で7年かかった。高さは29メートルで、色がとてもきれいに残っている。
細かいところまでうつくしい・・・。
ここにも半端じゃない数のエロ彫刻がある。
ヴィシュバナータ寺院
サソリの女。左足にサソリがくっついている。
神様や動物が頻繁に表現されているのが特徴。
あとは反対側(東側)にあるジャイナ教の寺院を見て回ったりした。
なじみは薄いが、ジャイナ教の信者は200万人で規模もそこそこ大きいのだ。預言者と呼ばれる人が現在は24人いて、最上位の人たちである。
寺院の中は簡素な造りで、預言者の像を祭っている。
預言者の偶像
基本スタイルは全裸である。
さて、カジュラーホーの観光が終わったら、次の場所へ移動。
飛行機でワラナーシ―へ。
ここにはガンジス川があるのだ。ガンジス川だ。あのガンジス川だ。(しつこい)
4日目には世界イチのカオスな街へ。常軌を逸した、クレイジーな場所だった。
つづく。