【快進のホイール】レイノルズ アサルト【インプレ】
さぁ、レイノルズ アサルトのインプレするよ〜。
この子には1000km以上は乗らせてもらったんだ٩( 'ω' )و
ARGON18 GALLIUMを買った時に、一緒に付いてきたのがこのホイール。
(キリリと締まった造形がかっこええのぅ)
いつもはデュラエースちゃんを、かいぐりかいぐりして、とても満足している。
大好きなホイール。
トータルで7000km以上は乗ってると思う。
けど、レイノルズちゃんもキッチリ走れるおもしろい子で、楽しいライドを提供してくれる。
てなわけで、今回はデュラエースと比較して、レイノルズがどんなホイールなのか紹介していきまっせ!
(正直デュラエースが優秀すぎて、比較されるレイノルズが気の毒なんだよなあ)
メーカー発表のスペック
REYNOLDS ASSAULT SLG Clincher Tubeless Carbon Road Wheelset 2016
・リムハイト 41mm
・重量 1515g
・リム内幅17c
・シマノ11速フリーボディ
重量はデュラエースよりもプラス39g。さすがはカーボンリム。ミドルハイトでもこの軽量さを実現できる技術力の高さよ…!
どんなメリットとデメリットがあるか紹介するよー!
平地に特化したミドルハイト
踏むほどに素直に速くなる。
かなり強くペダルを回しても
『まだまだ速く走れるよ!』と声が聞こえてくる。
スポークパターンとリム精度から、くる加速性なんだろう。カチッと作られていて、踏んでも踏んでも真円がたわんでいないんだと思う。
格段にスピードのノリがいい。
何段階にもスイートスポットが用意されている。15, 25, 35km/h走行が気持ちよくて堪らない。あぁ^~快速〜快速ぅ〜(˙꒳˙ )͟͟͞͞ =
特に28-32km/hの巡航性能は、素晴らしいと褒め称えるほかない。
ギュルルルルルル!!!
と鳴り響くような回転にうっとりとする。
1度コツを掴んでしまえば、自動加速装置がバイクを進めてくれる錯覚にさえなる。
トルクを掛ける、という表現がぴったりくる。『踏む』よりも『押し込む』といった意識でペダルを回すと、率直にパワーが伝わっていく。くいっ!くいっ!って押し込むと、すーーーっと前へ転がってくれるイメージ。
ただ僕が貧脚なばかりに、ポテンシャルを引き出せていないのが少し残念(˙◁˙)モッタイナイネ
(パワー型の人は高速域のスイートスポットを味わえるんだろうなあウラヤマシイ)
短距離ヒルクライム向きの硬さ
これは面白い乗り味だった。
ゆるい斜度の坂道で
ゴリゴリゴリゴリッ!
と乱暴に高速ダンシングすると
チャカチャカチャカ!
と素早く反応してくれる。
無駄がない、タイムロスがない、重たくない。
と三拍子揃った反応性だった。
50mアップぐらいなら、勢いだけで簡単に登れてしまう。これがレイノルズホイールの強みだろう。高速域からの減速はかなりしにくい。
ただし山ツーリングに行くと脚が終わる。10%越えの坂にはメッポウ弱い。
(比較対象がデュラエースだからね。デュラ子ちゃんの登坂能力は反則だからね。仕方ないね)
あっさり踏める脚がなくなり、プルプル脚で登らされることになる。あれは辛かった。
瞬発力を活かして、ガシガシ登りたいシチュエーションに特化しているんだなあ。と感じさせてくれる。
長距離ライドには不向き…かも
独特な硬さを持つホイールなのだ。
100km走った次の日はめちゃくちゃ疲れる_(:3 」∠)_
足の筋肉、おしり、上半身がボロった疲れ方をする。『高速域たのしぃいいい!』と調子に乗ってぶん回すと、あとあと痛い目に合う。毎回おなじ痛い目にあう、学習しない僕もアホなんだが…(´・ω・`)ダッテ、タノシインダモン
路面の凹凸を拾っている様子はなかった。体感ではデュラエースホイールとの違いは感じられない。きっと微振動を身体で受け続けると蓄積するタイプの疲れだと思う。
使うシーン分け
・助けてくれるのがデュラエース
・応えてくれるのがレイノルズ
乗るシチュエーションが違う、と理解できればどちらも可愛いホイールなのだ。
みんな違ってみんな楽しい。
デュラエースは長距離ツーリング用。
しなやかに前へ進めてくれる。脚に疲労が溜まりにくいばかりか、疲れた時には「ああ、機材に助けられているんだな」と感じるほどに優しいホイールだ。
レイノルズはエンデューロやクリテリウム用。
ゴリゴリイケイケモード炸裂して、爆走したいときにはモッテコイのホイールだ。キッチリ安定した走りを実現してくれる。
レース機材として見れば、美味しい所が少ないのかもしれない。
ディープリムホイールと比べれば、巡航性と空力はギリギリ及第点といったところだろう。ただし、加速性や反応性はハナマルをあげてもいいと思う。
ずば抜けた能力が無いからこそ、クリティカルな弱点もない。そこがレイノルズの1番の美点だ。
楽しく長距離を乗りたければ、身体を鍛えればいい。(こやつが乗りこなせるようになれば、さそがし楽しいツーリングになるだろうなあ)
実はフレームのGALLIUMもクリテリウム向きなのだ。けど、慣れてしまえばもっぱら快速ツーリング車になったので、レイノルズホイールもツーリングホイールになることを願っている。
てなことで、これからもレイノルズは乗っていこう 。
たのしむぞ~~~~~!
おわり。
日本三景の松島に惚れてきた【マウンテンバイクデビュー】
いやあ、今回のツーリングは大成功だった。
楽しさのパラメータが振りきっていた。
天候に恵まれ、心打たれる景色を拝み、そして考えさせられて…120点の旅でした。(満足げ)
この旅はきっと忘れないだろうなあ。
--------
さて。
今回から新しいバイクが投入されたぞ。
マウンテンバイクだ~~ヽ(´∀`)ノ イヤッホゥ
この乗り味が《辛抱たまらん!!》状態でニコニコしながら乗っていた。会社の先輩からの借り物だけどね。素晴らしかった。
旅の周遊地はココ。
宮城県の松島だ。
仙台のほど近く、日本三景にも選ばれている景勝地。ふたつの半島と小さな島々によって美しい景観を望める素敵スポット。
半島と海が大好きなぼくにとっては最高のロケーションなのだ!わくわくすっぞ~(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
一週間前にクルマを買ったので、車載して塩竈市へ入る。
クルマって、60kmを1時間半で運んでくれる優れもの。便利すぎかよ(当たり前)
バイクはMERIDA NINE 。
ゴリゴリの山仕様。ツーリングという中距離ライドでどんな走りをしてくれるのか、期待で胸が高まるぞい。
いざ出発だ!走り出しはスムーズだ。
田舎道を駆け抜ける。
ここから先が松島だ~~(*´∀`*)
えっちら、おっちら坂を登る。
マウンテンバイクがちゃんと坂を上れるのか心配していた。車体は重たいし、タイヤも極太なのだ。
しかーし、予想に反して登りがめちゃくちゃ楽だった。太いタイヤ幅、低エア圧、ブロックタイヤ。これらが路面に密着してくれるから、グリップが効く&効くぅ!
ごり!ぐい!ごり!ぐい!
とパワフルに登れるので、自分が強くなった気がする(勘違い)これがマウンテンバイクの強みなんだろう。
うーみー!
島々が見える。
空の淡い青、海の濃い青。
色の違いを観察するのが、ぼくの眺海スタイル。海風に吹かれながら、見ている時間が落ち着くのだ。好きな時間の過ごし方だ。
展望台のとなりに双観山さんという甘味処がある。と、Twitterでフォロワーさんから聞いていた。いざ参る。
ずんだ餅セットなるものをいただくよ!
ぱくり。
甘すぎない、もちもち食感に口角が自然と上がる。これは好きな甘味だ…!鼻を抜ける枝豆の青臭さもGood。むしろ調和してて上品なお味に仕上がっている。おいしい。。。
枝豆と砂糖と餅米。これだけで美味しいお菓子ができるんだから、世界は知らないことだらけだ。
うまうまで満足したら、観光の中心部『松島海岸』へ。
お店いっぱいあるな~。
大変に賑わっている。特に人気なのが遊覧船のようだ。たしかに、リアス式の海岸線は海から観ると迫力があるだろうなあ。いいなあ。
観光バスの台数ェ…。
みんな楽しそうだ。
(ぼくはボッチ)
こういうところは誰かと『旅行』しに来たときに訪れよう。
今回のような『旅』スタイルでは、だれも来なさそうなニッチな場所をせめると楽しいんだ。と自分に言い聞かせる(ま、負け惜しみじゃないんだからね)
松島海岸から離れて進む。
こんな景色を独り占めする。
この写真うまく撮れたなあとニヤニヤ(自画自賛)
坂を上りきると。
うぴょーーい!!
きもちいいいー!!
自転車乗りなら分かってくれると思うんですが!この下り坂ってめっちゃ気持ちよくないですか!?
突き抜けるほどの青色にダイブする感覚が最高。
ああ~(*´∀`*)
むふ~~~(*´∀`*)(*´∀`*)(*´∀`*)
湾が複雑な形をしているもんだから、海の色が違うのだ~(゚∀゚ 三 ゚∀゚)ムチョー
入り組んでる岩たちのおかげで、景色もずいぶんと変わって見える。ツーリングするには最適な環境だ。
ずーと先まで海岸線が見える海が好きだったけど、入り組んだ湾に沿って走るのも大好きになった。こりゃええもんじゃなあ。
ハイテンションのままドンドコ進む。たった一人だけど、それがいい。自転車の上という狭く限られた空間で。不便な乗り物なんだけど、それが愛しい。漕げばどこへだって連れていってくれる。最高の乗り物なんだ。
そんなことを考えて走る。
と、分岐点にさしかかった。
ぼくの直感では、右だ。
稲ヶ崎展望台へ向かおう。
ドガガガガガッ!!
いやっほううううう!
路面の凹凸がぼくの体を揺らす。
うはははは!これ!これ!
これがマウンテンバイクの醍醐味だ!
オフロードにも躊躇わず突っ込めるのが快感…!!
山道でも遠慮はいらない。どんどん行こうぜ。(ロードバイクなら諦めて引き返すレベルの道)
落ち葉で滑りながら、必死に20%勾配の坂を越える。
そこには…???
BEST SEA!!
こかは稲ヶ崎公園。
昔この岬は、稲の発育状態を確認する監視塔だったらしい。なるほどココへ来れば遠くの土地まで見えるもんなあ。
直感で右へ曲がって大正解だ!
(ちょっとここで読者さんの休憩タイム)
海を見る私。
(休憩タイムおわり)
さあ、ここは宮城県の海沿いである。
(真剣な表情)
来たからには無視できない、いや、ぜひ訪れたい場所があった。
震災復興伝承館。
(ここから話が重くなるので、ちょっと嫌な人はブラウザ閉じてね~)
ぼくは東北に住み始めてまだ半年だ。
当時の震災のときには名古屋にいたから、被災された土地のことを遠い世界の話だと感じていた。
ツーリングしていると、こういう看板によく出会う。
津波の最大高さ。。。3.7m。
見上げて想像してみる。よくわからない。むちゃくちゃ恐ろしいんだけど、ぼくの想像よりも遥かに高い波が来たはずだ。それを眼前に捉えるとどういった気持ちになるんだろう。。。
今日見た海。それは、それは美しく優しい海だった。
そんな海が
こういった悲劇を生むのである。
いつも、海きれいダナー、としか見えていなかった。けど、そんな海を純粋な目で見れなくなった。
今はきれいになった野蒜駅。
被災直後はグッチャグチャである。
駅を飲み込むような津波がここへやって来たのだ。ぼくが立っている土地に。。。今日遊んでいたこの土地に。
館内で当時の映像を流していた。
ヒィ、と息を飲む。
つくづく『あの場所にいなくて良かった』などと自分勝手なことを思う。大変失礼な考えだが、率直にそう思った。
どこに住んでいようが、大きな災害に襲われる可能性はある。助からないような境遇になる人もたくさんいるのだ。たまたま偶然そうなる。
ぼくはなんでその災害にあわなかったのか?
なんで今も生きてるんだろうか?
1分後には死ぬかもしれない。。。うおええええ。。。死にとうない。いやだ。楽しく生きていたい。。。
しょんぼりと帰り道を辿る。
この道すらも一時は海水に浸かっていたんだ。よくわからない。。。震災ってなんだったんだろうか。
---------
はい、震災の話はここまで!
ラストエピソードを話すよ!
観光地の松島海岸へ戻ってきたぼくは、夕暮れを楽しみにしていた。
夕刻の海ってとっても好きなんだ。
船たちが一日の終わりを見守っているような、そんな哀愁深い時間帯だ。
そんな素晴らしい夕刻の景色を見るために、フォロワーさんオススメスポットへ向かう。
10%の坂なんてマウンテンバイクなら、へっちゃらさ~~!!
着いたのは西行戻しの松公園だ!
自転車は僕だけだった。
歩いてすぐその景色は僕を迎えてくれた。
『ピゃーーらウェイ!』
アホな声が自然と口から出た。
なんじゃこりゃあああ!
絶景の欲張りセットじゃねーか!!
小躍りしたくなるほど嬉しくなる。風光明媚なこの瞬間に立ち会えたことに身震いする。はわわわわ~!
七色の空を紅葉越しに覗き見る。趣があるじゃない。
空の色がかわるまでずーと見ていた。
地球が回っている。暗い空は宇宙なんだ。と思うと、なぜか誇らしくなる。今日はいい日だ。明日もきっといい日だ。そう思えた。
素敵な場所でした。ありがとう。
景色な感動したあとは温泉へ!
芭蕉の湯さん!
泉質はトロッと感。からだがポカポカする好きなタイプの温泉だった。(欲を言えば水風呂がほしかった…!!)
そのままごはーん!
カロリー倍付けじゃーい!
うまうまうま!ガッツリと濃い味付けで食が進む!東北のご飯はどこも美味しいんだが、ここは格別美味しかった。
かなりの腕前のコックさんが作っているのでは??と思う。
事前にTwitterで、この施設の人とやり取りをしていたからなのか。。。
お店の人のご厚意で、なぜかソフトクリームもらった。(ありがとうございました)
--------
そんなわけで、いままで知らなかった松島へツーリングしてきた。
想像を卓越した自然の佇まい。
初めてのマウンテンバイク。
そして災害のあとの町。
いままでのツーリングとは違った。自分の知ってた世界をもっと広げたい。いろんなことを知りたいし、いろんなものをもっと見たい。まだまだやりたいことはあるんだから、死ぬまでには全部やってみよう。
と。素直にそう思えた。
松島は何回でも訪れてみようと思う。
おわり。
牡鹿半島で死にかけてきた【アホだった】
うわあああああん!!
ここどこだよぉお…( ;∀;)
走っても、走っても、ぜ〜んぶやまみち。
ナメきっていたぼくは見事にしっぺ返しを喰らっていた。
あぁコンビニはどこ??
……
2018年10月27日。
ぼくは牡鹿半島を走っていた。
その自然たっぷりの美しい半島に惚れ惚れしていた。
ただひとつ、ぼくは気づいていなかったのだ。
牡鹿半島は、誇張なしで、ホントに山しかない!!(強調)
このギザギザの半島を見てほしい。
ここを走るなんて荒行だよ。山伏のやる修行だよ!
走ってると勾配17%とか表示されるし、もう意味がわからない。
基本的に10%以上を登ってるか、-10%以上を下ってるか。異常な土地だ。
それが堪らなく楽しいわけなんですが(恍惚)
ただ体力はゴリゴリ削られる。
しかも、調子にのってミドルハイトホイールを履いてきたもんだから、登りで足を消費しまくっていた。
(あ、このホイールも面白かったのでインプレ記事かきまっせ)
平地はバカみたいな風が吹き付ける。
下ハン握ってダンシングしてた(平地で)(白目)
さあ、もう察しのイイ読者さんは気づいているだろう。
ぼくは体力切れで死にかけていたのだ。(ツラかった)
日中はハイテンションモードで、どんどこ走り回っていた。
しかし後半、そのツケが回ってきた。
次第に身体がショートしてきた。
その原因は、、、
圧倒的カロリー不足!!
コンビニはねぇ、個人商店もねぇ、はたまた自販機なんてあるわけねぇ!
シチュエーションが厳しすぎる…!!
それでも目の前は、10%のアップダウンの道。これには参った。
いつもなら補給食を持ってるが、この日はなぜか買ってきてなかった。
『まあ?補給食なくても、ぼくなら走りきれるでしょ?』
とおごり高ぶっていた。
過去の自分にデコピンしてやりたい。『お前はアホか』と。
夕空は最高に素晴らしい。
頑張って頑張って走った。
『キャノボより100倍ラクだ』
と根性で走った。
麓のコンビニまで9kmというところで、レッドゾーンに入ってしまった。
チカラが入らない…。
ウルトラマンのカラータイマーが、
ピコーン、ピコーン。
となってる状態。
身体中のカロリーを使い果たして動けなくなる2歩手前だと推理した。
筋肉がかゆい感覚に陥れば、それはすでにハンガーノックだ。そうならないよう、めちゃくちゃ気を使う。
なるべくカロリーを消費しないで、バイクを前に進める。身体全部を使う、マックスパワーを出さない、スピードを殺す。
長い登りを終えて、
『やった、平地だ』
パッとサイコンをみれば、勾配7%…
(´゚д゚`)ふぁい?
脳内処理もおかしくなってきたぞ( =^ω^)おっおっおっ?
筋肉が溶けている気がする。
いつから食べてないんだっけ?
もう覚えてない。
一縷の望みは、残り僅かな水だ。ちょびちょび飲んで、気を紛らす。
15分に一度はクルマが通っていく。
いざとなれば、助けを求めよう。だれか助けてくれますように。
あと6km。あれから3kmしか進んでないのか。や、やばい……。
これ、行き倒れるかもしない…(心が折れる音)ポキーン
…
…あっ。
ああ!
あの、あの光は!!
やった!自販機だ!!!
耐えに耐えて…
ようやく補給物資にありつけるぞ!!
カロリーが取れるぞ!!
うおおおおおおっしゃあ!!
最後のチカラを振り絞る。喉はカラカラに乾き、筋肉もうまく動かない。
あとすこし…あと…すこ…し…
でん!
んー?(゜-゜)
って!!
ただの電話ボックスじゃねーかっ!!!
( ′Д`)┌┛)`д) ;∴
This is 絶望 ですよ。
あー、こりゃこりゃ。ホイサッサ。
すったこら、すったこら、エイサッサ(やけくそ)
望みなんて、ありゃしないんだ。
泣きたい気持ちでいっぱいだった。゚(゚´Д`゚)゚。
くそぅ。。。出涸らしみたいな身体にムチ打って前へ進む。
立ち止まっても仕方ない、少しでも前へいこう。…ほんと帰れるのかな。
シャ、シャ、シャーー。(ホイールの音)
…あれれ〜?
ペダルが軽いよ…?
もしかして、これって下り坂じゃない?
来たのか!ここでっ!!
夢の下り坂が!!
きたきたぁ!イケイケどんどん!!
テンションは爆アガリじゃあ!
Fooooo!!!
今宵はパーリーナィッ!!
があああああ!と重力に引きずられるままに下っていく。
そして、、、
ついに!コンビニだあああ!!!
ラーメンうまああああああ!!!
染みるぅううう!!
あ、危なかった。
い、生き延びたぞ……。
ほんと絶望のライドだった。けど、生き残れてホントによかった( ;∀;)
GALLIUMちゃんもお疲れさま!
距離77kmで獲得標高1497mは頭おかしい。
ツーリングの範疇でないでしょ、これ。
ただ、140kmで5200m登る七葛(ななかつ)はもっと頭おかしい。(遠い目)
……
キャノボ成功させて、自分はすごいと驕っていた。どんなコースでも走れると思っていた。
だけど、無謀に走ってしまうぼくはまだまだ未熟だ。今回のツーリングで、ものすごい恐怖感を植え付けられてしまった。
またツーリングするときには、補給に気を付けようね。(自戒)
凶悪な牡鹿半島だった。
けど、またいきたい。。。
やっぱり後半はキツカッタ(^p^)
結論
補給食、死ぬほど大事( =^ω^)
みなさんもお気をつけあれ。
おわり。
山形で遊んでみた【紅葉とグルメと秋遊び】
今回の記事はちょっと趣向を変えてみたよ…!
大阪に住む友達が山形に来たので、2人で遊んだ記録を残してみる。
自転車ブログのはずなんだけど、あまりにも楽しかったもんでね。こういうのも書いてみようかと。
紅葉@銀山温泉
2018/11/2
山形に住み始めて半年たつけど、すでに4回目の訪問。めちゃくちゃ気に入っている銀山温泉。
滝と紅葉。
このコラボレーションっぷりよ(感動)
この写真がものすごく好き。
きっと何百年も変わらない滝。
「きれいだなあ…やっぱり銀山温泉いいところだな」と思っていると。
写真を撮ってる瞬間を友達に撮られた(´▽`*)hahaha
(これでn回目)
ちょっと山のほうへ足を向ければ…
ふぁあああ!!きれいなあ!!
いいなあ。
こういうところ好きだなあ。
苔の生え方がジブリぽい。
秋ですなあ。。。剥かれた柿たち。
この色のモミジが一番好き。
ちなみに、山形市内の馬見ヶ崎川でも、、、
さくらの木がきれいな赤色に紅潮していた。
街中で眺める木々も好きなんだよね。
釣りで遊ぶ@笹谷高原荘
自然があふれる中で釣りをやってみた。(釣り堀)
10年ぶりぐらいの釣り。
さすがは、釣り堀の魚たちだ。ぜんぜんエサに食いついてくれないぞ・・・。
いろいろ工夫してみる。物陰に隠れて、針を投げ入れる。じっと動かず魚の様子を見る。一番反応してくれるのは、どんな時だろうかなどなど考える。こういう駆け引きもたのしいなあ。
…ピクッ
…!
イワナ釣れた!!
うひょ~~い!!
結局イワナ2匹、マス3匹釣れてぼくも友達も大満足。
しかも、ただ釣って終わりじゃないのだ。
ばばーーん!
どどーーん!!
いやあ、素晴らしい。即ごちそうに変身してくれた。こりゃあ貴族の遊びじゃない?贅沢すぎない?
もうね、味は天下一品だった。川魚なのに脂もノリノリ。身もしまっている。くどくないからいくらでも食べられる。魚好きはハマる。絶品でした。
雰囲気も素晴らしかったからおすすめだよ、ここ。
サイトのリンクは貼っておくね ↓
釣り堀のシステム、魚の料金 - 山形の釣り堀、虹鱒なら笹谷高原荘へ!笹谷高原荘のホームページ
最上級の晩餐@焼肉さくら
もう、最高 of 最高のディナーだった。
お肉屋さんが開く焼肉屋さん。
日本3大牛のひとつ山形牛が安くおいしく食べられる。山形県人みんながおすすめするもんだから行ってみた。
ネギタン。
手前から、タン元、カルビ、こてっちゃん。
じゅじゅ~~~。
決して焼きすぎないように、でも生焼けにならないように慎重に焼く。(ポリシー)
ひとくち、ぱくり。
みょ~~~~!!!うめぇ……!!
肉が!!あぶらが!!肉質が!!!
柔らかい口当たりなのに、肉のうまみが口から鼻まで広がる。さわやかなジューシーさ、というんだろうか。とにかくうあまい!
とろとろと溶ける脂がたまらない。こりこりするホルモン。固すぎずやわすぎず…。最高やないか。だめだ、思い出すとおなか空いてきた。ここはまたいこう。(ぜんぜん予約とれないけど)
2人でおなかいっぱい食べて5000円だった。破格すぎぃ。
リンク貼っておくね。
ほかにも蔵王で紅葉を堪能したり、牛タンやソバや鳥中華に舌鼓を打ったり、温泉に感激したり。。。。ここには語りきれない楽しいことが山々あったけど割愛。
(語ると長くなりすぎる( ^ω^)・・・)
気になる人はりっけいに話を聞きに来てください└( ゚∀゚)┘
おまけ(サクラ編)
ちなみに…春には桜がきれいなんだよな、山形って。
こういうのが山形のイイトコロで、草木が豊かなもんだから四季を楽しめてしまう。
ああ、田舎って最高じゃないか。
次は雪化粧した山形でも紹介してみようかな。
つづく…?
【国道7号線キャノボ】ちょっと24時間で515km走ってきた【後編】
…ピピッ ! …ピピッ !
むくり。
どこだっけ、ここ?
あたりを見渡す。
どうやらコンビニの駐車場のようだ。
「そうか、キャノボしてたんだったな」
5分の仮眠でも十分に眠れた。
257km走ってきた。あと半分。
残り12時間20分で走り切れば、キャノンボール達成となる(・д・;)…ゴクリ
--------
この記事は後編です!(*´ω`)
前編はこちらからドウゾー!
(まあ読まなくても大丈夫だよ)
--------
自転車にまたがる前に、かるく体操をする。
ぼくは首と肩に痛みが出やすいので念入りに。
うん、大丈夫だ。
疲れてはいるが、大した痛みにもならないだろう。
後半戦だ、張り切っていこう!!
Garminから後半のルートを呼び出す。
ピロリン♪
Garmin「ロードできませんでした」
んん??(´゚д゚`)
もう一回。
ピロリン♪
「ロードできませんでした」
ふぁあああああああ!!!???
ルートが表示されないおおお(゚д゚ll)おおお
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
気が動転する。アセリやすい性格なのだ。
暗くて青看板も読めやしない。しかも、ここからは走ったことない道だ。
スマホをナビ代わりにする?でもルートを今から引き直すのか?
落ち着け、落ち着け。
かるく深呼吸をする。
すーはー。すーはー。
よし。
すこしは気持ちが楽になった。
慌てちゃあいけない。
ちゃんと考えてみれば、どうといったことはない。
520kmの道は、頭の中に全部入っているはずだ。なんどもルートを引いてきたんだ。
コンビニも10件分の場所は分かるはずだ。
3か月間、入念に準備してきたんだ。
なんら慌てることはない。スマホの充電も十分にあるし。
ふう…大丈夫だ…。
きっと走れる。
心を落ち着ける。
この時点で、脳にもかなりの疲れが蓄積されていたんだろう。
負荷をかけないよう気を付けていたが、いかんせん長時間の思考を続ければ、脳もパニック起こしやすい。ここからは自分自身をコントロールできなければ、またパニックになりそうだ。
落ち着いていこう。
入念に準備をしてきたんだ。すーはー。
インナーとタイツを装着して、最大の防寒モードになる。
寒さよ、どんと来い!
もう真っ暗になった道を走り始めた。
ぼくはナイトライドが好きだ。
真っ暗な道を淡々と走るシチュエーションに萌える。
普通の人はご飯食べたり、お風呂入ったり、ゆっくり過ごしている時間帯だ。
なのに、僕だけが外で孤独に走る。
マゾかもしれないけど、それがたまらなく楽しい。
「なんでこんなことやってるんだろう?」ってあきれた気持ちと
「こんなことやってる僕ってかっこいい」って思いあがった気持ち。
この混沌とした感情だけでペダルを回せる僕は単純だ。
天候もかなりいい。星々がきらめく夜空を拝める。
風は吹き止んだようだ。潮の香りを楽しむ余裕もある。
太陽が出てないので、給水回数も減る。
先を急ぎながらも、ロングライドを楽しめている。休息をしっかり取れたおかげだろう。この時点で仮眠5分×2回だ。信号や山がないので回復に時間を割り当てられる。ありがたい。
街灯もまともにない真っ暗な道なので、知ってる道だろうが知らない道だろうが関係ない。Garminのナビがなくとも走っていける。2灯のライトが照らすその先を目指すだけ。イッツ、シンプル。
ここまでは安心して走っていた。
「300kmまでは走れる!!」と強く確信していた。
「300kmまでは走れる。300kmまでは走れる」と暗示をかけすぎたせいか…
走行距離が301kmになった瞬間に
生きてはいます
— りっけい (@rikkei2) 2018年10月8日
死にそうですが pic.twitter.com/TRhJ21uhqx
唐突に絶望と狂気を感じた。
ついに精神がガタツキ始めた。
どうやら、ぼくの限界は300kmらしい。顔面スレスレに「死」が歩み寄ってきた。気持ちがしぼみだした。
生と死の境界線で反復横跳びしてんじゃねえの?
ここを越えると死ぬ。もう走らないほうがいい。いや、走りたくない。。。
もういいじゃないか。14時間で300km走れたんだ。もう終わりにしよう。
しおしおと枯れてきた。
……。
「…無理ですよ。いくら、りっけいさんでもキャノボは無理ですよ…」
記憶のトビラがひとつ開いた。
この言葉は、さとる君に言われた言葉だ。
2か月前の石川ツーリングで、さとる君はそんな一言を発した。
「新潟ー青森キャノボがしたい」と僕が話したとき、
さとる君は270kmソロライドの経験を踏まえて、そんなアドバイスをしてくれていた。確かに彼の言うことは正しいだろう。
ぼくなんてロード歴1年ちょっとの初心者だ。トレーニングなんてちっとも積んじゃいない。やっぱりできないんだ…。
頭の中で繰り返される。
「…無理ですよ…無理ですよ…」
いいや!!!!!ちがうね!!!!!
試してみきゃ、わかんないでしょ!!
理性で考えてみれば、無謀でムチャクチャな挑戦だ。
だけど、やれるところまでやってみなきゃ。
無理かどうかなんて俺が決める!!!
闘志がむくむく沸いてきた。
もうちょっとだけ戦ってみようじゃないか。だって精神がガタついてるだけでしょ。機材はノートラブルだし、身体も動く。脳からの睡眠指令も来ていない。
自分をコントロールしようぜ。
コンビニに寄ってモンスターをぐびりと飲む。
3年ぶりに飲むエナジードリンクが何よりもウマかった。身体が欲していた味だ。
さあ行こう。
またペダルを踏みロードバイクを進める。
ここから先の記憶があまりない。
自分を叱咤激励しながら走っていた気がする。
その途中。
精神力の戦いになってる
— りっけい (@rikkei2) 2018年10月8日
正直、とても辛い pic.twitter.com/OUCUFRFi09
こんなツイートをしている。
やはり相当キツイ思いをしていたようだ。 リプライで心配の声をもらっていた。
海岸線に沿った山道を延々と走っていた。真っ暗だから全部同じ道に見えていて、余計に精神がおかしくなっていた。
ついに身体にまで異変が起きた。軽い吐き気と風邪の初期症状だ。のどが痛い。水分を多めに取って、鼻呼吸に徹する。ネックウォーマーをぐいっと引き上げて、マスク代わりにする。のどの保湿のためにね。
脳汁が出ているのが分かる。興奮剤と鎮静剤を打たれた気分だ。脚はプルプルと震える。
痛みなんてとうの昔に忘れた感覚だ。苦しくて当たり前だし、いまさら疲れも感じない。
車は一時間に一度見かけるほどで、世界にたった1人ボッチで置いて行かれた気持ちになる。
もう休みたいと駄々をこねる自分がいた。
「次の街に入ったら、宿を探そう」
「公園でもいいからぐっすり眠りたい」
「あ、ラブホがある。ラブホにでも良いから泊まりたい…」
そんな切ない気持ちを慰めてくれていたのは星空だ。
0時の青森の空。人工物は道路だけ。そこを駆け抜ける自分。そんなシチュエーションで見る星空は最高に美しい。ぴかぴか瞬く星々。
オリオン座の方向を目指して走る。秋の夜だから、方角は東だ。 うん。ルートは間違っていない。
休憩はもう予定通りにはいかない。体調やノリに合わせる。駐車場があればそこで横になる。興奮して寝れはしないが、頭がふわふわする。
起き上がるまでに時間がかかる。亀のようにのそのそと動く。
ロードバイクにまたがれば漕げるようになる。
深夜1時。
津軽半島入り。クワガタの左角みたいな場所だ。ここから北上するルートに入る。
気温は8度。さむい。動き続けなければ凍えてしまう。
広域農道を走っていたので、景色がうら寂しいものだった。両脇は林。たまにガードレールが見えるだけ。深夜の自然の中。街灯なんてない。
そんな場所だっただからだろうか。不思議な感覚に落ちた。
「あ~この男の人はいま自転車を漕いでいるのか。けっこう息が上がっていて辛そうな顔をしているなあ。ふむふむ~」
…自分の顔が見えていた。
…幽体離脱…?
一瞬のことだった。
なにがなんやら意味が分からない。けど幽体離脱だった気がする。寝落ちしていた感じもなかった。頭がマヒしていたので怖いとも感じなかったけど、不思議な気持ちだった。
あと幽霊が何人か見えていた。いや幽霊っぽいものを見ていた。といったほうが正確かもしれない。脳が処理落ちしていたので、草やポールを人として認識していたかもしれない。
最初に見たときは心臓がバクバクしたけど、すぐに慣れてしまった。「あーはいはいはい。また来たのね」と眺めていた。頭がバグっていたんだと今だからわかる。
そんなスピリチュアルなことよりも、24時間以内に走り切れるのかばかりが気にかかっていた。体力ギリギリで出力できるスピードを維持していた。それでも23km/hが目いっぱいだった。
こんなペースでホントに間に合うのか…?
気ばかりが先行して焦りをつのらせる。
なんでこんなにも走れているんだろうとふと疑問に思う。いままで溜めてきたエネルギーをバーゲンセールで大放出しているんだろうか。火事場の馬鹿力とか、人間の隠されたポテンシャルを引き出しているとか。
精神力ってなんだろうとか、哲学ぽいことも考えていた。
あんまりにもスムーズに走れているもんだから、
「こりゃあ、未来の分のエネルギーも使ってるわ」
と結論付けていた。(ちょっと自分でも何言ってんのかわかんない)
最後のコンビニにピットイン。
暖かいココアと冷たいコーラを買う。
ココアをすすりながら、スマホを眺める。
さとる君からLINEでスクショが送られてきていた。
さとるくん「ガチでキツいと思うので、あえて頑張れとは言いませんが、おれも全力で走らせてもらいます!少しでも力が伝われば幸いです!」
ありがとう、さとるくん。ほんとにありがとう。
一人で歯ぁ食いしばって走ってきたから、ものすごくうれしい。応援されると頑張ろうって思える。
よし、コンビニ出発だ。
最後の山を登る。はあ、はあ、はあ…
痛みも疲れも、何度も味わった。
残り58km。猶予は3時間…。
ここまでの21時間は人生で一番長い21時間だった。楽しくてツライ21時間だった。
けど、もう大丈夫。
450km以上走ってきた僕は、ふっと笑った。
…きっと間に合う。
山を越えて街中へ入る。
踏切を見ると「人々の生活圏に戻ってきた」と安堵する。
のこり30km。
もどかしいもどかしい30km。
あと1時間半で終わるだろう。いかにも町の旧道、という道を通る。路面状態が良くない。ツギハギ状に舗装が直されている。雪国は路面が痛みやすいと聞いたことがある。こぶし大の穴が空いている。
そんな道にも慣れてきたころ…
ガガガガアガガガッガ!!!!ガアアガッガガ!!!!
ロードバイクが左に傾いていくのが、コマ送りでゆっくり見えていた。
あぶない!落車する!!
のこり30kmもないのに、ここでキャノボが終わってしまう。
ケガをしてしまうかも。ロードバイクが壊れてしまうかも。
瞬時に考える。
「いやだ!!!終わりたくない!!!」
ガガガガアガガア!!!
イチかバチかで、右へ車体を振る。
この判断は賭けだ。賭けに失敗すれば、ここまでの490kmの努力は実らない。
ザザザッザザ…ザアザ。
なんとか体勢を立て直し停車できた。たった4秒の出来事だが、とてつもなく長く感じた。
いったい何が起きたんだ。
振り返って、見る。
ジャリ道だ。
アスファルトが途切れて、ジャリがむき出しになっている。
危なかった。ほんとに危なかった。ピンポン玉よりデカい石がごろごろしている。
こんなところでコケていたら機材に深刻なダメージを負わせていただろう。カーボンフレームが割れていたかも。自分自身もどんなけがを負うことになっていたやら。ゾッとする。
舗装のツギハギ状の作り直した路面が続いていたので、これも新しく路面を直したところだろうと無意識に思っていたらしい。ジャリと気づかず高速で突っ込んでしまった。
疲れると単純なミスを犯す。あな、おそろしや。
このせいでどっと疲れが押し寄せてきた。ダムが決壊するように、溜めてきた疲れが急にやってきた。
もう事故は起こさない。どんな小さな変化も見逃さないように、細かな注意を払ってバイクを進める。
慎重に慎重に。
夜も明け、空が白くなってきた。
太陽が上がれば視界も開ける。
そしてついに。
とある地点が見えてきた。
あそこだ。もう少し…!
こ、ここだあああ!!!
ゴオオオオーーーールゥゥ!!
やったあああああああ!!
できたああ!!国道7号線キャノンボール達成いいいいい!!!!!
うがああああああああああ!!!うれしいいおおおお!!
無理だと言われた。できないと思っていた。
途中で何度も音を上げた。やめようと決心したことも何度もあった。
身体はズタボロで、休息も栄養も睡眠も、何もかも足りていなかった。
ただ達成感だけで拳を突き上げていた。
それをみたタクシーの運転手さんが、目の前で止まり僕の顔を覗き込んでいた。
…タクシー客だと勘違いされたようだ(*´Д`)すまねえ、タクシーのおっちゃん。
新潟→青森キャノボ515kmを23時間47分で達成。
GALLIUMちゃんもよく走ってくれたよ。
結局、機材はノートラブルだった。素晴らしい。
これがログ。
気になる方はのぞいてみてね。
いやあ。500kmを走り切るのはきつかった。それを24時間以内と縛りをつけるのもしんどかった。もう2度とやらない。
今回は楽なルート取りをしたからぎりぎり達成できたけど、東京-大阪の本家キャノボ達成者は偉大過ぎる。箱根の山を越え、信号まみれの名古屋を超え、走り続けるなんて常人じゃできない業だ。7号線キャノボをやって実感した。ほんと尊敬いたします。
ここではっきり書いておこう!
もう2度とキャノボなんてやらない!!
(フリじゃないよ…)
これからはゆるゆるの自転車旅をやろう。
おわり。
【国道7号線キャノボ】ちょっと24時間で515km走ってきた【前編】
はあ、はあ、はあ…
痛みも疲れも、何度も味わった。
残り58km。猶予は3時間…。
450km以上走ってきた僕は、ふっと笑った。
大丈夫だ、きっと間に合う。
-----------------
今回はキャノンボール本番編。
キャノンボールとは何なのか、どんな準備をしてきたのかは、以下の記事にまとめておりますので、良かったらドウゾー(*´ω`*)
24時間以内に515kmを走るのだ。
そんな無茶ライドに挑むのだ。
スタート地点。
僕は小さく震えていた。
ワクワク感と恐怖感がぼくを震えさせたんだろう。
ここがスタート地点。新潟市内。
国道7号線の始点だ。
ここから500km先の青森まで走る。
頭のなかでルートを確認する。
うん、問題はない。
唯一の問題は、ただ遠いだけだ。
事前準備もしっかりやってきた。
いざ!出発!!!
地面を蹴り出し、ペダルを踏む。
脚はくるくる回った。よかった。痛みも眠気もない。フォームもいつも通りのはず。
ノープロブレム!
レッツラゴー└( ゚∀゚)┘
7号線バイパスを避けるために113号線を走る。しかし信号が多くなかなか前へ進めない。
1時間で21km。ちょっと焦る。
「まだ慌てる時間じゃない。大丈夫、大丈夫」
自分に言い聞かせる。無茶な走りをすればすぐに動けなくなる。気持ちを落ち着けよう。
すぐさま知ってる土地に入った。
ここは新発田市!
以前に徹夜ライドしてやってきたところだ(゚∀゚≡゚∀゚)
ここから先の道は分かるぞ!
この先250kmは一度は走ったことがある道だ。精神的にずいぶんラクになる( ・∀・)
新潟スタートにしてよかった。昼間に知ってる道を走れるのが、どれほど心強いことか。
スピード、体力の消耗、ペダリング。
この3つに意識を集中させる。
うん走れる走れる。
胎内市、村上市をパスしていく。
うひゃーーー!
気持ちいいいい(*´∀`)
ガンガンいこうぜ。
景色はバツグンに素晴らしい。
ここは「笹川流れ」という景勝地。
ただね、海風がキッツイ!!
いたる方向からびゅーびゅー吹きつけてくるもんだから困った。バイクがコントロールしにくいったら、ありゃしない。
斜めの向かい風でも体力が削られる。スピードを重視するあまり、踏みすぎていた。
落ち着こう。こんなシチュエーションなんて何度も遭遇してきたじゃないか。ロードバイクに乗っている限り、外的要因からは逃げられはしない。風であったり、坂だったりする。どうしようもないことがたくさんある。
だからこそ不利な条件のときには、無理をしちゃダメだ。静観するのがベストアンサー。力を出さない。焦らない。この後きっと運が向いてくることを信じて、力を蓄えておく。有利な状況を待つのだ。「いい流れ」を待つ。
この考え方はトランプとか人狼ゲームで学んだことだ。ゲームにも「流れ」がある。
自分に流れが来ているのか来てないのか。対人ゲームならここの見極めができるかどうかで勝敗が決まる。配られたカードの強さよりも大事なのが、流れを見ること。と思っている。
有利なときにはどんどん勝負に出る。理想的なゲーム展開を予測して、強いカードを躊躇せず出していく。自分に運が向いているんだと思い込む。するとホントに運が向いてくる。不思議なことだ。
逆に不利なときには静観あるのみ。最低のシチュエーションを予測し、負けを最小に留めることにする。無茶なんて絶対しない。いい流れを信じて待つだけ。
ロングライドも同じで、いま自分がどんな状況にいるのかを冷静に見れれば、最大のパフォーマンスが発揮できる。パワーのないぼくは、頭を使うっきゃない。
自転車乗りでパワーがないというのは、配られたカードに切り札がないことと同じだ。状況は打破できない。
いま不利な状況にいる。荒れ狂う風は受け入れる。歯向かわない。少しずつでも前に進む。体力は決して使わないように努める。
強風にさらされて20kmは進んだろうか、身体から休めと言われている気がした。
確かに休憩もなく耐えて走っているだけで、体力は消耗していた。降りてちょっと横になる。5分だけ目を瞑る。
ごうごうごう…頭の中で血がめぐるのがわかった。
少し休むだけでも身体はかなり楽になる。回復できた。ラッキー!
回復するにも体力が必要なので、体力切れを起こす前に休むのが結構大事だったりする。
まだいい流れが来ないが、忍耐走りをする。
けど、やっはり海はキレイだなー。
特急いなほカッコええなー!
92km地点。
1回目のコンビニ休憩をとる。
結構な疲れが出ていた。静観モードでちまちま走っていたが、体力は削られる。
「このあとも風が吹き荒れるなら、ぼくのパワーではゴールできないな」
と、ちと不安になる。
しかし!!
山形県に入った途端に、風が味方になり始めた。うひょーーい!!
風速1~2m/sの微風だが、追い風に変わったのだ。
よしよしよしよし!!ひとりでガッツポーズをする。
この瞬間を待っていたんだ。
おにぎりを頬張り、水で流し込む。
賭けるならここだ。一気にケイデンスを上げる。
ジャカジャカジャカジャカ!!
チェーンからギアに力が伝わっていく。回すだけで30km/hが出る。
たのしいいいいい(* ゚∀゚)
自分が求めるスピードで走れるのが、ロードバイクの醍醐味だ。
『ここは踏む』『ここは回して加速する』
考えた通りにバイクを進められるのが楽しくて仕方がない。うひゃー!!
ここで投資しておけば、のちのち自分を助けることになるだろう。体力を使ってでも高速で走る。
静観モードで力を蓄えていてよかったああ。
ただ調子がよくても、考えるべきことはたくさんある。
第一にフォームがいつも通りか。
力んでペダリングすると痛みの原因になる。痛みが出れば500kmなんてとても走りきれない。
無茶はするが、無謀ではいけない。
ジャカジャカ回しながら変なフォームになってないか確認する。
ハンドルとサドルへの荷重、おしりの位置、膝と足首のスムーズさ、足裏から伝わるペダルの反発、使う筋肉。これらがいつも通りか、ムダがないか。細かくチェックする。
うん、問題はない。きっとフォームは崩れていないだろう。
あとは体力消費のスピードだ。息を切らしていては、体力ゼロへまっしぐらだ。息は切らさない。鼻呼吸で走れる限界のスピードを保つ。
内臓の疲弊にも気をつけるが、大丈夫そうだ。まだまだ元気。
快速りっけい号となって突き進む!
けど、気になるものを見つけ思わず足を止めた。
???
船に対して「ご自由にどうぞ!」???
なんだ、これ(^p^)
以前立ち寄った温泉地もそのままスルー。
温泉入りたいなあああ!
疲れを感じる前に、休憩も取っていく。
胃腸をいたわる意味でも野菜モグモグ。
長距離を走るなら栄養バランスを崩さない。このビタミンや食物繊維があとから効いてくれる。これも投資の一種。
鳥海山キターーー!!
この時点で150km。
鳥海山大好きっ子のぼくとしては見るだけで元気がもりもり湧いてくる。カッコいいんだよなあ、鳥海山。
ちょっとした登りをこなせばすぐに…
秋田県入ったあああ!!!
ハイペースでここまで来れたことが嬉しい。休憩込みで22km/hで走れている。ヨシヨシ、予定通りだ。身体に痛みもない。
200キロ地点。
かなり疲れが出始める。ここまで200kmを懸命に漕いできたが、まだまだ走らねばならないことに戦慄する。
秋田の眺海も素晴らしい。
由利本荘市から秋田市へ細かいアップダウンをこなしていく。
ここが回復ゾーンだ。登りはゆっくり、下りは脚を止めていく。風向きもいい。たんたんたん、とリズムを刻んでいけば距離は稼げる。
秋田市内へ。
そろそろ夕暮れ。
ちょうど中間地点にて、大休憩をとる。
これから夜を越えるために栄養をつけるよ!!
中間地点で残り12時間42分。
もしかしたら達成できるかも、とワクワクする。ただしここまでの疲労感、知らない道、暗い道ということでペースはグッと落ちていくだろう。
『ここからどうペース配分するか?』が肝だ。
さあ、ここからはディオの時間だ。ゴゴゴゴ…。
ナイトライドが好きな僕としては、嬉しい時間帯。夜が来ることをずっと楽しみにしていた。
だが、絶望と苦しみのナイトライドになることを、このときは予想もできていなかった。
つづき。後編はこちらからドウゾー(*´ω`)
【国道7号線キャノボ】ちょっと24時間で515km走ってきた【後編】 - りっけいのゆる旅
【準備編】東北キャノンボールやってみる【7号線キャノボ】
ごくり…
まさか東北でキャノボをやる日が来るとは…。
今回は新潟→青森ルートで走ってみる。
距離525km、獲得標高2500mなり。
なんで、キャノンボールをやることになったのか?
ある日ぼけーっと、Wikipediaで国道一覧を見ていた。
そこに、ひとつ気になるものを発見した。
国道7号線。473km。
うん?国道7号線?
海沿い走れてなかなか面白そうじゃないの?
しかも距離が500kmぐらいって…。
ちょっと走ってみたい!!
調べてみると
2013年夏 新潟~青森(24時間)|Kazuhiro-Engine.
カズヒロエンジンさんが走ったというブログを見つけた。
お、おもしろい(*゚∀゚*)
よっしゃ!ぼくも走ってみようではないか!
ってな、ノリで新潟→青森キャノンボールをやることを決めた。
ただのノリでしかない。
スタートとゴールは、7号線の始点から終点まで。まあキャノンボールだからね、国道の端から端まで走りたいじゃないの。
ただし、青森では7号線を外れ海沿いを走ることにした。これで520kmという数字になる。
そもそもキャノンボールとは、東京-大阪間の520~540kmを走るタイムアタックなのだ。
走る!と気軽に決めたが、今回のチャレンジがいかにアホなのか。ちょっと説明してみよう。
ぼくはロードバイク歴2年目なのだ。
学力にしてみると、小学校2年生レベルのロードバイク乗り、ということになる(たぶん)
で、キャノンボールとは、東大に合格するレベルなのだ!
小学2年生レベルの僕が東大に合格??(゜∀。)(。∀゜)
掛け算の6の段をようやく覚えたのに、微分積分や帰納法を使え、と言われているような感じだ。震えるしかない。
偉大なロードバイク乗りでも達成できないこともある。バカみたいに難しいチャレンジがキャノンボールなのだ。
まあ冷静に考えてみれば当然で、
●24時間走り続けること
●500km走り続けること
この2つを同時にクリアしなければならない。
無理ゲーでは??
けど、やってみたい!!
自分が一体どれだけ走れるのか、試してみたい。
むくむくと起きた欲望は、簡単には消えない。一度やりたいと思えば、挑戦してしまおう。
いままでの挑戦者たちの記録を見る限り、失敗してしまう要素がパターン分けできた。
外的要因で言えば、山、信号、街、逆風、雨。
これらが無ければ無いほどいい。これらが無いと、乗車中の時速を落とせるし休憩回数も増やせる。
まずは、山。
今回のルートに山はない!超平坦ルート。100mを超えるアップダウンがないのだ。
30mの小刻みなアップダウンを繰り返すことが多いルート。小刻みなアップダウンが好きなのでとても良い!
さらに、通過する大きな街は秋田市ぐらいなので信号に引っ掛かる回数もかなり少ないと思われる。
つぎに、風。
今年は毎週末にばんばん台風がやって来る年で、決行日をいつにやるのか悩みに悩んだ。
ずーーーと天気図を睨み付けてベストデーを選んだ。
これだ!
10月8日。この日の風向きが最高だ。
さらに雨もほとんど降らなそうである。
外的要因はこれで対処できただろう。かなり有利な条件で走れるんだろう。
あとは、装備と機材。
装備。
輪行袋、インナー2枚、タイツ、ネックウォーマー、ライト、充電器、ケーブル2本、モバブー、ボトル、ツール缶(チューブ2本、タイヤレバー2本、御守り、携帯工具)
まあいつも通り。
機材
これもいつも通り。
フレーム:ARGON18 GALLIUM 2017
ホイール:Dura-Ace 9100 C24
タイヤ:Continental GP4000SII
チューブ:Panaracer R-Air
コンポ:SRAM Red eTap
クランク:Dura-Ace 9100
サドル:Fabric Scoop
ハンドル、シートポスト:FSA K-FORCE
ブレーキ、ステム:FSA SL-K
ペダル:SpeedPlay
トップチューブバッグ:Topeak Dry Bag
サドルバッグ:OLTRIEB L
いつも通りのアッセンブル。
ただちょっとヒルクライム仕様。
ギアは14-30Tでジュニアカセットときたもんだ。
パワーがない僕にはこの機材がピッタリくるのだ。今回は超ロングライドなので速いよりも、疲れない走りを実現するために考えてたらこうなった。
さらにライト1灯を追加した。
前輪の横に。
テストライドをやってみたが、これがめちゃくちゃ明るかった。100lmでバッチリ見える。11時間持つのでサブライトとして導入してみた。メインライトはvolt400ちゃん。
あとは、タイムスケジュール。
ペース配分をミスったら全てが終わる。
むちゃくちゃ考え抜いた。
僕の体力で走り続けられるのは、70km/3hのペース。時速にすると23.3km/h。
息が上がることがなく淡々と走り切れるはず。
試しに仕事終わりの疲れている状態で100km走ってみたが、このペースが一番しっくりきた。疲れるどころか逆に元気になるほどだった。
とまあ、こんな作戦を2ヶ月間ずっとたてておりました。ただこれだけじゃあ実は不十分なのだ。
実は8ヵ月まえに、540kmを48時間で走る「ゆるキャノボ」をやっていたのだ。
前回の反省点をちゃんと振り返ろう。
このライドがハチャメチャに辛かった。
吐き気と疲労感と睡眠不足で朦朧としていた。
なぜこんなにも辛かったのか。
結論から言えば、睡眠不足と寒さ。
修士論文発表会(これやらないと大学院卒業できないむちゃ大事なやつ)の翌日にゆるキャノボをやっていた。
一週間前から、発表会のための膨大な量の作業をしていて満足に寝れていなかったのだ。走る日の朝もとっても眠かったのを覚えている。
前回の反省をいかして、キャノボ決行一週前から毎日8時間以上寝た。
そして、寒さ。
防寒具もmont-bellのインナー2枚とタイツでバッチリだ。(たぶん5℃までなら耐えられる)
準備は万端!
いざ、行こう!キャノンボールぅ!!
挑戦することに価値があるっ!!
参考にさせてもらったブログ↓
ばるさんの考察が深くてとても勉強になりました。素晴らしい情報をありがとうございます。
コースはこんなかんじ。↓
国道7号線キャノボ新潟→秋田 - ルートラボ - LatLongLab
国道7号線キャノボ秋田→青森 - ルートラボ - LatLongLab
本番編はこちらから↓
ちょっと仙台コミケに出展してみた。
ちょっとコミケに出展してきましたよ。
2018年9月24日の仙台コミケ。
友達が「りっけいもコミケ出てみれば?」と誘ってくれたので、「なら出てみる~」となんも考えず、出るのを決めた(*´ω`*)
はて、なにを出すか。
まあこのブログを見てくれる方ならお察しでしょう。
写真ですね、はい。
自転車であちこち出かけるのが好きで、写真を撮るのも好き。
なら、フォトブックとポストカードを作ってみようじゃないかと。
これまでの人生で一度もコミケに参加したことのないわたくし。いろいろ考えてみた。
せっかくのフォトブックだから、買った人には喜んでもらいたい。
いつもの旅ブログみたいに文章と写真で何か書きたい。けど、ブログには載せてないネタがいい。無料で公開してるブログのネタをそのままフォトブックにしてお金をもらうのは気が引ける。
うん、どうしよう。
あ、フォトブックのネタのために旅すればいいじゃん。
…てなわけで、秋田県へ400kmライドやってきました。
正直、いままでのライドで1番楽しかった。
なんならガイドブック作りたいレベル。
それをフォトブックにした。
それと、これまでの1年間で撮りためた写真をポストカードにしてみた。
お気に入りがいっぱい。
さて当日。
ブースの設営。それらしくできて満足。
(100均で全部そろえられた。100均最高)
いざ始まってみると、お客さんはちらちらと見てくれる。コミケで景色写真を売ってるのは僕ぐらいだったし珍しかったみたい。チラ見するお客さんを捕まえていろいろ話しかける。
自動車が好きな人、バイク旅する人、景色が好きな人…いろんな人とお話しできて楽しかった。もともとTwitterで僕のことを知っている方もいてプチオフ会みたいになっていた。無茶うれしかった。ありがたひ。
自転車に乗ってるだけじゃ出会えない人と交流できるのがシンプルにうれしかった。みなさん、興味持ってもらってありがとうございました(*´Д`)
ポストカードで特に人気だったのはこの2枚。
本州最南端からの夕日。
秋田の夕暮れ。
海×夕方。ってシチュエーション萌えるよね。いいよね。
大満足で終えられたコミケだった。とっても良かった。
…ただね。後悔してることがあるの。
このフォトブック。製本代に1冊1,700円かかってるの。30冊+送料で55,000円かけてつくった。
それを1冊500円で売ってんだよね。馬鹿だよね、あほだよね。
でも聞いてよ。僕の作ったフォトブックを1,700円で買って喜んでくれる方がいるんだろうか?ってすごく不安だったわけ!!なら500円で売って安さで勝負するしかないんじゃないの?って思ってわけですよ!!!
冷静に思い返した今、やっぱり500円で売ったのはあほでした。
コミケで8冊も売れてしまったから10,000円の赤字確定ですよ、これ。
残りの22冊どうしよ…?
ただありがたいことに。
「フォトブックを再販してほしい」という声も上がっているんですよ。(その人は神様かな?)なのでそのうち販売するかもしれない。
もし売るときにはTwitterで告知するので、Twitterチェックしてね!
↓
りっけい 9/24仙コミD08(@rikkei2)さん | Twitter
もしほかにも欲しいって神様みたいな人がいれば、ここのコメントでもTwitterでもいいので教えてください~(*‘∀‘)
よろしくです!(最後の〆の言葉がわからない)
おわり~。
能登半島の先端を目指してワチャワチャしてきた!【北陸ツーリング③】
輪島の朝市!
石川ツーリング3日目。
ぼくとさとるくんは日本三大朝市の1つ、輪島の朝市に来ていた。
看板「買うてくだあ!!」
ぼく「買うたりますよ!!」
お土産物屋さんがあればひとまず入ってみるスタンス。
おおお?お魚だ。そういえば、お魚は買ってそのまま食べられるってTwitterで教えてもらったんだ。
お店のお姉さんのおすすめの、ふぐとのどぐろを買ってみた。
高級魚が普通に買えてしまう朝市っておもしろい。
それを…
この炭火コーナーで焼き焼きするよ(*´Д`)
すしざんまいポーズ byさとる社長
ふぐ。
淡白そうな白身なのに脂たっぷり。ぽたぽた垂れる脂。おいしそう(*´ω`)
いざ、食す!
ふわぁぁぁああ!うんまああああい。
少しきつめの塩と、味の濃いふぐの身が合う!ぷりぷりの身!!
つまり、うまい!!うまい!!!!
のどぐろさん。
ほんとにのどが黒い。どんな味になるのか。わくわく。
ぱち、ぱち。炭火。
いざ…ひとくち
う、うまままま!!
噛むごとに染み出すうまみ…こりゃあいいのどぐろだ。
ほろほろと口の中で崩れるのも一興。
さとるくんもかなり満足そうだ。
朝から炭火でお魚が食べられるって幸せなことだわ、これ。
はて。いつもブログで「うまあああ」ってばっかり書いてて、「じぶんの舌はバカ舌なの?」と自分で思う。けど、それも仕方ない。ほんとにおいしいんだから。
旅先、自転車、空腹、これらの条件がそろえば、最高にグルメが楽しめる。「旅の道中で食べる」ってシチュエーションに萌える。
輪島サイダーで、朝食を〆る。
宿に戻り、おっちゃんと雑談する。この先のルートに面白いところがないか聞くといろいろと教えてくれる。さとるくんとプランニングしてルートを決める。
今日も楽しいツーリングになりそうだ。
しゅっぱ~つ。
宿からすぐに海沿いの最高の道路が!
2人で「うひょひょひょ」「あひゃひゃひゃ(゚∀゚)」
と言い合いながらペダルを回す。暑さでテンションがおかしくなっていた。
アップダウンが激しいが、なんてことはない。さとるくんがかっ飛ばすが、そんな走りにも慣れてきた。
ばひゅーーーーん。
さとるくんも飛ばしすぎたようで、2人でくたくたになる。
しかし、そんな疲れも吹き飛ぶようば景色に出会えた…!
千枚田だ~~~~!
美しい景観だ。急斜面の丘につくられた田んぼと海の対比が見事だ。うむ、よきかな。
「何を撮りたかったんだ?」と我ながら思う一枚。
塩ソフトがぼたぼた垂れていた気がする。(記憶があいまい。きっと暑さのせい)
斜度は10%(目測)
海風が気持ちよくてまだ居座りたかった。が、先を目指す。
今日は観光するスポットいっぱいだからね。
快速、さとる号。
塩の駅!
一度通り過ぎたけど、のれんが気になって入ってみることにした。
敷地内には塩田と製塩場があるみたいだ。
でっかい釜だ。
この奥が塩田で、「海水をかける→乾かす→海水をかける→…」を繰り返す。むちゃくちゃ塩分の濃い鹹水(かんすい)をつくるんだとか。
その鹹水(かんすい)を
釜にぶち込む。そんで、塩の結晶をつくる。
こういう手間をかけて塩がつくられていることは、知っているようで意外に知らなかったりする。これが知らない土地へ行く楽しさの1つかもしれない。
ちなみに、ここ石川の珠洲(すず)では「浜」で製塩を行われることが多く、揚浜式塩田と呼ばれるそうな。
一通り製塩の見学をしたところで、売店へ。
お塩だ!お塩だ!
塩の試食という、まあなんとも珍しいものが。(うれしい)
身体が無性に塩を欲しがるので、小さじ3杯分いただいた。
汗いっぱいかいたからね。
塩をとってから、身体の調子が良くなっていた。
けだるさがスッキリした。塩分が抜けきっていたんだな。
トンネルを見つけた。
まだ新しいトンネルみたいだ。
その右わきには、すこし古いトンネルが…。
なに、ここ面白そう。
「ここを通る人は自己責任でお願いします」
ううううんんん?通ってもいいの?
これって通っていいんだよね?…よね?
センター試験みたいなひっかけ問題かと一瞬疑ったが、順当に読み解けば、通っていいんだろう。
…いざ突撃じゃあああ(∩´∀`)∩
なんだこれwwww
コウモリが飛び交い、謎の虫がわさわさしている。
おもしれええええ!!!
この先は一体どうなってるんだ?と期待して向かったら、ただの行き止まりだった。旧トンネル跡だったみたいだ。
探検気分でこういう道を走れるのが、すんごく楽しかった。誰も来てない道にあこがれる性格なんだろうか。
さとるくんを見ると、なんだかうんざりした表情になっていた。申し訳ない。ぼくの趣味につき合わせることになったんだから。(すまぬ)
気を取り直して先へ進む。
最大の難所だろうか。しっかり山コースだ。
さとるくんに勝ちに行くよ!!
よっしゃ登頂!!
先行していたさとるくんが、ぼくを被写体に写真を撮っていた。その隙にぼくがアタックをかまして、見事さとるくんにヒルクライム勝ちました。いえーーい! (ほんとは負けてる)さとるくんはめっちゃ悔しがっていた(;´∀`)
すぐ近くにご飯屋さんがあったので入ってみた。景色も抜群によかったしね。
店員さんから「メニューです~♪」と出されたのが、これ。
石のメニュー。なにこれ、素敵。
イカさま定食を注文した。
おおおお!豪華!
うまし!うまし!とさとるくんと喜び合いながら一気に食べた。
丁寧な味でした。ご馳走様です。
またも先を目指す。(我ながら何回も同じような写真を撮ってるなあ笑 まあいいか)
左に「奥能登絶景海道」と書かれているが、どこ走っても絶景海道ばっかりでした。
能登のポテンシャルの高さよ…!!
さて今日のメインスポット!
禄剛崎灯台!(ろっこうさきとうだい)
日本海の航路を照らす要所であった。このあたりは「のろし」「すすみ」と呼ばれるほど、昔は「のろし」をあげて海上からみえるようにしていた。
灯台へは急斜面を上がっていく。自転車を押して歩くが、斜度が半端なくて笑った。今回のツーリングで1番きつい上り坂だった。
どうらあああああ!!! byさとるくん
ぴょえええええ byぼく
能登半島最先端についたああああ!やったね!
じりじり焼かれる暑さも忘れるほどうれしかった。
海がきれいなあ。
「東京302km 上海1598km 釜山783km」という看板。
さとるくん「上海だけはチャリでいけないなあ」
ぼく(´゚д゚`)ええ?
今度は急斜面を転げそうに降りていく。
ついさっき追い抜いたキャンパー親子と再会した。
キャンプの民はあの荷物をもって移動するからすごい。
道の駅でぼくが休んでいる間にさとるくんは郵便局へお金をおろしに行っていた。
そこで事件が…。
さとるくんがお金を下ろしていたら、風に煽られてロードバイクがが倒れたようで、バイクに深い傷が入っていた。あと少し深ければ割れていたかもしれない。ドキドキもんである…。
四国の川落ち事件といい、さとるくんバイクに不運が続いている気する。(…フラグじゃないよ?)
さとるくんは落ち込んでいたが、バイクが走れそうなことを確認するとまた元気になった。ポジティブ(*´ω`*)
あとはまったり宿を目指す予定が…。音楽でノリノリモードになったさとるくんが飛ばす!飛ばす!
先頭をさとるくんに任せると平均時速5kmは速くなっているぞ( ゚Д゚)
あっちゅーまに30km走った。
見附島。白く美しい様子は「軍艦島」とも呼ばれる。
なるほど確かに軍艦のような容貌だ。
方角的に、朝日とのコラボがきれいそうなので、朝にきてみよう。たのしみだ。
夕食には定食屋さんへ。
(実は目当てにしていた店ががっつり閉まっていて笑った。来る途中にあった定食屋さんへ引き返すことに)
ローストビーフ丼。
チャリに乗ってきたと話してると、ごはんを大盛りサービスしてくれた。ありがとう!!さとるくんは焼肉定食をほおばっていた。それを店のおばちゃんが微笑んでみていた。
会計すると、
また箸もらった(´▽`*)アハハハ
飲食店で箸もらえる文化なのかな?(この箸で毎日ご飯食べてます)
ようやく宿。
宿の玄関に自転車を置かせてもらえた。ありがたひ。
岩風呂でいいお風呂だった。おかみさんからもいろいろ良くしていただいた。雰囲気も好きな宿だった。田崎荘というお宿。おすすめです。
お風呂に入って、さとるくんとバカな話をしていたら、いつの間にか眠ってしまった。
この日もとても楽しかったなあ。
つづく
【トップチューブバッグ】トピークドライバッグ【インプレ】
買っちった~(*´Д`)
トピーク トライ ドライバッグ ラージ 。
欲しかったガジェット買えてにやにやが止まらない(・∀・)!
さて、どこに付けるバッグなのか?
ここ。トップチューブの上。
ちょこんと載っている、このバッグ!
あまりにも使い勝手が良かったので、紹介して行きますよ〜。ふふふ。
構造がシンプル
このシンプルさがとってもよかった。
見た目は、真っ黒仕様。
たいていのバイクに合うデザイン。
シンプル構造で、マジックテープでバリッと蓋を開けられる。
取り出し口が広い。
乗車中は手元がおぼつかないけど、これならサッと開けられてGood!手元を見なくとも開けられるので、安心感がある。
口も広く空いてるので、そのまま手を突っ込んで探せるのも良い。補給食を入れておけば、ライド中にも簡単にもぐもぐできる。
これはチャック式バッグにはない利点じゃないかな。
底面。
緩衝材が付いてるのでフレームに傷が入ることはなかった。滑り止めもついてるので、思いのほかズレにくかった。
固定力もバッチリ。
下2本のベルクロをきつめに締めておけば、ちゃんと固定されていた。ダンシング程度じゃズレない。ばっちグー。
横のベルクロは締めすぎるとステムと干渉するので要注意。
足に当たらないの?
これがラージサイズの大きさ。
結論から言えば脚には当たらなかった。横幅47mmがちょうどよかった。
初めのうちは、「バッグがあるから気をつけよう」と意識していたが、慣れればバッグの存在を忘れるぐらいだった。それぐらい馴染んだ。
友達のさとるくんにも試してもらったが、
「かする程度で、いうほど気にならなかった」
とのこと。
ダンシングなんかすると当たる人がいるかもしれないが、まあ許容範囲内なんだろうかね。
どれぐらい入るの?
実際のツーリングで使ってみた。
左上から、
塩キャラメル、携帯工具、ケーブル3本、モバブー、一眼レフ充電器、電源アダプタ2個。
これらが、
入ってしまった。
うーん、素晴らしい。
容量としてはツール缶と同じぐらい、って感覚。縦長なのでエナジーバーも入る。
充電器系でまとめるもヨシ、補給食を入れるもヨシ。
防水性は?
完璧。
まったく浸水しなかった。
夏場なんてちょっと走れば、汗が噴き出て、落ちる。だが、汗をちゃんと弾いてくれる。チャック式なら隙間から入り込む可能性があるけど、これは蓋がカポッとハマってるので問題ナッシング。
フタが撥水素材なので気兼ねなく、汗ぽたぽたライドができる。中に汗が入るこむこともない。小雨でも問題なかった。
ボトルから給水するときなんて、口から外れて、飲み物が飛び散ることがある。そんな時でも心配はしなくてもいい。
唯一のデメリット
夏場にスマホを入れてはいけない/(^o^)\
炎天下でツーリングをしてるとき、なんとなくスマホを入れていた。取り出してみるとホカホカと温かくなっていた。
ヤバイ気がする…と思ってイジってみると、
…カメラのピントが合わない(((( ゚Д゚))))
ああ、やっちまった。ぼんやりとした景色しか撮れないiPhoneになっちまった。あぁ無念。結局、スマホは買い換えた( ;∀;)
結論
使い勝手がいいバッグであった。
口の広さ、マジックテープ式、サイズ感、防水性、見た目、ぼくの求める全てのスペックを満たしてくれているのがこのバッグだ。
ARGON18バイクにも似合うので、レーシーなバイクにも悪目立ちはしないと思う。
この便利バッグでまたツーリングいくぞ〜〜(。っ・ω・´)っ
おまけ
輪行しようと思って、バイクを逆さまにしても地面と当たらなかった、と発見。
これはありがたい!!
中身が飛び出すこともないので、気軽にくるっと逆さまにできるのいい。ノンストレス。
(細かいものは出るかも。注意されたし)
このまま輪行袋にINしても問題ナッシング。すばらしい。
うーむ、やはりいい製品だなあ。
他の詳細が気になる人は以下のリンクからドゾー(`・∀︎・´)
これが紹介したやつ↓
ひとまわり小さいミドルサイズ↓
おわり。
能登半島の楽しみ方【北陸ツーリング②】
潮の香り…
大好きな海だあああ!!!
うみぃぃいい!
サイクリングロードを駆け抜ける。気温は30度を超えているが、風が気持ちいい。
この日は石川ツーリング2日目。
羽咋を出て輪島を目指していた。
距離は85kmほど。
今日も調子がいい。さとる君も元気そうだ。
いままでの連泊ツーリングが150km/日がデフォだったので、今回はその半分のペースで走れる。やったね。ゆるく走ろう。絶対に無茶ライドしないぞ…!
サイクリングロードの途中で、
きれいな舗装路を見つけた。
ぼくが「おお、いい道だね…」と言いかけた瞬間…
さとるくんが僕を追い抜きながら叫んだ。
「ゴリラローテーション!!!!」
(´゚д゚`)ふぁ!?
ゴリラ? ローテーション??
さとるくんがぐんぐん加速する。
ゴリラモードでローテーションを組もうということらしい。意味わかんないけどこういうノリは嫌いじゃない。むしろ好きだ。後ろについて走ると40km/hを超えていた。まじかよ( ˘ω˘ )
やれやれ、ここは一丁やってやろうじゃないか!!
ゴリラローテーションで牽いてやろう!!!
さとるくんを追い越し42km/hまで加速した。
脚にぐっと力をこめる。ひと踏みひと踏みパワー全開だ。踏み抜く!踏み抜く!!
息が乱れる。ぜえぜえ…。
これでさとる君はついて来れないだろう。
息は絶え絶えだが、内心ニヤリと笑って、振り返る。
さとる君「りっけいさん、速いですね(余裕の笑み)」
あああああああああ!
ついてきてるぅぅぅうう!
く、くやしい…くやしいの
もうさとる君には勝負挑まねえ…。
妖怪ゴリラに勝てるわけがない。
ゆるく走りたいはずなのに、すでに体力をガッツリ消耗した。さすがはさとる君。ハードモードだぜ(死にそうな目)
ゆるやかなアップダウンをこなしていく。
能登半島はやはり「半島」なのだ。
左手には海、右手には山。
最高の道じゃんか、これ。
もともとは山だった場所に海が侵食してできた土地だ。どうしたって坂が出てくる。しかし、この坂もまた楽しい。こまめにギアチェンをする。カシュン、カシュンとギアを落とす。くるくる回せば無理なく越えられる。
紀伊半島(和歌山、三重)のアップダウンの過酷さと比べたら大したことはない。
旧福浦灯台という名所をのぞいてみようと、小道へハンドルを切る。
うひゃあ!いい雰囲気だ。
ハイテンションで突き進むと、そこからの道が。。。
ふぁああ!!???
ふぁふぁふぁのふぁ!?
15°って表示されてるんだけど…。これって斜度26%のやつやん…。
実際立っていられるのもぎりぎりだ。滑り落ちてしまいそうな下り道だ。
こいつはすげえや。
前言撤回。
アップダウンすごいわ、能登半島。
メイン道路は緩やかかもしれないが、ちょっと裏道に入ってみたらこれだもん。なかなか侮れないな。
けどこういう目新しい発見が楽しかったりする。
(下り終わった後に、旧福浦灯台を通り過ぎていたことに気づいた。後戻りもためらわれたので諦めてしまった。ああ、行っとけばよかった(;'∀'))
さくさくペダルを回していると、ついた。
国定公園 巌門鷹の巣岩。
ネーミングかっこよすぎ。
「がんもん たかのすいわ」だもん。
けど、ひらがなで書くとかわいい。すいわ。
これは!これは!
大好きだ、この景色。。。
暑くて暑くてこのまま飛びたくなる。
さとる君もこの景色を見て喜んでいるようで何よりだ。いつものソロツーリングじゃ経験できない、誰かときれいな景色との共有ができるのがとてもうれしくなる。
すぐ近くには巌門が。
ここには、源義経が追手から逃れるために、48隻の舟を隠したとされる伝説がある。
観光客でいっぱいだったので、上から眺めるだけにしておいた。
冬の荒波で岩がゴリゴリ削られて入江ができるんだとか。また冬に来てみるのも面白そうだ。
気持ちよさそう(*'▽')
さて、今日のメインスポット。
世界一長いベンチだああ!
全長460m。ギネスブックにも載っている。だが、僕はここにはあまり惹かれなかった。むしろ反対側の景色に心奪われた。
うつくしい…。
空と海の境界に半島が伸びている。
海から吹き付ける風が生ぬるいがそれも心地よく感じる。いいところだなあ。正直なところ、「世界一長いベンチ」よりも、この景観を売り出していけばいいんじゃないの?と感じてしまうほどだ。
ちょうど頃合いだったので、昼ご飯へ。
ヱビス屋さん。
ネットにクチコミも書かれていない地元のお店。せっかく遠くまで来たんだから地元のお店に来てみたかった。入ってみるとお客さんでいっぱいだ。うん、ここはきっとおいしいぞと直感が言っている。
野菜ラーメン大盛を注文。750円ナリ。
う、うまい…!あっさり醤油だけどコクがああああ!!つるつる麺でいっきに食べ進めてしまう。久々の大当たりラーメンだ。
体中から塩が抜けていたから、普段よりもおいしく感じられたかも。でも、ここのラーメンはレベルが高いぞ…。うん、いい。
あ~、おいしかった。ごちそうさまでした。
僕の好みにドンピシャの味ですんごくテンションあがった。こういう出会いがあるからツーリングが好きなんだよね。
また自転車にまたがり先を目指す。小さな漁村と小さな峠が繰り返される道を進む。その途中、見事な景色が。
柵も無く、海を堪能できる素敵スポット!わーい!
思わずにやにやして写真を撮る。
そんな僕をさとるくんが撮る。
(もはや定番になりつつある)
(道に迷った)
この先の道中でどうしても寄っておきたいスポットがあった。
トトロ岩!
「うそじゃないもん、ほんとにトトロいたもん」
と、ぐずっていたメイちゃんに見せてあげたい。すんごく喜びそうだ。ぼくもすんごくうれしい。累計30回はトトロを見てきたぐらいトトロ好き。好きなキャラが目の前にいる。うはーーー!!
ただし、横から見ないほうがいい。
分かっていたがなんだかガッカリしちゃった。
ちなみに、このすぐそばに真新しい駐車場が整備されいた。ここを観光地にしたいのかしらね。車でも来やすいと思う。
珍しい色の岩だったのでパチリと。
ピットイン。道の駅赤神。
空気入れ完備されている。ありがたひ。
最近はサイクリングロードが整備されている地には、こういうチェックポイントがある。そこで空気を入れたり、水を補給できるのが助かる。補給ポイント大事。
休憩、休憩♪
とアイスを買う。
ひとくちぱくり。
んんん?
ヤツが来やがった…トイレへ駆け込む。
おなかピーピーだ。P&Pでピーピーだ。超おなか痛い。
原因を考えてみる。たぶん昨夜の「ゴーゴーカレー大盛り」だ。
確かに無理して胃の中へ詰め込んだのだ。それが放出される時が来たのだ…。
ぎゅるるるるるるるっる。
いてぇえ。
結局トイレへ4往復した。
そろそろ先を急がなくては。
痛いおなかを抱えながらヒルクライムへ。
一瞬で離される。ははは。
だめだ。体調最悪だ。
うんこと汗が出すぎて、水分も塩分も何もかもを失いつつある。人としての尊厳も失いそうだ。ぎゅるるぅうる。
とりあえず塩分だ。
助けてくれ!サラミ!!
ヒルクライムしながらmgmg。
馬鹿みたいに塩っ辛いけど、四の五の言っていられない。今は何でも栄養取っとかないと。(なぜ自転車を降りて食べなかったのか。謎)
山を越える。
「さとる君やっぱ速すぎるわ~」と話かけると、なぜか巡行速度がぐんぐん上がる。
なんだ?なんだ?
と思って、さとる君の顔を見ると「ゴリラモード」に入っている。
仕方ない、付き合ってやろうじゃないかっ!!
体調なんか知ったこっちゃない!!
うおおおおおおおおおお!!!!
フルパワーだああああ!!今度こそ勝ってやる!!!
……
はあはあ…。
気づけば、3km区間で38km/hスプリント勝負していた。なかなかいい勝負だったぞ。
モルスァ!!(もちろん負けた)
この勝負のおかげで便意がどこかへ消えていた。ラッキー。
ゴール地点の輪島市内へ入れた。
今晩のご飯はここでいただく。
助ずしさん。
なかなかいいお値段するぜぇ。だが、注文はもちろん…?
能登丼じゃ~い!(*´ω`*)
カニ、カニみそ、ウニ、いくら、タイ、ほか白身魚いっぱい。贅を尽くした贅沢&贅沢。
ごめん、まじでごめん。これがナンバーワンだわ。すんごくおいしい。
鮮度が高く、ちゅるんといた触感のさかな。身がしっかり味するのに、するりと舌の上で消える。
こめ、さかな、しょうゆの三位一体。
さとる君の顔を見ると「ぴゃあああああ!!??(*´Д`)」みたいな顔になっとる。
それも納得だよ。おいしいよ、これ。おいしすぎる。
カニみそも絶品。いやな臭みも苦みもない。なんてこったい/(^o^)\
一瞬で食べつくしてしまった。ごちそうさまでした。会計をして出ようとすると、女将さんに止められる。
なんだろ?と待ってると、
輪島塗のお箸もらえた~~~~!
めちゃくちゃうれしい~~!全力でお礼を言う。
あああ!最高!!地元の名産品だ。
助ずしさん、いいお店だった。
地元の人とも仲の良い雰囲気で、味もピカイチ。サービスも完璧。地元で愛されているんだなあと感じた。下調べせずにこんないいお店に出会えるんだから、輪島の食のレベルの高さよ。いいところだ。輪島が好きになった。
最後に夕暮れの空を。
微妙な空の彩りを見れた。いいタイミングであった。
おふたりさん、お幸せに!
この後は宿へ行き、さとる君とバカ騒ぎして寝た。
明日はどんな旅になるんだろう。
つづく
3日目↓└( ゚∀゚)┘
能登半島の先端を目指してワチャワチャしてきた!【北陸ツーリング③】 - りっけいのゆる旅
なぎさドライブウェイには気をつけろ【北陸ツーリング①】
そわそわ…
ぼくはさとるくんを待っていた。
今日からさとるくんと一緒に石川県ツーリングができるんだ!!
四国一周旅をして以来、半年ほど会ってなかった。今回もクレイジーライドになるぞとワクワクしていた。
おお、さとるくんがやって来た!
っいえーーいヽ(*´∀︎`)人(´∀︎`*)ノ
ハイタッチする!
相変わらず肩がもげそうになる…。パワー有りすぎ。
負けじとぼくからも、握手でぶんぶん振り回す。嬉しい。ついにさとるくんとツーリングができるんだ!!
アホなノリだけで旅ができるなんて最高じゃあないか!!
スタート地点の金沢駅でパチリ。
今日はゆるく走る。たった50kmだけだ。
金沢から羽咋(はくい)まで。
この前日さとるくんは京都→金沢230kmライドをして来ている。なのに疲れを見せずピンピンしている。元気すぎる。
ぼく「さとるくんと走れるぞ〜!うひょひょーい!」
さとるくん「うひょひょーい!」
いいね、知能の下がる会話。こんなノリ大好き。
市街地を抜け、海を目指す。きもちいい!
が、その途中。逆走してくる自動車が突如あわられた。
あぶない!
正面衝突をなんとか回避する。運転手の顔を見るとめちゃくちゃキレていた。意味わかんないwww
逆走ジジイの洗礼を受けてしまった。
さとるくん「石川は右側通行なんですよ、グローバリズムですよ」
ぼく「天才の発想かよwww」
笑いあいながらチャリを進める。ソロツーリングも好きだけど、馬が合う友達と一緒に走るのも楽しくて仕方ない。
海側へ着くと…
あああああ!自動車道だぁ!
仕方ない、迂回していこう。
ん?海に出たぞ?
うわーーい!真っ白な浜だ。
うれしい。
ふと横を見ると自動車が砂にハマっていた。あらら。カップルさんが困っていた。これはさとるくんの出番だ!
ってことで、さとるくんとぼくで押す。少し力をかけるだけですんなり車が抜けられた。よかった、よかった。人助けするとすんごく嬉しくなる。
ここからはバイク交換して走ってみることにした。
GALLIUM×さとるくん。
一瞬でかっ飛んでいった。
平地最強マシンにパワー系のさとるくん。この組み合わせが強すぎる(;´∀︎`)・・ァハハハ
天気もピカピカに晴れて気持ちがいい。
フォロワーさんから「松の寿司が美味しいからオススメ」って情報をもらっていた。ありがたい。ちょうどお昼時だし、行ってみることにした。
が!二時間待ち…!!
みんな予約しているみたいだ/(^o^)\ナンテコッタイ
さすがに二時間も待てないので、他の店へ行くことに。
あぁ、残念だ。また石川へ来るときの楽しみにしよう。またこの土地に来たいと思えるスポットを残しておくの大事。また来るね。
途中で見かけたお店へ入ってみた。
1000円でこのボリュームよ。
美味しい海鮮と郷土料理のダブルパンチ。美味しかった。満足満足!
さて、ここからは「なぎさドライブウェイ」を走る。 このドライブウェイは、全長8kmの砂浜の道路なのだ。アスファルトじゃなくて、踏みしめられた砂浜でできているのだ。
たのしそうだ、これは行くっきゃない!!
と、その前に
「例の看板」を見つけた。ある種の聖地巡礼。
来たよ!
ここがドライブウェイの入り口。
いざ突入じゃあああああ!
いけいけーーー! うららららら!!
無理。
10メートル進んで諦めた。
細いタイヤは砂にメリこんでいく。さすがに砂は耐えられなかったようだ。進むごとに足を取られるので5km/hペースでしか走れない。
うむ、落ち着いて考えてみる。
一度は諦めた。
が、 砂浜道路のロードバイクの写真が撮りたい!!!
ならば、もう一度突撃じゃあああ!
果敢に突っ込んでいく。
グイッグイッ…砂にグリップしていく感覚。いける、いけるぞ。
…もふ。
前輪がいきなり沈み込んだ。
あっ…と思った時には綺麗に前転を決めていた。
その瞬間、身体は砂浜に叩きつけられた。
その直後の写真。
やっぱり無理無理無理。「ロード」バイクだもん、砂の上なんて走れるわけがない。
幸いにも怪我も機材故障もなかった。砂の上に落ちたのでどこも痛くなかった。よかった。
砂の上をバイクを押して歩く。
そして、この写真である。
満足じゃε- (´ー`*)
これが撮りたかったんだ。
もう2度と砂の上なんか走らない。前転する恐怖を味わってしまった。砂なんて嫌いだあああ!
サイクリングロードへ切り替えて、ホイールを進める。
その途中カーブするところが……
その時、気づいた。ここも砂地だああああああ!!!
ずだーーーん!
今度は横転を決めた。
あばばばばばば(´Д`||)
落ち込むぼく。
めちゃくちゃ凹んだ。もう絶対コケないと決めたのに、それなのに、またコケた。
また怪我はしなかった。ほんとそれは幸運だ。
ただ機材が砂まみれに…。
チェーンの砂落としと注油をする。
ほげーーーーー。
もうメンタルやられちゃったよ( ^q^ )
さとるくんが励ましてくれる。いい友達を持ったものだ。ありがとう。
この日の締めは、日本海からの夕陽だー!
テンションあげていこう。
このなぎさドライブウェイベストビーチ第一位になったぐらい美しい浜なのだ。
この美しい夕暮れや…!!
あぁ、素敵な景観だ。
さとるくんと2人でパチリ。
なんか青春してるみたいで気恥ずかしくなる。
空を見上げれば、そこにも美しいものが。
たなびく雲よ。趣がある。
みんなが帰り始める。
こんなにも素晴らしい光景が毎日起きるなんて羨ましいなと感じる。きっと毎日見れる地元の人は大したことないと思うのだろうけど、これはやはり素晴らしい景色だよと伝えたい。
浜を後にする。また夕陽を拝みにきたいな。いいスポットでした!
さてさて晩御飯はもちろん!
ゴーゴーカレー!
ロースカツ(大)を注文。
一口パクリ。んんんん!んまい!!
濃厚なソースカレーと薄切りサクサクかつのコンビが疲れた身体に染み渡る!!がつがつ食べてしまう。うまいうまい!
初めて食べるというさとるくんの舌にも合ったようで超スピードで食べきっていた。
ローカルフードいとうまし。ごちそうさまでした。
さあ宿で洗濯だ!
備え付けの洗剤があったので、使わせてもらおう。
え…?
なにこれ?新手のどっきり?
なんでライター入ってんねんwwwwさとるくんと大笑いする。これは一本取られましたわ。
宿の部屋では、会えてなかった期間のネタ話が尽きなかった。ずっとアホ話ができて腹がよじれるほど笑った。とても楽しい時間だった。
やっぱり誰かと美しい景色を一緒に見たり、ドジした時に慰めてくれるのありがたい!最高に楽しいツーリングの幕開けだ!!
明日はどんなツーリングになるんだろうか。
期待を胸に床に就いた。わくわく。
つづく
楽しみすぎる計画【北陸ツーリング準備編】
ついに来たよ!
9連休!!!!
いやっふううううう(゚∀゚︎≡゚︎∀゚︎)
社会人になって初めての大型連休(お盆)だ!
むちゃくちゃテンションあっがる〜!
あぁ、9連休…。
どこへ行こうか。いろいろ思案する。
大阪から山形に引っ越したばかりだし、北海道へ行くのもいいな。
秋田や青森あたりへ全自走ライドやってみても面白そうだな。
それとも海外ライド…?
妄想が広がる。候補地をいろいろ探していたら、例の男から連絡が来た!
例の男「お盆ヒマになったんで、ツーリングいきましょー!」
ぼく「んんー最高かよ!!!!」
例の男とはさとるくんだあああ!
(Twitter ID: @rikusato37)
このブログによく登場する、さとるくん。
「妖怪ペダル回し」と呼ばれるパワー型ライダー。むちゃくちゃ速い。バケモノじみている。
最近は初心者にも無茶ライドさせて「妖怪ペダル回させ」と呼ばれるほどだ…(´ᴖωᴖ`)
さて、そのさとるくん。どうやら大学院試験が免除されたから、夏休み予定が空いたそうな。優秀かよ。しかもツーリングに誘ってくれるなんて、もう最高ヾ(*'▽︎'*)/
てなことで、
お盆はさとるくんとツーリング三昧に決定!!(`・∀︎・´)
これは楽しいツーリングになるぞ〜!!
どこを走ろうか、と相談する。
大阪に住むさとるくん。
山形に住むぼく。
2人の中間地点で集まれたらいいなあ…。
海が好きなさとるくん。
海が好きなぼく。
ん?
これは…?
行き先決まったんじゃね?
そうだ、石川県へ行こう。
2人の中間地点かつ海ライドができる場所だ!
そうと決まれば話が早い。トントン拍子に決まっていく。
日程確定、ルート決め、宿の予約、観光スポット、装備などなど。さとるくんとは四国一周旅をしたほどで、ロングツーリングのコツは2人とも身についている。スムーズに話がまとまる。ありがたい。
スケジュール決まった!
1-5日目は2人で能登半島をぐるっと。
6-9日目はさとるくんと別れて1人で山形を目指す。
ぼくは石川県→富山県→新潟県→山形県の海沿いを走ることになる。うひょーーーい!
ちなみに、装備はこんな感じ。
オレンジカラーでいくよ。
荷物はこんな感じ。
着替え(パンツ、靴下、シャツ、短パン)、タオル、輪行袋、ツールボトル(予備チューブ2本、タイヤレバー、携帯ポンプ、携帯工具)、モバブー、ケーブル類、歯ブラシ、ヒゲ剃り、一眼レフ、一眼レフ充電器、SDカードリーダー、お金、家の鍵、チャリ鍵。
これらはもうレギュラーメンバー。
コンパクトにまとまって嬉しい。
今回から新しいガジェットを投入してみた。
このトップチューブバッグだ。
TOPEAK ドライバッグ ラージ
この子がどう活躍してくれるか楽しみなところ。
さてさて、旅の前夜。
山形から金沢(石川県)へ移動する。
山形新幹線で大宮駅まで。そこで北陸新幹線に乗り換えて金沢駅まで移動する。
5時間半の新幹線旅。
むちゃくちゃ贅沢…!
いつもは趣味にお金を惜しむことはないけど、この新幹線代(21,600円)を「少しもったいないなあ」と思ってしまったのはここだけの話。
新幹線で時間が買えると思えば、いい投資なんだ!と自分に言い聞かせてチケットを買った。
新幹線きたああ!
いまも新幹線の中でこの記事を書いている。
あー、わくわくが止まらない。
美しい景色、美味しいご飯、面白いトラブル、いろんな人たちとの出会い…。きっと想像もできないようなことがいっぱいあるんだろう。
何が起こるのかわからない、ツーリング。
安全には気をつけて、しっかり楽しんでこよう。
では、いってきまーす!!
ARGON18 GALLIUM インプレ【快速ツーリングバイクだ!】
ふふふ…買ったよ!
買っちゃったよ!!
ARGON18 GALLIUM(ガリウム)2017モデル
うひょーーーい!!ヽ(*´∀︎`)人(´∀︎`*)ノ
Twitterでちょっとご縁がありまして、25万円で譲ってもらいました。(初ボーナス全部つぎ込んだ)
etap、Duraクランク、レイノルズホイール、カーボンパーツたっぷりの贅沢バイクです。総重量は7.8kg。軽すぎる。
買うなら、総額で80万円かしらね…。
初心者の僕が乗るには勿体ないほどのハイスペックバイク。でも趣味なんだから、好きなバイクで好きなように乗るのが一番だと思うの。
さてさて500km以上乗ったので、どんな乗り心地なのか紹介していくよ₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
脚に優しい
これがGALLIUMの一番の持ち味。
予想の7倍は脚に優しい。初めて漕ぎ出したときは驚いた。
「これ、下死点って概念がないんじゃない…?」
BB付近で、くるっとキレイに回る。くるっくるっと。試しに強めに踏み込んでみても、それが推進力に変わる感覚。
フレーム「踏みすぎても大丈夫やで、ぜんぶ推進力に変えたるわ」
イケメンかよ。
このBBまわりの美しさといったら…!
設計が洗練されているんだと思う。踏み込みロスがなく、力がそのままチェーンへ伝わっていくのを感じられるよ。
この感覚をみんなにも味わってもらいたいな。
ARGON18はもともとトライアスロンバイクを作っていたメーカー。バイクの後にフルマラソンをする過酷な競技でも戦えるよう、脚を使い切らない優しいバイクを作ってきたんだろう。
トライアスロンのノウハウがここにも活かされていて素晴らしい。良いメーカーだと思う。
平坦に強すぎる
かいそく、快速ゥ!
今まで乗っていたバイク(MERIDA RIDE400)が高速域を苦手とするバイクだった。30km/h以上を出すのがちと辛かった。
GALLIUMで軽く踏むと35-40km/h出た時は、思わずニヤっと笑ってしまった。これは良いバイクだぞと直感的にわかってしまった。
レーシーバイクってこんなにも楽しいものなのか…!って何度乗っても喜んでしまう。
走行中の加速がとにかくしやすいので、クリテリウムなどの加減速の激しいレースには強いんじゃないかな。
向かい風にも意外と強く、一気にスピード落ちたり、極端にペダルが重くなったりしない。一体どういう構造なんだろか、と疑問なんだが( ^q^ )
ヒルクライムが速いのか、と聞かれると
「正直わからない」ってのが素直な感想。
確かに軽いしタイムも縮まった。
(いつものコースが30分→28分)
ヒルクライムは、ギア比とホイールとパワーウエイトレシオで決まる気がしていて、フレームの影響は少ないのでは…?と思っている。
まだこれから乗り込んでいけば、見えてくるものもあるかもしれない。今後に期待しておこう。
コントロール性
かなり良い٩(ˊᗜˋ*)و
特に良いのがハンドリング。
クイックに回れるし、重心移動すれば思い通りのカーブを描けるのが好きなポイント。
小さな半径で回れるので、ダウンヒルの安心感がすごくある。
いままでのエントリーモデルバイクは大回りしていた。下りのときはコントロールが効かず、対向車線へはみ出しそうなことが何度かあった。
だけど、GALLIUMは重心移動だけでクイックに回れるので、狙ったカーブで曲がれるのがとても助かる。いままで危なっかしいコーナリングをしていたんだな、と気付かされた。
構造面から考えみよう。
一般的なロードバイクよりもBBが低いのだ。
これには良い面と悪い面が1つずつあった。
BBが低くて良いことは、横ブレが出にくいこと。路面の細かな凹凸、こぶ、横風などの外的要因にとても強い。セミディープリムホイールを履かせていても、横風の影響は随分と少ないように感じられた。
横にフレにくいのでどんと構えて走行できるのが嬉しいのだ。低いBBが直進安定性に寄与している面が大きい。
その反面、悪いことはダンシングがしにくいこと。
BBだけじゃなくトップチューブも低いので、かなりの低重心フレームになっている。
ダンシングしたときにはレスポンスがはやくて、バイクがすぐに垂直に戻ってきてしまう。クイックなダンシングになって少しリズムが掴みにくい。
これは慣れたらどうにでもできる範囲だと思ったので、これからは気にならなくなるポイントだと思う。
乗り心地
正直なところ、微妙。
まだまだシンクロ率が低いからか、
「乗り心地、最高だぜーー!」
とは言い切れないね。
試しに、休憩なしの80kmライドをやってみたところ、むちゃくちゃに疲れてしまった(;´∀︎`)・・ァハハハ
脚に優しいバイクなので、脚にはダメージが出なかった。上半身に疲れが蓄積していた。
実はこのGALLIUM。フラッグシップモデルではないのだ。ひとつ上のグレードにGALLIUM PROというモデルがある。ツールドフランスにも投入されているモデルだ。
そのモデルと違うのは、フォークがすこし安いもの、ということだ。
フレーム自体は最上位モデルと同じなので本当に最高の乗り心地になってる。けど、フォークの完成度がちょっと良くないかも…?と感じている。
(このフォークもかなり良いものなので文句を言う気はさらさらないんですよ。ただフレームがあまりにも良いので、アラが目立つかなと言う程度です)
休憩なしで80km乗ると、首と肩が痛みはじめる。無理な姿勢を保っていて筋肉が耐えられなくなる感じ。おまけに、手が痺れてくる。
ポジションがあってないので、慣れてくれば首や肩の痛みはなくなりそうな気がする。
ただ手の痺れがすこし深刻だった。次の日でも手が痛かった。ヘッドチューブが低いので、極端な前傾姿勢を取っているせいか、手に荷重が大きくかかっている。
改善策は、サスペンションステムの導入か、グローブやバーテープを厚みのあるのものに変えるぐらいしか思いつかない。まあ、あとはこまめに休憩を取ることぐらい。(これ大事)
少しずつ改善していくっきゃ無さそうだ。
エロい&カッコイイ
見てください、このシートステー。
この曲がり具合が…エロいですよね??
(たしかにエロい、と思ったら僕と同じ病気ですよ'`,、('∀`) '`,、)
カーボンフレームだから作れる、美しい造形に惚れ惚れとする。乗るだけじゃなく見るだけでも楽しめるバイクって素敵。見た目はとっても大事な要素だよ。
全体もキリッと締まっていてカッコよい。
シックにまとまっていてイケメン。めちゃ好き。カッコよさ半端ない。
結論。
快適ではない。けど、快速ツーリングバイク。
僕は100kmぐらいのツーリングをしょっちゅうしている。その用途での適応性は70点ほどかしらね。
ロングライドには、実はあまり向いてないのかも。
クリテリウム、レース、50kmツーリングに向いているんだろうな、というのが率直な感想。
ポテンシャルがまだまだ秘められているので、そこを引き出してあげれば、
快適&快速のツーリングバイク
となるのも近いと思う。
まあ乗っていて、半端じゃなく楽しいのでガシガシ乗っていく予定!
これからが楽しみだーー!
おわり。
携帯ポンプのススメ【おすすめ】
買っちったー!
わーーい!
「例のポンプ」
この名前でわかる人は、きっと自転車好きだろう('∀︎'*)
「いくら入れても力が必要ない」
「ポンプの革命」
と言われてきたポンプだ。
「すごいんだろうなー」と気になりつつも、いまの携帯ポンプに不満なかったのでスルーしていた。
だけど、気づいたらAmazonさんから送られてきていた( ^q^ )
無意識に注文する癖が…(持病)
ひゃー。
正式名称はLAND CASTのMAGIC PUMP。
自らマジックと名乗るところに自信がうかがえる。
いままではPanaracerの携帯ポンプを使ってきた。
圧力計付きで非常に便利。
ツーリングで重宝してきた。これもかなり使い勝手がいいのだ。相棒。
さて、例のポンプの使い勝手は…如何なものか?
しゅしゅしゅ…
うん、軽い軽い。
しゅこしゅこしゅこ…
うん?3気圧を超えてると音が変わった。
しゅこしゅこ…しゅこしゅこ…
軽すぎるぜ、こいつは!!
女性や力がない人でも入れやすいだろうと実感できる。負荷が一定なのでリズムも作りやすい。
5気圧を超えてくると…
押し込んだら勝手に返ってくる。押すことに集中できる。とてもラクちん。
ただね。
ポンピング回数が多すぎる。仕方のないことだけどね。300回以上入れて7気圧に達した。
あとこれも欠点だね。
差し口が持ちにくい。
慣れればきっと気にならなくなると思う。
圧力計がついてないので感覚で入れるっきゃないのは宿命(´▽︎`*)アハハ
結論。
一点特化型の携帯ポンプだ。
力を要しないという今までにないニュータイプ。
ツーリング中の焦りながら、汗だらだらの「パワー作業」が無くなっただけでも充分に価値がある。この恩恵を受けられるだけでも買ってよかった。
おまけ
↓
気になったので、
大きさ比較。
Panaracer
29cm、173g
例のポンプ
20cm、108g
ポンプだけで65gも軽くなるのか。
小さい×軽い=素晴らしい。
あまりにも小さいので、
これが、
こうじゃ!
あははは。
550mlのELITEツールボトルに入っちゃったよ(ノ*'ω'*)ノ
タイヤレバー2本、チューブ2本、携帯ポンプがまとまるのありがたすぎ。
パンク修理キットがここに収まる。うれしい。
携帯ポンプを外付けするのに抵抗感がある人にもこれはおすすめ。見た目だいじだもんね。
こんな装備でスッキリ。
迷ったら買ってみよう。
という教訓を得た。
比較するから楽しめる。
機材選びってやっぱり楽しい。
おわり。