りっけいのゆる旅

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【準備編】東北キャノンボールやってみる【7号線キャノボ】

ごくり…

 

まさか東北でキャノボをやる日が来るとは…。

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今回は新潟→青森ルートで走ってみる。

距離525km、獲得標高2500mなり。

 

 

なんで、キャノンボールをやることになったのか?

 

ある日ぼけーっと、Wikipediaで国道一覧を見ていた。

そこに、ひとつ気になるものを発見した。

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国道7号線。473km。

 

 

うん?国道7号線?

海沿い走れてなかなか面白そうじゃないの?

しかも距離が500kmぐらいって…。

 

ちょっと走ってみたい!!

 

 

調べてみると

2013年夏 新潟~青森(24時間)|Kazuhiro-Engine.

カズヒロエンジンさんが走ったというブログを見つけた。

 

お、おもしろい(*゚∀゚*)

 

よっしゃ!ぼくも走ってみようではないか!

 

 

 

ってな、ノリで新潟→青森キャノンボールをやることを決めた。

ただのノリでしかない。

 

スタートとゴールは、7号線の始点から終点まで。まあキャノンボールだからね、国道の端から端まで走りたいじゃないの。

 

ただし、青森では7号線を外れ海沿いを走ることにした。これで520kmという数字になる。

 

 

そもそもキャノンボールとは、東京-大阪間の520~540kmを走るタイムアタックなのだ。

 

 

走る!と気軽に決めたが、今回のチャレンジがいかにアホなのか。ちょっと説明してみよう。

 

 

ぼくはロードバイク歴2年目なのだ。

 

学力にしてみると、小学校2年生レベルのロードバイク乗り、ということになる(たぶん)

 

で、キャノンボールとは、東大に合格するレベルなのだ!

 

小学2年生レベルの僕が東大に合格??(゜∀。)(。∀゜)

 

掛け算の6の段をようやく覚えたのに、微分積分や帰納法を使え、と言われているような感じだ。震えるしかない。

 

 

偉大なロードバイク乗りでも達成できないこともある。バカみたいに難しいチャレンジがキャノンボールなのだ。

 

 

まあ冷静に考えてみれば当然で、

●24時間走り続けること

●500km走り続けること

この2つを同時にクリアしなければならない。

 

無理ゲーでは??

 

 

けど、やってみたい!!

 

自分が一体どれだけ走れるのか、試してみたい。

 

むくむくと起きた欲望は、簡単には消えない。一度やりたいと思えば、挑戦してしまおう。

 

 

 

いままでの挑戦者たちの記録を見る限り、失敗してしまう要素がパターン分けできた。

 

外的要因で言えば、山、信号、街、逆風、雨。

これらが無ければ無いほどいい。これらが無いと、乗車中の時速を落とせるし休憩回数も増やせる。

 

 

まずは、山。

今回のルートに山はない!超平坦ルート。100mを超えるアップダウンがないのだ。

 

30mの小刻みなアップダウンを繰り返すことが多いルート。小刻みなアップダウンが好きなのでとても良い!

 

さらに、通過する大きな街は秋田市ぐらいなので信号に引っ掛かる回数もかなり少ないと思われる。

 

 

つぎに、風。

今年は毎週末にばんばん台風がやって来る年で、決行日をいつにやるのか悩みに悩んだ。

ずーーーと天気図を睨み付けてベストデーを選んだ。

 

これだ!

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10月8日。この日の風向きが最高だ。

さらに雨もほとんど降らなそうである。

 

 

外的要因はこれで対処できただろう。かなり有利な条件で走れるんだろう。

 

 

あとは、装備と機材。

 

装備。
輪行袋、インナー2枚、タイツ、ネックウォーマー、ライト、充電器、ケーブル2本、モバブー、ボトル、ツール缶(チューブ2本、タイヤレバー2本、御守り、携帯工具)

 

まあいつも通り。

 

 

機材

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これもいつも通り。

 

フレーム:ARGON18 GALLIUM 2017

ホイール:Dura-Ace 9100 C24

タイヤ:Continental GP4000SII

チューブ:Panaracer R-Air

コンポ:SRAM Red eTap

クランク:Dura-Ace 9100 

サドル:Fabric Scoop

ハンドル、シートポスト:FSA K-FORCE

ブレーキ、ステム:FSA SL-K

ペダル:SpeedPlay

トップチューブバッグ:Topeak Dry Bag

サドルバッグ:OLTRIEB L

 

 

いつも通りのアッセンブル。

ただちょっとヒルクライム仕様。

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ギアは14-30Tでジュニアカセットときたもんだ。

 

パワーがない僕にはこの機材がピッタリくるのだ。今回は超ロングライドなので速いよりも、疲れない走りを実現するために考えてたらこうなった。

 

 

さらにライト1灯を追加した。

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前輪の横に。

テストライドをやってみたが、これがめちゃくちゃ明るかった。100lmでバッチリ見える。11時間持つのでサブライトとして導入してみた。メインライトはvolt400ちゃん。


あとは、タイムスケジュール。f:id:rikkei:20181007105043p:plain

ペース配分をミスったら全てが終わる。

むちゃくちゃ考え抜いた。

 

僕の体力で走り続けられるのは、70km/3hのペース。時速にすると23.3km/h。

 

息が上がることがなく淡々と走り切れるはず。

試しに仕事終わりの疲れている状態で100km走ってみたが、このペースが一番しっくりきた。疲れるどころか逆に元気になるほどだった。

 

 

 

 

とまあ、こんな作戦を2ヶ月間ずっとたてておりました。ただこれだけじゃあ実は不十分なのだ。

 

実は8ヵ月まえに、540kmを48時間で走る「ゆるキャノボ」をやっていたのだ。

rikkei2.hatenadiary.jp

  

rikkei2.hatenadiary.jp

 

前回の反省点をちゃんと振り返ろう。

 

このライドがハチャメチャに辛かった。

吐き気と疲労感と睡眠不足で朦朧としていた。

 

 

なぜこんなにも辛かったのか。

結論から言えば、睡眠不足と寒さ。


修士論文発表会(これやらないと大学院卒業できないむちゃ大事なやつ)の翌日にゆるキャノボをやっていた。

 

一週間前から、発表会のための膨大な量の作業をしていて満足に寝れていなかったのだ。走る日の朝もとっても眠かったのを覚えている。

 

前回の反省をいかして、キャノボ決行一週前から毎日8時間以上寝た。

 

 

そして、寒さ。

防寒具もmont-bellのインナー2枚とタイツでバッチリだ。(たぶん5℃までなら耐えられる)

 

準備は万端!

いざ、行こう!キャノンボールぅ!!

 

 

挑戦することに価値があるっ!!

 

 

参考にさせてもらったブログ↓

東京⇔大阪キャノンボール研究

ばるさんの考察が深くてとても勉強になりました。素晴らしい情報をありがとうございます。

 

コースはこんなかんじ。↓

国道7号線キャノボ新潟→秋田 - ルートラボ - LatLongLab

国道7号線キャノボ秋田→青森 - ルートラボ - LatLongLab

 

 

本番編はこちらから↓

http://rikkei2.hatenadiary.jp/entry/2018/10/14/180631