りっけいのゆる旅

自転車や旅をつらつらと

能登半島の先端を目指してワチャワチャしてきた!【北陸ツーリング③】

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輪島の朝市!

 

石川ツーリング3日目。

ぼくとさとるくんは日本三大朝市の1つ、輪島の朝市に来ていた。

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看板「買うてくだあ!!」

ぼく「買うたりますよ!!」

 

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お土産物屋さんがあればひとまず入ってみるスタンス。

 

おおお?お魚だ。そういえば、お魚は買ってそのまま食べられるってTwitterで教えてもらったんだ。

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お店のお姉さんのおすすめの、ふぐとのどぐろを買ってみた。

 

高級魚が普通に買えてしまう朝市っておもしろい。

 

それを…

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この炭火コーナーで焼き焼きするよ(*´Д`)

 

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すしざんまいポーズ byさとる社長

 

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ふぐ。

 

淡白そうな白身なのに脂たっぷり。ぽたぽた垂れる脂。おいしそう(*´ω`)

いざ、食す!

ふわぁぁぁああ!うんまああああい。

 

少しきつめの塩と、味の濃いふぐの身が合う!ぷりぷりの身!!

つまり、うまい!!うまい!!!!

 

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のどぐろさん。

 

ほんとにのどが黒い。どんな味になるのか。わくわく。

 

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 ぱち、ぱち。炭火。

 

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いざ…ひとくち

 

う、うまままま!!

噛むごとに染み出すうまみ…こりゃあいいのどぐろだ。

ほろほろと口の中で崩れるのも一興。

 

さとるくんもかなり満足そうだ。

朝から炭火でお魚が食べられるって幸せなことだわ、これ。

 

 

はて。いつもブログで「うまあああ」ってばっかり書いてて、「じぶんの舌はバカ舌なの?」と自分で思う。けど、それも仕方ない。ほんとにおいしいんだから。

 

旅先、自転車、空腹、これらの条件がそろえば、最高にグルメが楽しめる。「旅の道中で食べる」ってシチュエーションに萌える。

 

  

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輪島サイダーで、朝食を〆る。

 

宿に戻り、おっちゃんと雑談する。この先のルートに面白いところがないか聞くといろいろと教えてくれる。さとるくんとプランニングしてルートを決める。

今日も楽しいツーリングになりそうだ。

 

しゅっぱ~つ。

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宿からすぐに海沿いの最高の道路が!

 

2人で「うひょひょひょ」「あひゃひゃひゃ(゚∀゚)」

と言い合いながらペダルを回す。暑さでテンションがおかしくなっていた。

 

アップダウンが激しいが、なんてことはない。さとるくんがかっ飛ばすが、そんな走りにも慣れてきた。

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ばひゅーーーーん。

 

さとるくんも飛ばしすぎたようで、2人でくたくたになる。

しかし、そんな疲れも吹き飛ぶようば景色に出会えた…!

 

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千枚田だ~~~~!

 

美しい景観だ。急斜面の丘につくられた田んぼと海の対比が見事だ。うむ、よきかな。

 

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「何を撮りたかったんだ?」と我ながら思う一枚。

塩ソフトがぼたぼた垂れていた気がする。(記憶があいまい。きっと暑さのせい)

 

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斜度は10%(目測)

 

海風が気持ちよくてまだ居座りたかった。が、先を目指す。

今日は観光するスポットいっぱいだからね。

 

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快速、さとる号。

 

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塩の駅!

 

一度通り過ぎたけど、のれんが気になって入ってみることにした。

敷地内には塩田と製塩場があるみたいだ。

 

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でっかい釜だ。

この奥が塩田で、「海水をかける→乾かす→海水をかける→…」を繰り返す。むちゃくちゃ塩分の濃い鹹水(かんすい)をつくるんだとか。

 

その鹹水(かんすい)を

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釜にぶち込む。そんで、塩の結晶をつくる。

 

こういう手間をかけて塩がつくられていることは、知っているようで意外に知らなかったりする。これが知らない土地へ行く楽しさの1つかもしれない。

 

ちなみに、ここ石川の珠洲(すず)では「浜」で製塩を行われることが多く、揚浜式塩田と呼ばれるそうな。 

 

一通り製塩の見学をしたところで、売店へ。

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お塩だ!お塩だ!

 

塩の試食という、まあなんとも珍しいものが。(うれしい)

身体が無性に塩を欲しがるので、小さじ3杯分いただいた。

汗いっぱいかいたからね。

 

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塩をとってから、身体の調子が良くなっていた。

 

けだるさがスッキリした。塩分が抜けきっていたんだな。

 

 

トンネルを見つけた。

まだ新しいトンネルみたいだ。

その右わきには、すこし古いトンネルが…。

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なに、ここ面白そう。

 

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「ここを通る人は自己責任でお願いします」

 

ううううんんん?通ってもいいの?

これって通っていいんだよね?…よね?

 

センター試験みたいなひっかけ問題かと一瞬疑ったが、順当に読み解けば、通っていいんだろう。

 

…いざ突撃じゃあああ(∩´∀`)∩

 

 

なんだこれwwww

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コウモリが飛び交い、謎の虫がわさわさしている。

おもしれええええ!!!

 

この先は一体どうなってるんだ?と期待して向かったら、ただの行き止まりだった。旧トンネル跡だったみたいだ。

 

探検気分でこういう道を走れるのが、すんごく楽しかった。誰も来てない道にあこがれる性格なんだろうか。

 

さとるくんを見ると、なんだかうんざりした表情になっていた。申し訳ない。ぼくの趣味につき合わせることになったんだから。(すまぬ)

 

 

気を取り直して先へ進む。

 

最大の難所だろうか。しっかり山コースだ。

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さとるくんに勝ちに行くよ!!

 

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f:id:rikkei:20180906220749j:plainよっしゃ登頂!!

 

先行していたさとるくんが、ぼくを被写体に写真を撮っていた。その隙にぼくがアタックをかまして、見事さとるくんにヒルクライム勝ちました。いえーーい! (ほんとは負けてる)さとるくんはめっちゃ悔しがっていた(;´∀`)

 

 

すぐ近くにご飯屋さんがあったので入ってみた。景色も抜群によかったしね。

 

店員さんから「メニューです~♪」と出されたのが、これ。

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石のメニュー。なにこれ、素敵。

 

イカさま定食を注文した。

 

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おおおお!豪華!

 

うまし!うまし!とさとるくんと喜び合いながら一気に食べた。

丁寧な味でした。ご馳走様です。 

 

 

またも先を目指す。(我ながら何回も同じような写真を撮ってるなあ笑 まあいいか)

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左に「奥能登絶景海道」と書かれているが、どこ走っても絶景海道ばっかりでした。

能登のポテンシャルの高さよ…!!

 

 

さて今日のメインスポット!

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禄剛崎灯台!(ろっこうさきとうだい)

 

日本海の航路を照らす要所であった。このあたりは「のろし」「すすみ」と呼ばれるほど、昔は「のろし」をあげて海上からみえるようにしていた。

 

 

灯台へは急斜面を上がっていく。自転車を押して歩くが、斜度が半端なくて笑った。今回のツーリングで1番きつい上り坂だった。

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どうらあああああ!!! byさとるくん

 

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ぴょえええええ byぼく

 

能登半島最先端についたああああ!やったね!

じりじり焼かれる暑さも忘れるほどうれしかった。

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海がきれいなあ。

 

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「東京302km 上海1598km 釜山783km」という看板。

 

さとるくん「上海だけはチャリでいけないなあ」

ぼく(´゚д゚`)ええ?

 

 

今度は急斜面を転げそうに降りていく。

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ついさっき追い抜いたキャンパー親子と再会した。

キャンプの民はあの荷物をもって移動するからすごい。

 

 

道の駅でぼくが休んでいる間にさとるくんは郵便局へお金をおろしに行っていた。

そこで事件が…。

 

さとるくんがお金を下ろしていたら、風に煽られてロードバイクがが倒れたようで、バイクに深い傷が入っていた。あと少し深ければ割れていたかもしれない。ドキドキもんである…。

四国の川落ち事件といい、さとるくんバイクに不運が続いている気する。(…フラグじゃないよ?)

 

さとるくんは落ち込んでいたが、バイクが走れそうなことを確認するとまた元気になった。ポジティブ(*´ω`*)

 

 

あとはまったり宿を目指す予定が…。音楽でノリノリモードになったさとるくんが飛ばす!飛ばす!

先頭をさとるくんに任せると平均時速5kmは速くなっているぞ( ゚Д゚)

 

あっちゅーまに30km走った。

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見附島。白く美しい様子は「軍艦島」とも呼ばれる。

なるほど確かに軍艦のような容貌だ。

 

方角的に、朝日とのコラボがきれいそうなので、朝にきてみよう。たのしみだ。

 

 

夕食には定食屋さんへ。

(実は目当てにしていた店ががっつり閉まっていて笑った。来る途中にあった定食屋さんへ引き返すことに)

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ローストビーフ丼。

 

チャリに乗ってきたと話してると、ごはんを大盛りサービスしてくれた。ありがとう!!さとるくんは焼肉定食をほおばっていた。それを店のおばちゃんが微笑んでみていた。

 

会計すると、

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また箸もらった(´▽`*)アハハハ

 

飲食店で箸もらえる文化なのかな?(この箸で毎日ご飯食べてます)

 

 ようやく宿。

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宿の玄関に自転車を置かせてもらえた。ありがたひ。

 

岩風呂でいいお風呂だった。おかみさんからもいろいろ良くしていただいた。雰囲気も好きな宿だった。田崎荘というお宿。おすすめです。

 

お風呂に入って、さとるくんとバカな話をしていたら、いつの間にか眠ってしまった。

この日もとても楽しかったなあ。

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つづく