【快進のホイール】レイノルズ アサルト【インプレ】
さぁ、レイノルズ アサルトのインプレするよ〜。
この子には1000km以上は乗らせてもらったんだ٩( 'ω' )و
ARGON18 GALLIUMを買った時に、一緒に付いてきたのがこのホイール。
(キリリと締まった造形がかっこええのぅ)
いつもはデュラエースちゃんを、かいぐりかいぐりして、とても満足している。
大好きなホイール。
トータルで7000km以上は乗ってると思う。
けど、レイノルズちゃんもキッチリ走れるおもしろい子で、楽しいライドを提供してくれる。
てなわけで、今回はデュラエースと比較して、レイノルズがどんなホイールなのか紹介していきまっせ!
(正直デュラエースが優秀すぎて、比較されるレイノルズが気の毒なんだよなあ)
メーカー発表のスペック
REYNOLDS ASSAULT SLG Clincher Tubeless Carbon Road Wheelset 2016
・リムハイト 41mm
・重量 1515g
・リム内幅17c
・シマノ11速フリーボディ
重量はデュラエースよりもプラス39g。さすがはカーボンリム。ミドルハイトでもこの軽量さを実現できる技術力の高さよ…!
どんなメリットとデメリットがあるか紹介するよー!
平地に特化したミドルハイト
踏むほどに素直に速くなる。
かなり強くペダルを回しても
『まだまだ速く走れるよ!』と声が聞こえてくる。
スポークパターンとリム精度から、くる加速性なんだろう。カチッと作られていて、踏んでも踏んでも真円がたわんでいないんだと思う。
格段にスピードのノリがいい。
何段階にもスイートスポットが用意されている。15, 25, 35km/h走行が気持ちよくて堪らない。あぁ^~快速〜快速ぅ〜(˙꒳˙ )͟͟͞͞ =
特に28-32km/hの巡航性能は、素晴らしいと褒め称えるほかない。
ギュルルルルルル!!!
と鳴り響くような回転にうっとりとする。
1度コツを掴んでしまえば、自動加速装置がバイクを進めてくれる錯覚にさえなる。
トルクを掛ける、という表現がぴったりくる。『踏む』よりも『押し込む』といった意識でペダルを回すと、率直にパワーが伝わっていく。くいっ!くいっ!って押し込むと、すーーーっと前へ転がってくれるイメージ。
ただ僕が貧脚なばかりに、ポテンシャルを引き出せていないのが少し残念(˙◁˙)モッタイナイネ
(パワー型の人は高速域のスイートスポットを味わえるんだろうなあウラヤマシイ)
短距離ヒルクライム向きの硬さ
これは面白い乗り味だった。
ゆるい斜度の坂道で
ゴリゴリゴリゴリッ!
と乱暴に高速ダンシングすると
チャカチャカチャカ!
と素早く反応してくれる。
無駄がない、タイムロスがない、重たくない。
と三拍子揃った反応性だった。
50mアップぐらいなら、勢いだけで簡単に登れてしまう。これがレイノルズホイールの強みだろう。高速域からの減速はかなりしにくい。
ただし山ツーリングに行くと脚が終わる。10%越えの坂にはメッポウ弱い。
(比較対象がデュラエースだからね。デュラ子ちゃんの登坂能力は反則だからね。仕方ないね)
あっさり踏める脚がなくなり、プルプル脚で登らされることになる。あれは辛かった。
瞬発力を活かして、ガシガシ登りたいシチュエーションに特化しているんだなあ。と感じさせてくれる。
長距離ライドには不向き…かも
独特な硬さを持つホイールなのだ。
100km走った次の日はめちゃくちゃ疲れる_(:3 」∠)_
足の筋肉、おしり、上半身がボロった疲れ方をする。『高速域たのしぃいいい!』と調子に乗ってぶん回すと、あとあと痛い目に合う。毎回おなじ痛い目にあう、学習しない僕もアホなんだが…(´・ω・`)ダッテ、タノシインダモン
路面の凹凸を拾っている様子はなかった。体感ではデュラエースホイールとの違いは感じられない。きっと微振動を身体で受け続けると蓄積するタイプの疲れだと思う。
使うシーン分け
・助けてくれるのがデュラエース
・応えてくれるのがレイノルズ
乗るシチュエーションが違う、と理解できればどちらも可愛いホイールなのだ。
みんな違ってみんな楽しい。
デュラエースは長距離ツーリング用。
しなやかに前へ進めてくれる。脚に疲労が溜まりにくいばかりか、疲れた時には「ああ、機材に助けられているんだな」と感じるほどに優しいホイールだ。
レイノルズはエンデューロやクリテリウム用。
ゴリゴリイケイケモード炸裂して、爆走したいときにはモッテコイのホイールだ。キッチリ安定した走りを実現してくれる。
レース機材として見れば、美味しい所が少ないのかもしれない。
ディープリムホイールと比べれば、巡航性と空力はギリギリ及第点といったところだろう。ただし、加速性や反応性はハナマルをあげてもいいと思う。
ずば抜けた能力が無いからこそ、クリティカルな弱点もない。そこがレイノルズの1番の美点だ。
楽しく長距離を乗りたければ、身体を鍛えればいい。(こやつが乗りこなせるようになれば、さそがし楽しいツーリングになるだろうなあ)
実はフレームのGALLIUMもクリテリウム向きなのだ。けど、慣れてしまえばもっぱら快速ツーリング車になったので、レイノルズホイールもツーリングホイールになることを願っている。
てなことで、これからもレイノルズは乗っていこう 。
たのしむぞ~~~~~!
おわり。