りっけいのゆる旅

自転車や旅をつらつらと

ちょっと運が良すぎた話【紀伊半島ライド 3日目】

朝。

5時に目が覚めた。

 

よし、布団から出よう!
…とするが、身体が鈍い(;´д`)
これは昨日のライドでハシャギ過ぎたのか。

 

 

今朝は朝日を見にいく予定だ。

橋杭岩という奇岩がすぐ近くにあり、そこから見る朝日がとっても素敵らしいのだ。

 

けど、身体の動きがいつもと違う。これは休息が必要だなあ。

 

 

せっかくの朝日だが、いまは身体を休ませることに専念する。
あと2日は走るし、ここで無理しても仕方がない。


そのまま二度寝。

惰眠を貪り、起床。

 

 

脚が痛い。
うん、やっぱ筋肉痛だ(´ω`)アハハ

まあペースを見ながらゆったり行こうか。

 

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天気が最高にいい。

 

昨日、おとといは雪が降っていたので、快晴の中を走れることが嬉しい。

(この次の日も雪が降ったので、この日だけ1日晴れていた。ラッキーだ)

 

 

今日も和歌山のアップダウンにイジメられるんだろうなー、と考えながら走る。

 

走り出してすぐに見つけた。

 

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橋杭岩。

 

大小約40の岩が南西一列におよそ850メートルもの長きにわたって連続してそそり立っている。直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれている。

(Wikipediaより)

 

高さが5mほどの岩がずーと鎮座している光景は、まるで異世界へ入ってきた感覚になる。

 

岩と波の相性の良さが際立っている…。

 

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うーむ、美しい…(*´∀︎`*)♪︎

 

日本の朝日百選にも選ばれているようなので、次に和歌山に来ることがあればぜひ朝に再訪したい( ・ㅂ・)و 

 

 

 

海沿いから離れ山の中を走る。

 

あいも変わらずのアップダウンをこなしていると、ガチ装備のおじいちゃんが向こうから歩いてきた。旅慣れている風貌で山の仙人のようだ。

 

 

おじい「お、自転車か。どこから来たの?」

 

和歌山駅から漕いで来て、伊勢を目指している、と話していると、

 

おじい「伊勢か…あそこの峠はいくつもあって大変だったな」

ぼく「ふぇ?伊勢から歩いて来たんですか!?」

おじい「うん。まあ、神奈川県の藤沢市から歩いて来てるんだけどね」

ぼく「ふぁーーーーーーwwwwww」

おじい「もう何日歩いたかわかんないね笑」

 

 

藤沢市からここまで500km以上はある…。山を越えることもあるし、1日で20kmぐらいしか進めないのでは?  25日もずっと歩きっぱなしかよ(((( ゚Д゚))))

 

おじいちゃんの装備をよくよく見ると、リュックにはキャンプ道具が入ってそうだ。断熱マットが括り付けられてるし。もしかして野宿しながらやって来たのか…。

 

 

ぶっ飛んでいる人だ。見た目は70歳を超えているぞ(;´д`ノ)ノ

ぼくの紀伊半島ツーリングなんて子供の遊びにしか思えなかった。

 

別れ際には、がっちり握手して、お互いの旅の無事を祈りあった。いかにもな旅人で、すごくカッコよかった。

 

もし自転車に飽きたら、歩いて全国をめぐるのもアリなのかもしれない。

 


超人と出会ったことに驚きながら山を下る。

 

信号で止まると、

ツーリングの勘が

「右に曲がれ」

と言っている。

 

ルート的にはまっすぐ42号線を走るのだが、なんだか右へ曲がりたくなった。こっちはきっと海沿いで気持ちいいだろうな、とおもって…。

 

 

んんん?なんだ?

漁港に人がいっぱい集まっているぞ?

 

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 那智勝浦のまぐろ祭り٩(ˊᗜˋ*)و

 

後から調べたことだが、この祭りは1年に1日しかない!勝浦のビッグイベントにたまたま遭遇したのだ!ラッキーすぎるヾ(*'▽︎'*)/

 

那智勝浦はまぐろの産地だ。延縄(はえなわ)漁法での生まぐろ水揚げ量が日本一の場所だ!日本一まぐろが美味しいんじゃなかろうか。

 

まぐろ汁、まぐろ造り、中落ちの刺身…まぐろ料理でてんこ盛りだ。んんんー、最高かよ!!

 

こんな素晴らしいイベントに来たからには、まぐろを食べるっきゃないっ‹‹ヽ(´ω` ๑ )/››

 

ということで

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どーん、まぐろの漬け丼

 

もーう、これが美味しいのなんのって!

 

赤身なのに口の中でふわふわと溶けていく。なのに食感はぷりぷり。はじめて出会った美味しさだ(*`∀︎´*)

 

新鮮だからここまで美味しいのだろう。産地直送どころの話じゃない。産地はもう目の前の海だ。

 

大感動であっという間に食べてしまった。旅先のご飯って美味しいものだけど、これは特別に美味しいものだ。

 

 

このイベントは毎年、1月の最終土曜にやっているそうなので、来年は2019年1月26日(土)。

興味ある方はぜひぜひ行って欲しい!午前中で終わってしまうので、時間には気をつけてね!

 

 

勘で右に曲がって本当によかった。

 

ツーリングのイイトコロのひとつに偶然の出会いがある。

人だったり景色だったりイベントだったりするんだけど、いろんなことに首を突っ込むことには、こんな楽しさがある。

 

 

さて和歌山を抜け、三重県へと入る。

ついに和歌山の海岸を走りきれたのだ( •̀∀︎•́ )

 

しばらく走ると…

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「ウミガメがいる道の駅」発見!

 

以前クロスバイクで紀伊半島巡りしたときに、来たことがある場所だ。ここの雰囲気は本当に好きなのだ。ちゃんと地元のものを売っているし、休憩所も綺麗で快適。

 

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普段は見ないようなお菓子と飲み物があると買いたくなるよね。

 

そして何よりこの施設の隣には、プチ水族館があり色々と覗けるのだ。

 

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ウミガメ〜。

 

ふたつの水槽に10頭ぐらいいる。幼稚園児ぐらいの子がウミガメにエサをあげているのが微笑ましい(´∀`)

 

隣の水槽のサメやらウツボを眺めていると…急にみんながザワザワしだした。

 

 なんと…

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ウミガメのタッチタイムだ〜!!

 

赤ちゃんウミガメを触れる時間らしい。グッドタイミング∑︎d(*゚∀゚︎*)

 

子供達もめちゃテンション上がっていた。ぼくも甲羅を触らせてもらって満足ε- (´ー`*) 人生で初めてウミガメ触ったよ。

 

 

このウミガメがいる道の駅は、日本国内にここひとつしかない。道の駅としてもクオリティ高いし、プチ水族館は無料で入れるし、タイミング良ければウミガメに触れて飼育員さんからお話も聞ける。

 

小学生が喜ぶNo. 1道の駅だ!ぼくも小学生と一緒に楽しめた( ˙▿︎˙ )/ みんな来たらいいよ!

 

 

 この道の駅からまた走る。

 

目指す先は熊野の海〜!

 

 

きたーーー!

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ぼくが一番好きな海。熊野の海。

 

ここの海はいつ来ても綺麗なのだ。無風、穏やかな波、暖かな陽射し。美しい海をポケーっと眺めるにはピッタリな場所なのだ。

 

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イイ感じにロードバイクを立ててみる。

 

熊野の海とロードバイク。

うん、好きだ。

 

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 ただぼーとする時間。

 

何からも束縛されない時間。

 

人間ってもともとぼーとする生き物なんじゃないか、と思うほどに心地がいい。結局この浜に1時間も滞在してしまった。

 

 

日が暮れる前に行きたい場所があるので、そこへ向かう。

 

その途中に 

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ライオンっぽい岩を見つけたり。

 

 

さて、今日の最後はここだ。

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 鬼ヶ城。

 

実は世界遺産。国の名勝で、熊野灘の荒波に削られた岩のスポットである。

 

 

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 鬼ヶ城の入り口。

 

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ゴリゴリに削れた岩。

 

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岩の隙間から覗く海もまた素晴らしい。

 

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ベストショット。

 

 夕日に照らされた岩がいい。オレンジ色に輝いている。借景の青い海と空もまたいい。

 

 

なんでこれを美しいと感じるんだろう。ふと疑問に思う。

 

自然は美しいものを創り出そうとしたわけでは無いだろう。

けど、これは美しいのだ。うーむ、不思議だ。

 

美しい景色は決して説明がつかないものなんだろうなあ。

 

鬼ヶ城を歩いていると、シャッターを押す指が止められない。どこの岩も個性があって面白いのだ。3歩歩くと景観が変わる。飽きない。

 

いっぱい写真を撮ったけど、ここにたくさん載せるのも憚れる。これを読んでる方には、ぜひ自身の目で見て欲しいのだ。(まあググれば写真いっぱい出るんだけどね)

 

 

日も暮れはじめたので移動することに。今日の宿は尾鷲市にある。

 

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 しかし、熊野市→尾鷲市は半端じゃない山道だ。

 

もう体力を使いきっていたので、輪行で向かうことに。

 

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誰もいない大泊駅。

 

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電車は一級発明品。

 

 

駅近くのコンビニで晩ごはんと次の日の朝ごはんを買う。もうあたりは真っ暗だ。居酒屋すらない。

 

旅館に着き、やれやれといったところ。 

 

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またも個室でありがたいことだ。3日連続で個室だ。

 

ぼくはいつもゲストハウスに泊まるが、ここらへんは田舎すぎて旅館しかないからね。まあ個室は落ち着けるから好きよ。

 

旅館内の風呂へ行くと、小学生集団と遭遇した。彼らはテンションアゲアゲでずっとチ○コネタで盛り上がっていた。彼らの勢いだけの下ネタがむちゃオモシロイ。

 

めちゃ笑わせてもらった。ありがとう、小学生。

これも出会いかな笑

 

朝に二度寝をかまして、結果的に良かった。

 

超人おじいちゃんに出会ったこと、勝浦のまぐろ祭り、ウミガメタッチ、夕日の鬼ヶ城、風呂の小学生…全部そのときしか出会えなかったのだ。

とっても運がいい一日だった。

 

部屋に戻り、ヘトヘトの身体を横たえて就寝。

明日はどこまで行こう?

 

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つづく